あーあ。日本中がためいきを漏らしたことだろう。
誰もが、もっと、日本は強い、1試合くらいは勝ってくれるものと信じていただろう。
私も、ギリシャには勝てるだろうと期待していた。しかし、現実は引き分け。
私は、全ての試合を全て見たわけではないが、他の強豪国や対戦国と比較して、日本に何が足りなかったのかを考えてみたい。
①個人の気迫
今日の、NHKニュースで前日本監督の岡田氏も言っていたが、「死にものぐるいでやる」ような気迫が感じられなかった。
②個人としての空間支配領域と突破力
コートジボアールの選手と比較するとよくわかるが、ドリブルで攻める力が弱く、個人としての空間支配が足りないので、すぐにパスを出すしかないが、そのパスをカットされることが多かった。今までは、もっと、確実にパスが出来ていたはず。
そして、中盤からゴールへの突破力が決定的に欠如していたのではないか。それは、ドリブルでもあるが、サイドからの短いヘディングでもあるし、ミドルシュートでもある。切り込んでいく力が世界レベルにないことがよくわかった。
③体力
ブラジルという暑い気候のせいもあるだろうが、動きが鈍く感じられた。特に、コートジボワール戦。
④傑出した選手
日本の少ない得点をゴールとアスシトで支えた本田はそれなりに光っていたが、ワールドカップの舞台では、もう一つ傑出した感じがなかった。
ドログバやハメス・ロドリゲスのような選手は出場するだけで他の選手までが、生き生きと動き出すからおそろしい。
⑤リラックスと団結力
勝たなければ行けないというプレッシャーに押しつぶされたかのように、動きが悪かったと思う。「負けてもいい、自分たちのプレーをのびのびやろうぜ」と中心選手が、まとめてあげられれば良かったのでは?キャプテンを交替させるようでは、いけない。
⑥ゴールへの執念というかゴールへの集中力
①とも関連するが、少ないチャンスを活かすしか日本に勝つ道はない。それなのに、「惜しいシュート」はたくさんあるが、ゴールしたのはたったの2本のみ。PKもなかった。
「ここぞ」というチャンスを確実に点にする力(集中力)が足りなかった。
ここまで、足りなかったことを感じたままに書いてきた。
しかし、私は、ここまで来た選手たちを本当はもっとほめてあげなければならないと思う。
WCに出ることだけで、すごいことなのだ。
大会前に優勝候補だった、スペインやイタリアも1次リーグで敗退した。
そう考えると、負けたことは仕方ない。
ただ、実力を出し切れていないとすれば、それこそが残念である。
地球の反対側での短期決戦に体調を整え、勝利すること。
これは、とても難しいことなのである。(私は、ブラジルへ行ったことがあるが、ロスで乗り換えて片道24時間ほど飛行機をのり、夏と冬が反対、時差12時間の国なのである)
次回、4年後のロシア大会までに、こうした課題を突破して、次こそはため息が歓声に変わることを信じる者である。
頑張れ、NIPPON!!!
PS.
私のこのつたないブログにアクセスカウンターをつけたのは、昨年12月14日。
本日、1万回を突破しました。
これは、1日平均50アクセス以上ということであり、我ながら驚いています。
感謝。感謝。(シエ シエ)
今後もよろしく。