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【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【Judyの“けたぐり”】

2005年06月16日 | 狂龍 in New York
 傷心のまま、格好よくニューヨークを去ろうと思っていた。  ところが、またまたJudyに“けたぐり”を喰らってしまった。  余ったRolling Rockビールを気のいいフロントスタッフに手渡しにいったら、なんと彼女からのメッセージが届いていたのである。  しかも、時計の針が回った深夜。    「連絡しないでごめんなさい。でも、こんなに早くニューヨークを離れるなんて知らなかった」  おい、 . . . 本文を読む
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【旅立ちの朝に】

2005年06月13日 | 狂龍 in New York
 心が淀むと、体が動かない。  浅い眠りのあとにシャワーを浴びていると、コックをひねり間違え背中に熱湯を浴びてしまった。  先週金曜日の電話で「すぐに連絡するね」と言いながら、いまだJudyからは何の音沙汰もない。  彼女が居候しているSuzanのアパートに電話しても、この1週間戻ってこないという。    Suzanの息子は、しきりに「日本の住所と電話番号を書いた手紙を寄越せ」と言ってくれるが、 . . . 本文を読む
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【at Ground Zero】

2005年06月13日 | 狂龍 in New York
 長い旅の終わりに、グラウンド・ゼロを訪ねた。  あの「9・11」で倒壊したワールド・トレードセンターの跡地である。  金網で囲われたコンクリートの廃墟は、新たなる建設のための基礎工事を終えたかの如きたたずまいだ。  時は、過酷である。  この場所で、あの驚天動地が起きたことが、にわかには信じ難い。  黙祷を捧げるものの、祈りは乾ききった心の奥底までは届かない。  パキスタン、アフガニ . . . 本文を読む
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【Cinderella Man】

2005年06月12日 | 狂龍 in New York
 つい先日、暴行容疑で逮捕されたラッセル・クロウの新作映画『Cinderella Man』(ロン・ハワード監督)を観た。    1930年代の大恐慌の折り、貧苦に苦しむ大衆のヒーローとなった実在のヘビー級ボクサー、ジム・ブラドックの闘いと家族愛を描いた話題作である。  シルベスター・スタローンの出世作『ロッキー』も、おそらくこの実話に触発されたに違いない。    若くして頭角を現した人気ボクサー . . . 本文を読む
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【苦界、再び】

2005年06月11日 | 狂龍 in New York
 日本に送る荷物のパッキングが、やっと終わった。  何も考えず、とにかく目についたものをどんどんバッグに放り込む。  そうしないと、思い出が手の動きを止めてしまうのである。  シャワーを浴びて、Rolling Rockビールで喉をうるおす。    中国のキュートなポップス・トリオ『安可(ENCORE)』のハイセンスなCDを聴きつつ、キャメルを吹かしながらJudyの困難な闘いに思いを馳せていると、 . . . 本文を読む
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【vs Tsunami Damage】

2005年06月10日 | 狂龍 in New York
 6月10日、金曜日。  早朝から、激しい雷雨が街を洗っている。    昨夜は、梅雨のような蒸し暑さだった。  日本も、すでに梅雨の真っ盛りだろうか?  ハドソン河対岸の高層ビルが雨に霞み、俺の心も重い雨雲に覆われている。  一昨日夜の「ブラジリアン柔術」練習は、思いもかけずハードなものだった。  準備運動としてのランニング、サイドステップ、回転受け身、エビぞり・・・。  それだけで、ヘビース . . . 本文を読む
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【退路断ちてのちの茫漠】

2005年06月09日 | 狂龍 in New York
 来週月曜日、13日の成田行きチケットを確保した。  自ら退路を断たねば、次なるターゲットには挑めない。  Judyは、安穏な暮らしよりも“正義のための闘い”を選んだ。  「Hei,My fair Lady! What is your end goal of life?」 「Justice!」  俺の質問に対し、決然と答えを返したJudyの潔さに胸が詰まる。  心の中に . . . 本文を読む
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【短気な男は美しい】

2005年06月08日 | 狂龍 in New York
 2ブロック先のデリショップで求めた焼きたて葡萄パンをかじりながら、木漏れ陽揺れるリバーサイドパークのベンチで『am NEW YORKER』を読むのが朝の日課になった。  今日は、オスカー受賞俳優のラッセル・クロウがニューヨークポリスに逮捕された記事が紙面を飾っている。  新作『シンデレラ・マン』のプロモーションでSOHOのホテルに泊まったクロウが、なかなかつながらない国際電話に苛立ち、電話を . . . 本文を読む
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【Moonstruck 怪しき月に惑わされ】

