vs東京V 2nd

2011-11-08 | J2
34節/東京V 2-1 札幌/味の素スタジアム
17′阿部(東)55′巻(東)83′砂川(札)

前節で首位FC東京と引き分けた東京Vは負傷離脱山盛りで、前節よりRSB森→福田、LSBに今季初出場の吉田、高橋に代えてRSHアポジとしてきた4-4-2。
札幌は前節で熊本に勝利した陣容からジオゴを外して近藤1トップのLSH純平でLSBに岩沼復活な4-5-1。

立ち上がりから10分間は共に蹴り合いで探りあう状況から、ゴールまで右30mくらいの位置で日高が菊岡(東)からファウルを取りFK、砂川のFKは低めの早い弾道でファーポストめがけ良い形で入ったがPA内であわせることが出来ない。
その流れからCKを2発喰らわせるがクリアされるもコレを持ち上がり今度は左25mでFK、砂川のキックは枠内に飛ぶがGK柴崎に弾かれてCK、コレを内村が下がりながらもボレーでなんとか合わせるがGK柴崎に阻まれこの時間帯のチャンスを活かせなかった札幌。
リーグ終盤で負傷から面子変更が大きい東京は、立ち上がりから裏狙いの縦パス偏重で持味のショートパス乱舞が見られなかったが、15分に札幌バイタル手前でショートパスで横に廻し穴を探り始め、右からPA左角へサイドチェンジを放り込む、この時にアポジ(東)と競った岩沼(?)が接触で痛んでそのまま倒れてしまうがノーファウルでプレイ続行。
この競った球がPA左で巻(東)に持たれて山下が詰めて蹴り出すがクリアしきれずコボレがアポジに入ってPA中央でフリーだった小林(東)に戻されダイレクトに撃ち込まれ被弾してしまう。
これで札幌の出方待ち仕様となった東京に札幌は河合CBの3バック作戦で両SBを押し上げ打開を図るが一進一退、43分の右スローインから内村がしぶとくキープして縦走する日高に渡し深くエグってから入れたクロスが東京DFに当たってコボレた球を強振した砂川のシュートもGK柴崎にセーブされてしまい前半終了。

後半、東京は序盤で一枚黄紙を喰らっているアポジに代えて河野投入、札幌はビハインドで攻めなきゃいかん状況下にこの投入は効くなぁと妄想していた10分、右からのサイドチェンジが河野に収まる。
対峙する純平を切り返しで交わしてからPA外角付近から斜めに蹴りこんだ低めの早い弾道はGK手前でバウンドして札幌ゴールに向かう弾道、コレに巧く抜けた巻(東)が巧く絡んで追加点が決まってしまう。
札幌は15分近藤→上原、20分日高→岡本、34分岩沼→横野と攻撃的交代策で高さを上げ攻勢を強めるが攻め急ぎの印象が強く有効打に繋がらないパスや放り込みが多かった印象。
38分には蹴り合いでルーズになっていたところを山下が右の純平とパス交換で宮澤に渡し持ち上がって右裏に岡本が抜ける、ダイレクトで撃ち込んだグラウンダークロスは東京DFに貼りつかれる内村の足元に絡んでコボレるが上原が少し離れた位置の砂川に戻すと砂川はコレを強振し追撃弾を撃ち込む。
しかしその後の追撃は実らず時間切れとなり敗戦。

前回対戦時に持味を発揮されまくりながらも勝っちまった札幌は借りを返された格好となったが、それはアントキノベルディではなかった。
ただ、ここ数試合の中で大幅な陣容変更でもプランをある程度体現できるレベルというか層みたいなのには感嘆させられた。
札幌は2失点の状況から一矢は報いた。
最近の傾向でもある序盤の良い時間帯に仕留め切れなかったのが結果的に敗戦に起因してしまったかなとも妄想するが、押さえ込まれっぱなしではなく持味はある程度体現できていると思うので残り試合、悔いなくヤレるように願ってます、ガンバレSapporo!