最近この本を読んだが、この本は中坊公平氏、米長邦雄氏、三浦雄一郎氏の講演とそれを受けて大越俊夫氏がインタビューしたものへの答えをまとめたものである。
3人三様にこれまでの自分の生き方を熱く語りかけてくれている。
また、質問に対する答えも熱い。
どのように熱いかは読んでいただくしかないが、最近「根性」とかいう言葉が色あせた気がするが、ここには良い意味での「根性」が読んでとれる。
人生は決して平たんではないが、いつも、積極的に全力で生きる気持ちが強ければ、きっと(?)良い結果が出てくると思う。
そう感じさせてくれる内容だった。
内容に直接は関係ないが、
中坊公平氏の話で「歴史は繰り返す」として、
1868年から始まる明治維新(ゼロからのスタート)が日露戦争(発展)、第一次世界大戦(好景気)、大恐慌(不景気)、第二次世界大戦(不況打開策)と続くが、
1945年から始まる敗戦(ゼロからのスタート)、高度経済成長(発展)、バブル(好景気)、バブル崩壊(不景気)、現在(不況打開中)と重なるとしたら、77年周期ということになり、
2022年(今年)はゼロからのスタートに当たることになる。
良くないことがないことを祈るしかない。
中坊氏の処方箋は、「ものまね」(欧米追従)をやめ、「エゴ充満社会」からの脱却のように感じました。
とにかく、時間があれば、図書館ででも借りて一度読んでみてください。