2005年06月07日 | 狂龍 in New York
 火傷しそうな熱いシャワーを浴びたあと、思い切りコックをひねり今度は一転して震え上がりそうな冷水に身を晒す。  机の前に座る時間が長くなって、脂肪は確実に厚みを増している。  熱湯で汗腺を開き、冷水で汗腺を閉じる。  その繰り返しでサウナ効果を狙っているのだが、なに、年齢による肉体の衰えはさほど柔なものではない。  『am NEW YORK』というJudyが愛読していたフリーペーパー(無料新聞 . . . 本文を読む
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【愛しき俺の遊び道具たちよ!】

2005年06月07日 | 狂龍 in New York
 リバーサイドパークは、文字通りハドソン河の水辺に沿って拓かれた細長い公園である。    俺が暮らすリバーサイドテラス・アパートメントからは、徒歩1分の至近距離。  ミッドタウンで求めたFOSSILの革張りサンダルを突っかけて、気軽にぶらりと訪れることができる。  徒歩10分余りで辿り着くセントラルパークも、コースを選べばアップダウンの多い快適なハイキングコースとなるが、リバーサイドパークは“我 . . . 本文を読む
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【Baby won't you please come home】

2005年06月06日 | 狂龍 in New York
 6月5日(日)、午前9時50分。  シャワーを浴びたあと、遅い朝食をとりながらマイルス・デイビスの『BALLADS(バラード)』を聴いている。    昨日引っ越した419号室の窓からは、リバーサイドパークの木立が見える。  鮮やかな緑のグラデーションを綾なす樹々の隙間で時折きらめくのは、ハドソン河の流れだ。    昨日の夕暮れ、落日を映したハドソン河の残照は劇場では見られない至上のエンターテイン . . . 本文を読む
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【骨を鳴らす人の忠告】

2005年06月04日 | 狂龍 in New York
 怪しい日本語を喋るDr.Robertのカイロプラクティク施療院は、セントラルパークの南側に位置している。  7thアベニューと57thストリートが交わる角のビルの6階。7thアベニューを横切る横断歩道の先には、カーネギーホールの瀟洒なレンガ壁が広がっている。  いつものようにどんぐり眼の穏やかな髭面と握手を交わし、昨夜Judyからヴォイスメールが届いたことを告げると、釣りのポーズをしながら、こ . . . 本文を読む
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【望郷“玉龍雪山” 】

2005年06月03日 | 狂龍 in New York
 昨夜、カイロプラクティクの治療を終えてブロードウェイ通りを散策しながら、何気なく携帯電話に手をやった。  ん?ヴォイスメールの表示。  7thアヴェニューの「Degital World」で働くパキスタン人Andlewが特価でプレゼントしてくれた最新型国際携帯電話の使い方を、俺はまったく理解していない。    慌ててコールバックすると、 「Hi!Kiyoshi!」    待ち詫びたJudyの声 . . . 本文を読む
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【肉体は正直だ】

2005年05月30日 | 狂龍 in New York
 早朝、シャワーを浴びたあと鏡に向かっていると、腹筋の上にうっすらと脂肪が乗っていることに気づいた。  つまんでみると、久々に中年の悲哀が蘇ってくる。  少なくとも、2週間前の俺の体には一切の脂肪がついていなかった。  さらに遡れば、4月中旬、ニューヨークに入ってすぐの俺の体は、剃刀のように鋭かった。    しらみつぶしに覗いて回ったブロードウェイ通りや7番、8番アベニューなどの土産物店やデジタ . . . 本文を読む
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【平凡なる日曜日】

2005年05月30日 | 狂龍 in New York
 窓の外には、抜けるような青空が広がっている。    明日30日(月)が戦没者記念日で、今週末は3連休のロングバケーションだ。  オフィス街は眠りに入り、ブロードウェイを中心にしたミッドタウンは、世界中からやってきたマナーのかけらも知らぬ“おのぼりさん”で溢れかえっている。  怪しいChinese NewYorkerの俺は閑静なリバーサイドのアパートメントの一室にたれ込め、記録的な大ヒットミュー . . . 本文を読む
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