大原麗子といえば、私にとっての“いい女”の代名詞である。
それは20代の頃から今日まで、一貫して変わることのない揺るぎない“価値観”であると言っていい。
訃報が流れてから、サントリーのCMが話題になることが多い。
故・市川崑が手がけた「すこし愛して、なが~く愛して」のあれである。
確かに、大原麗子の“可愛さ”は、あの画像に凝縮されている。
あのCMを見てレッドやオールドを買いに走らなかった同世代の男を、私は信用しないことにしている。
だが、彼女の本当の可愛さは、実は“悪女”のもつ可愛さなのである。
デビュー前、彼女が加賀まりこらと共に“六本木野獣会”に集っていたことはよく知られている。
可愛いだけの女が、六本木族の顔を張れるわけがない。
*
そう思いつつ、彼女の“代表作”なるものを探してみたのだが、なかなか見つからない。
『寅さん』のマドンナなら、やっぱり可愛いだけである。
『居酒屋兆治』なら、哀しいだけである。
『雑居時代』は、あくまでも善意のドラマである。
もしかしたら、東映の端役時代にこそ、その片鱗を垣間見ることができるのかもしれない。
*
悪女の凄みをかすかに閃かせながら、甘え、拗ね、だが決して男の腕にすがることなく、凛として立っている女。
確か、浅丘ルリ子と原田芳雄と絡んだテレビドラマの中で、そんな役を演じたことがあるのだけれど、タイトルを思い出すことができない。
また、その記憶を掘り起こそうとも思わない。
私が死ぬ間際、誰かに「一番いい女は誰だった?」と訊かれたら、「大原麗子」と答えるのみである。
ちなみに、私はラーと出会ったときの初印象を、「若い頃の日焼けし過ぎた大原麗子」と書いているのだから、これは最大限の賛辞なのであって、人生最後のセリフに決して文句を言われる筋合いはない。
☆応援クリックを、よろしく。
それは20代の頃から今日まで、一貫して変わることのない揺るぎない“価値観”であると言っていい。
訃報が流れてから、サントリーのCMが話題になることが多い。
故・市川崑が手がけた「すこし愛して、なが~く愛して」のあれである。
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確かに、大原麗子の“可愛さ”は、あの画像に凝縮されている。
あのCMを見てレッドやオールドを買いに走らなかった同世代の男を、私は信用しないことにしている。
だが、彼女の本当の可愛さは、実は“悪女”のもつ可愛さなのである。
デビュー前、彼女が加賀まりこらと共に“六本木野獣会”に集っていたことはよく知られている。
可愛いだけの女が、六本木族の顔を張れるわけがない。
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そう思いつつ、彼女の“代表作”なるものを探してみたのだが、なかなか見つからない。
『寅さん』のマドンナなら、やっぱり可愛いだけである。
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『居酒屋兆治』なら、哀しいだけである。
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『雑居時代』は、あくまでも善意のドラマである。
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もしかしたら、東映の端役時代にこそ、その片鱗を垣間見ることができるのかもしれない。
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悪女の凄みをかすかに閃かせながら、甘え、拗ね、だが決して男の腕にすがることなく、凛として立っている女。
確か、浅丘ルリ子と原田芳雄と絡んだテレビドラマの中で、そんな役を演じたことがあるのだけれど、タイトルを思い出すことができない。
また、その記憶を掘り起こそうとも思わない。
私が死ぬ間際、誰かに「一番いい女は誰だった?」と訊かれたら、「大原麗子」と答えるのみである。
ちなみに、私はラーと出会ったときの初印象を、「若い頃の日焼けし過ぎた大原麗子」と書いているのだから、これは最大限の賛辞なのであって、人生最後のセリフに決して文句を言われる筋合いはない。
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死ぬ間際に「一番いい女は誰だった?」と訊かれた際に、
迷うことなく「大原麗子」と即答する男が、
今現在、「日焼けした若き日の大原麗子」と幸せな日々を送っている という
おのろけ発言なのでしょうね。
うん、間違ってない!
入院騒ぎのさなか、コメントをいただきありがとうございました。
おかげさまで、なんとか無事に退院することができました。
ラーはやけに元気で、今日もナマズを売ると張り切っていましたが、強気に出過ぎて結局10キロほど酸欠死させてしまいました。
いやはや。
*
《猫が欲しいさん》
い、いや、そのような意図はまったくなかったのですが・・・。
そう読まれても仕方がないような節もあり・・・うーむ。
まだまだ修業が足りませぬ。