昨日紹介した本のタイトルは「やってのける」ということで、本当は、有名な心理学者が学問的裏付けで「成し遂げるための科学」を書いたものです。
書いてある内容自体には、それほど新鮮ということはないですが、基本を押さえるのには素晴らしい本だと思います。
その中で、特に私が書き留めておきたいことは、次の内容です。
①難しいことをするときは、小さなステップを意識する。
難しい目標を達成するには、長期戦になることが予想されます。そうした時に、目先のことで壁にぶつかってそこでおしまいというわけにはいきません。
それをいかにして、乗り越えていくかが問題です。
そこで、役に立つのが、「具体的な小さな目標」です。たとえば、「毎日、何時から何時まで英会話を〇〇という教材で勉強する」というようなものです。
こうして、条件的な目標にしてしまうと、人間として、何回か続けるうちに習慣化されるようです。
②誘惑に負けそうなときは、なぜこの目標をしているのかを意識する。
これは、たとえば、ダイエット中にミルクシェイクを飲みたくなったら、それを我慢することで得られる健康や魅力的な身体を意識するというものです。
③誘惑に負けそうなときには、失うものを意識する。
これは、フライドポテトや喫煙で健康を失うということを意識するような場合です。
④スピードが必要な時には、得られるものを意識する。
しかし、短期決戦の時には、細部にこだわらずに得られるものだけを意識すると良いようです。
というようなことが書かれていました。
また、人によって、「獲得型の人」(得ることを重視するタイプ)と「防御型の人」(損しないことを重視するタイプ)がいるので、適性があるらしいです。
また、似たような概念に「証明型の人」(自分の能力を証明することに重点を置くタイプ)と「習得型の人」(能力を伸ばすことに重点を置くタイプ)もあるらしいです。
以上、興味があれば、本を購入して読んでみて下さい。