<本日の一言>
今年は仲邑菫(9歳)、福岡航太朗(12歳)、上野梨沙(12歳)という非常に若い子達が入段を決めました。
皆素晴らしい才能で、今後の活躍が楽しみですね。
</本日の一言>
皆様こんばんは。
本日は昨日の対局を振り返ります。
十段戦予選、相手は謝依旻六段です。
1図(実戦)
私の白番です。
黒1から3という流れには未だに慣れません。
他の棋士の対局で見慣れているはずですが、自分の対局では想定図に入ってこないのです。
つまり私の感性に合わない打ち方ということで、今後も自分で打つことはないでしょう。
三々入りに対しては色々な打ち方がありますが、迷ったらこのように対応することが多いです。
あえて難しい打ち方をせずとも、自然に打っていればそうそう悪くなるものではありません。
2図(実戦)
黒1に対して、白A、B、Cなどとつなぐのは自分だけが頭を下げる手なので、プロは絶対に打てません。
そこで受けずに白2と打ちましたが、これはちょっと不自然な手でした。
上辺が白の大きな財産であり、そこに黒3と入ってくることは当然予想できるのですが、白2の石はその戦いに参加するには遠すぎるのです。
3図(参考図)
どう見ても白1と打つ一手で、黒の上辺への侵入を牽制するべきでした。
黒2~8といった手が気になりますが、上下の隅の黒は既に生きているので、白×は捨てても良いのです。
白9と中央を制して、夢のある進行です。
4図(実戦)
実戦は早くも普通に打っていては勝てそうにない形勢になってしまったので、上辺黒に猛攻を仕掛けていきました。
右上白の死活が怪しい上に、中央は黒Aからの出切りを狙われていて、見るからに無理そうではあります。
ただ、簡単に潰れることもないという読みだけを頼りに、必死に頑張りました。
5図(実戦)
その後は逆転に成功しましたが、甘い打ち方をして再逆転されるなど、形勢が揺れ動きました。
図は大振り替わりが起こった場面で、お互いに×の石を抜く派手な分かれになりました。
少し盛り返して、さあこれからもう一勝負と思っていたのですが・・・。
直後にとんでもない方向音痴が出て、あっという間にダメになってしまいました。
棋譜クリニック院長も、まだまだ修行が足りませんね・・・。
2月14日、謝六段がくれたのは●でした。
今年は仲邑菫(9歳)、福岡航太朗(12歳)、上野梨沙(12歳)という非常に若い子達が入段を決めました。
皆素晴らしい才能で、今後の活躍が楽しみですね。
</本日の一言>
皆様こんばんは。
本日は昨日の対局を振り返ります。
十段戦予選、相手は謝依旻六段です。
1図(実戦)
私の白番です。
黒1から3という流れには未だに慣れません。
他の棋士の対局で見慣れているはずですが、自分の対局では想定図に入ってこないのです。
つまり私の感性に合わない打ち方ということで、今後も自分で打つことはないでしょう。
三々入りに対しては色々な打ち方がありますが、迷ったらこのように対応することが多いです。
あえて難しい打ち方をせずとも、自然に打っていればそうそう悪くなるものではありません。
2図(実戦)
黒1に対して、白A、B、Cなどとつなぐのは自分だけが頭を下げる手なので、プロは絶対に打てません。
そこで受けずに白2と打ちましたが、これはちょっと不自然な手でした。
上辺が白の大きな財産であり、そこに黒3と入ってくることは当然予想できるのですが、白2の石はその戦いに参加するには遠すぎるのです。
3図(参考図)
どう見ても白1と打つ一手で、黒の上辺への侵入を牽制するべきでした。
黒2~8といった手が気になりますが、上下の隅の黒は既に生きているので、白×は捨てても良いのです。
白9と中央を制して、夢のある進行です。
4図(実戦)
実戦は早くも普通に打っていては勝てそうにない形勢になってしまったので、上辺黒に猛攻を仕掛けていきました。
右上白の死活が怪しい上に、中央は黒Aからの出切りを狙われていて、見るからに無理そうではあります。
ただ、簡単に潰れることもないという読みだけを頼りに、必死に頑張りました。
5図(実戦)
その後は逆転に成功しましたが、甘い打ち方をして再逆転されるなど、形勢が揺れ動きました。
図は大振り替わりが起こった場面で、お互いに×の石を抜く派手な分かれになりました。
少し盛り返して、さあこれからもう一勝負と思っていたのですが・・・。
直後にとんでもない方向音痴が出て、あっという間にダメになってしまいました。
棋譜クリニック院長も、まだまだ修行が足りませんね・・・。
2月14日、謝六段がくれたのは●でした。