【タイ山岳民族の村に暮らす】

チェンマイ南西200キロ。オムコイの地でカレン族の嫁と綴る“泣き笑い異文化体験記”

【14時間の移動ののちに】

2006年02月23日 | やれやれ,ニッポン
 22日の朝8時半、約束通り迎えのクルマがやってきた。  ハーレムではタクシーが拾えないので、家主のトミー富田に頼んでハイヤーを雇ったのである。  といっても、チップや高速代込みで50ドルなので、タクシーよりも安い。  豪華なリンカーンに、Judyとふたり悠々と乗り込む。  と言いたいところだが、彼女の体内時計は相変わらずで、8時半になってもシャワー室から出てこない。  部屋には、彼女の . . . 本文を読む
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【ジャッキーチェンの英会話】

2006年02月21日 | ニューヨーク冬物語
 毎日2クラス(計3時間)、3週間に及ぶ計36クラスの英語特訓が終わった。    先週土曜日には、ニューヨークでの生活と米国人とのコミュニケーションに関する特別セミナーを受講し、一日8時間英語だけを聴き話すという貴重な体験を味わうこともできた。  英会話に関していえば、現時点ではその成果には「?」マークがつく。  正直にいえば、老化した頭が情報量を消化しきれず、硬化した口舌の筋肉が日本語にはな . . . 本文を読む
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【二つの時を味わうように】

2006年02月19日 | ニューヨーク冬物語
 15日(水)の午後11時過ぎに、アパートの呼び鈴がなった。  通話機のボタンを押すと、「It’s Judy!」と助けを求めるような、それでいてホッとしたような大声が響く。  階段を駆け降りると、案の定大荷物を抱えたJudyが息を弾ませている。  ハグを交わすと、頬が氷のように冷たい。  ニューヨークでは室内が異様に暖かく、外の冷え込みをなかなか実感することができない。 「ハイ、Kiyosh . . . 本文を読む
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【大雪のちバレンタインデー】

2006年02月14日 | ニューヨーク冬物語
 土曜日の昼から雪が降り出し、日曜日の午後にかけて記録的な大雪になった。  土曜日の夜はカーネギーホールにモーツアルトの交響曲とピアノコンチェルト(ダニエル バレンボイム指揮)を聴きにいったのだが、その感想を伝えるべくJudyに電話をかけながら階段を降りると、窓の外に横殴りの雪が見えた。  ホールを出ると、雪が足元から吹き上げるように舞っている。  “ブリザード”という表現がぴったりの豪快な雪 . . . 本文を読む
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【瓦礫の山から】

2006年02月07日 | ニューヨーク冬物語
 相変わらず、英会話レッスンに苦しんでいる。  昨日曜日は、6日間の特訓を終えて初めて迎えた休日だったのだが、なんだかぐったりしてなかなかベッドを離れることができなかった。  簡単な日常会話を繰り返し聴き、口真似をし、書き取って、それを矯正してもらう。    ただそれだけのことなのだが、発音やイントネーションを徹底的に直されるため、これまで限られた語彙をかき集めて必死に固めてきたつもりのブロー . . . 本文を読む
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【英語ノイローゼ】

2006年02月04日 | ニューヨーク冬物語
 英会話レッスンに通い始めて、1週間が過ぎた。  毎日2クラス、合計3時間に及ぶレッスンは思いのほかハードである。  前回ふれたように、俺がいま取り組んでいるメソッドは、まず徹底的に聴くことから始まる。  授業の前に会話が吹き込まれたCDを徹底的に聴き込み、次にこれを徹底的に真似する。  最後に、これを書き取ってレッスンで米人教師にチェックしてもらう。  つまり、予習に授業と同じくらいの . . . 本文を読む
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