白石勇一の囲碁日記

囲碁棋士白石勇一です。
ブログ移転しました→https://note.com/shiraishi_igo

永代塾囲碁サロンのブログ

2021年01月24日 23時59分59秒 | 永代塾囲碁サロン

<本日の疑惑>
最近、目と鼻の調子が・・・。
ついにヤツらの襲来でしょうか。



皆様こんばんは。
最近、永代塾囲碁サロンのブログの更新が再開しました!
そちらは永代が書いているのですが、こちらでも紹介したりツッコミを入れていきたいと思います(笑)。

今回は1月21日の内容について考えてみます。
初回ぐらいは真面目な内容で・・・。

かつて、囲碁を覚えた子供がプロになるまでには様々な道筋がありました。
代表的なものを示せば、
1、遊びの延長でいつの間にか強くなり、プロを目指すパターン。
2、幼少期からプロへのレールが敷かれているパターン。
3、一度プロへの道を諦めたり、遅くに囲碁を覚えてからプロを目指すパターン。
いわゆるヒカルの碁世代などは1のパターンが多いですね。
井山棋聖は1と2の混合型でしょうか。
私は3のパターンです。

昔は、才能さえあればどのようなルートでも、本人の努力次第でチャンスがあったと思います。
ただ、現在は入段試験制度や世の中の変化により、かなりシビアになりました。
新入段者のレベルが上がっているということは、プロになることやその後の活躍のハードルが上がっているということに他なりません。
その結果、可能な限り早く囲碁を覚え、可能な限り早くプロ修行を始めることが求められるようになりました。
世知辛くなったものだと思いますが、これも時代の流れでしょうか。

さて、それでは我が子にプロになって欲しい親としてはどうするべきでしょうか?
これは非常に難しい問題だと思います。
プロになれる可能性、プロとして活躍できる可能性だけ考えれば、とにかく強くすることだけ考えれば良いのです。
ただ、本人がどれだけ頑張っても、必ずしも結果が出るとは限りません。
結果が出たとして、それが本当に幸せと感じられるかどうかも分かりません。
人生で一番楽しいかもしれない幼少期の大部分を、囲碁に費やすことがベストかどうか?
強くするために必要だとして、どこまで厳しくするべきか?
親としては悩みが深いでしょうね。
自身がプロを目指した経験があればなおさらだと思います。
昔なら、本人に確固たる意志が芽生えるまで待つ時間があったのですが。

私から見れば、永代家の長男は甥っ子みたいな存在です。
ですから、無邪気に楽しく過ごして欲しいという気持ちもあります。
一方で、囲碁の才能を生かして欲しい気持ちもあります。
難しいところですが、どのように成長するか見守っていきたいと思います。
次に自分が打つときはどうするか・・・。
それも考え中です。
本気を出したら、親である永代より厳しく打ってしまうかもしれません



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