NHKで少し前から放送しているこの『逆転人生』という番組(【司会】山里亮太,杉浦友紀)は
いつもは、素晴らしい商品を開発したような人が登場するが、昨日は違っていた。
昨日の主人公である羽林由鶴(はねばやし ゆづ)さんは、体重103kgもあったいわゆるデブい人。
小さい頃から、家族にまであきらめられ、友達からはからかわれ、人生が嫌になっていた時に、肺塞栓という病気で緊急入院。
一命はとりとめたものの、どうしていいのか悲しみのどん底にいた。
そこへ、由鶴さんの父がお見舞いに来てくれ、いつもデブとからかわれて良くない気持ちでいた父から
「これからの人生はおまけみたいなもの。自由に生きればいい」みたいなことを言ってくれたのをきっかけに、
自分の中の好きな個所(例えば爪の先)や好きな所を再発見し、髪型もおしゃれになり、次第次第に前向きになっていく。
そして、いろいろな男性から交際をもちかけられるようになり、今のご主人に「由鶴さんの脳(前向きな考え方、性格)が好き」と言われて結婚し、子供をもうけて幸せに暮らしている。
今では、太った人などから人生相談を持ち込まれ、カウンセラーとして生計を立てられるまでになられたようだ。
カウンセラーとしての言葉には、今までの長い経験からマイナスをプラスに転じる魔法の言葉を聞けるようだ。
この話を聞いて、私たちは何を学ぶべきだろうか?
人は誰でも何かの「コンプレックス」をかかえている。
見た目は一番大きなことかもしれないが、病気や経済的なことや諸々。
そして、そのコンプレックスから自信を失いかけている。
でも、どう生きても自分の人生は1回限りと悟ったときに、
それなら、明るく、楽しく生きようぜ!となるはず。
偉そうなことを言ってすみません。
自動的にそうなれるものではありません。
たぶん、その方向に歩みだすには、少しの勇気がいると思います。
なぜなら、「どうせ」とか言って逃げ込むことができないからです。
でも、その勇気をもって前進さえすれば、そこにはきっと今までと違った未来が開けていると思います。
由鶴さんのように。
由鶴さんの大きな丸い笑顔がとても印象的でした。
(この番組きっと再放送されると思いますので見てください)