vs徳島ヴォルティス

2011-09-27 | J2
29節/札幌 0-0 徳島/厚別公園競技場10,215人

休養十分な徳島はCBエリゼウについで三木まで負傷で前節よりCBには橋内の陣容変更。
地獄の3連戦で大詰めの札幌はジオゴ1トップで岡本OMF、SH近藤-古田でDMF河合-純平、ディフェンスラインが上原-櫛引-山下-日高でGK昊乗の4-5-1、岩沼が戦線離脱で東京戦勝利の代償は大きいと痛感。

開始からガツガツこない徳島に、「連戦で燃料切れが早そうな札幌には後半勝負じゃ。」的なつもりなんだろう?コラ徳島―!とか妄想しながら見ていたが、立ち上がりからジオゴで収まり攻勢に出る札幌。
15分には徳島のCKをクリアした球がジオゴに入りゴリッと縦走、纏わり着くDMF斉藤が黄紙と引替えにファウルで止めるしかなかったコントロールを見せた。
エリゼウと三木の常用CBから橋内と乗振の代換CBにはつけ込めるかと思いきや、「アレ?なんか硬いんですけどこの人達?」ってなカンジで巧く対応されてしまい決定機に繋がらない札幌。
そうこうしているうちにDMFとCBに圧殺されはじめジオゴで収まらなくなると流れは徳島に傾き36分には徳島陣営からのFKを蹴ったGK承訓(徳)の球は札幌PAライン際に着弾、山下と競ったFW佐藤(徳)が巧く落としてそこに走りこんできていたFW津田が浚って決定的なシュートするが櫛引が体ごと突っ込むスライディングで徳島のビッグチャンスを間一髪ブロック、そのまま徳島ペースを巧く切れないまま前半終了。

後半、札幌が流れを少し戻して攻撃も見られるが、なんとなく得点に近い攻撃は徳島という流れだった65分、右でLSH柿谷とFW津田との壁パスで柿谷が中央にスルーを送るが合わずに逆サイドの上原(札)まで流れる、コレを上原は上がった柿谷(徳)の後ろのスペースに走った古田へダイレクトで斜めに放り込み古田は少し中に絞りつつ縦走、PAライン際のジオゴにポストして戻りを強振するが徳島DFにブロックされてしまう。
しかしPA左際にコボれ、コレを持った上原がコースブロックの衛藤(徳)と対峙、僅かなフェイントモーションで縦に抜けて放ったシュートは「フォワード上原」を象徴するマグナムショットで枠内に撃ち込んだがGK承訓のブロックに弾かれてしまう。
84分には右で純平から内村への縦パス、内村は縦走から中に絞ってキープで釣ってから逆サイドをPAに突っ込む砂川にパス、そのまま少し外に流れながら撃ったシュートはスライディングブロックで突っ込んでくるCB乗振(徳)の股は抜いたがGK承訓の股は抜けずに、またも阻まれてしまう。
徳島はロスタイムでFW津田→杉本と交代しラスト1プレイで杉本のスピードで右を突破されたが事無きを得ずスコアレスドロー。

個人的に凄く見応えを感じた試合でした。
お互いに主力欠けを抱えながらも持ち前のプランのぶつかり合いといった印象でなかなかの緊張感を感じられた一戦だった。
徳島の交代策は途中投入でFW徳重やMF島田など層の厚さを感じた、終盤に投入された杉本がもっと早い時間帯だったならば杉本のスピードに対して、連戦で疲弊している札幌は巧く対応できただろうかと杞憂してみたり、一人別次元のLSH柿谷(徳)を徳島が巧く活かせてるようには見えなかったのは札幌がそこを巧く分断したからかなのか、それともの押谷(岐阜)のようにレベル差に起因する周りとの噛み合わせがイマイチなのかとか邪推してみたり。(笑)

札幌も宮澤と岩沼が戦線離脱な上に内村と砂川もベンチスタートと総力戦で開幕から上位をキープして来た徳島を迎えたが、札幌にくらべ休養十分な徳島がゴリ押しに来なかったのは意外だったなぁと素人妄想していた一戦でした。
地獄の3連戦を2勝1分の負け無しで乗り切ったのは素晴らしかった、ThanksSapporo!