名人戦第4局感想

＜本日の一言＞
明日は永代塾囲碁サロンにてチャリティーイベントを行います。
参加棋士は金秀俊九段、首藤瞬七段、星合志保二段、私の4名です。
詳細はこちらをご覧ください。
皆様のお越しをお待ちしております。
＜/本日の一言＞

皆様こんばんは。
9日、11日と変な休み方をしてしまいました。
囲碁界関係者は、こんな時一間飛びなどと言ってしまう悪い癖があります。

さて、それでは1日遅れましたが名人戦第4局の感想です。



1図(封じ手)
封じ手は白△でした！
大方の予想通りとは言え、やはり当たると嬉しいものです。
シリーズ中にもう1回は当てたいですね。





2図(実戦)
白1、3には驚きました。
プロの碁でこのような形は初めて見たかもしれません。
見た目には酷い形ですからね。
しかし、白ＡとＢを見合いにしており、結果的には良い形になるということでしょう。
天才の発想であり、これはとても思い付きません。





3図(実戦)
白△の切り！
黒Ａとつなげば白Ｂの逃げ出しが成立するというもので、それなりに知られた手筋ではあります。
それにしても、碁盤全体の景色と相まって派手に感じますね。





4図(実戦)
左辺に取り残された黒が必死に凌ぎを図るのに対し、白も猛攻！
再びスリリングな戦いが繰り広げられましたね。


結果は白の井山名人が勝って3勝1敗となりました。
張栩挑戦者が追い詰められてしまいましたが、必ずしも内容で負けているわけではないのでまだまだ分かりません。
第5局は10月15日、16日に行われます。
強行日程ですが、良い碁を期待しましょう！