FC東京

2011-01-31 | J2
FC東京の昨シーズンは
16位/8勝14敗12分36得点41失点
得点リーグ15位、失点リーグ7位(J1)


大熊監督続投で臨むFC東京は4人のレンタル返却+5人の貸し出し+FW赤嶺、GK阿部、DFキムを放出したが、4名のレンタル復帰+GK常澤(水戸)、DF柳楽(福岡)、MFホベルト、上里(札幌)、谷澤(千葉)、FW重松(大分)、ぺドロジュニオール(G大阪)、高松(大分)に新潟にちょっとだけ居たロベルト・セザーと十分な補強に主力流出無しという体制の磐石っぷり。

降格3チームの中で京都や湘南に比べて、FC東京は降格してくるほどの低スコアではないが12位から16位が超激戦だったので、この5チームでFC東京の引き分け数が一番多く勝ちきれなかったのが降格の一因であろう。
最終節まで縺れた降格の可能性、テンパった状況で迎えた最終節は「既に降格が決まって腹が据わってる」京都で、黄紙6枚、赤紙1枚というエゲツない京都の攻めに押し切られて道連れにされ降格したFC東京。
引き分けが多いってのはウチも同様で巧くチームとして機能していない印象を受ける。
シーズン序盤の怪我人によるものや、ましてWC以降長友が移籍したことなどによる構成が変わったギャップによるものではないと見受ける、そもそもそんな極端な崩れ方をするほどの依存度ではなかったであろう。
ウチもそうだがFC東京も殆どの場合マイボールにしてからフィニッシュまで時間がかかる。
その割にはゴール前で崩せるパスワークが秀逸なわけでも秀でたフィニッシャーが居るわけでもないので、相手PAまで持ち込むものの得点に繋がらない場面が多かったように見受ける。
しかも、攻撃の緩急が少なく単調なのでより守られやすかったんじゃないかと妄想する。
失点リーグ7位で降格ってのは考えにくく、やはり得点力不足で勝ちきれず泥試合を量産しちまうってトコロに起因してるんじゃねぇかなぁなどと妄想するわけです、レベルは違えどウチも同様にね。

まぁ面子だけ見りゃ代表経験者も多く尻込みしそうだが、なまじ個力がある分だけJ2に馴染む前に空回りから自滅し、昨年の千葉のような経緯になることもアリなので、まずはお手並み拝見といったところでしょうか。(こういう磐石の戦力なトコロがスタートダッシュに失敗すると「これぞJ2」ってな面白味もあるんだがね。邪笑)

ジェフユナイテッド千葉

2011-01-28 | J2
千葉の昨シーズンは
4位/18勝11敗7分58得点37失点
得点リーグ4位、失点リーグ5位

かたや札幌が
13位/11勝12敗13分37得点38失点
得点リーグ13位、失点リーグ6位 

開幕前予想でも昇格候補で昇格争いにも絡んだ千葉だったがJ2残留。
そんな千葉に昨シーズンはホーム☆1-0/アウェー☆3-0と何故か千葉には勝ち越した札幌だが、順位はその差歴然。
昇格を逃した千葉は江尻氏からドワイト・ローデヴェーヘスへと監督交代。
高額のネットを放出、金澤、谷沢、和田なども去ってしまう、入りはMF藤田(熊本)にMFサンダー・ファン・ゲッセル、FWトル・ホグネ・オーロイという身長204cmのノルウェー人を含む8人。
オーロイやゲッセルは未知数、放出の方が目立ってしまうが残存勢力でも十分にヤレる面子が揃っていると妄想する、まぁ千葉はJ2でも選手が多いクラブだったから多少放出が多くても頭数に困ることは無いうえに出場機会の確立は増えるのだから昨年とは違いモチベーションが上がる選手も出てくるであろう。

昨期は得失点でも昇格圏外なので千葉のJ2残留は頷けるのだが、得点力に関してはシーズン通してスタメンが固定せずチームとしての安定感に欠いたのかと妄想する。
それは終盤のウチもそうだったのだが、ウチのようにベンチ入りにも困るような事情ではなかったろうが、軸がしっかりしないと千葉のように選手層に厚みがあっても上手く勝ちにつなげていけないと妄想する。

しかし札幌は昨期、千葉には完封勝利で文句のつけようが無い結果を出しているので今季もそれを継続できるように願いたい。

ザスパ草津

2011-01-26 | J2
草津の昨シーズンは
12位/14勝16敗6分36得点48失点
得点リーグ14位、失点リーグ15位

かたや札幌が
13位/11勝12敗13分37得点38失点
得点リーグ13位、失点リーグ6位 

勝ち点差2Pと同類項。
得点数でウチが1点勝り失点は10点も少ないが、勝ちきれない試合が多かった札幌より3試合多く勝利しておりウチの上につける順位。

そんな草津に昨シーズンはホーム★0-1/アウェー△1-1と負け越した札幌。
草津は来期も副島監督続投ながら、高田、氏原、廣山、秋葉、尾本、常澤そして元札幌の柴田とJ2では著名ドコロも多く放出。
入りはDF6枚放出で4枚補強の他、鳥栖から万代をレンタルにブラジル人助っ人FWリンコンのといった放出数が勝っている具合。

昨期は開幕から連敗を重ね監督初年度の噛み合わなさを露呈するもリーグ後半に勝負強さを見せ、上位喰いも多数見せた草津。
リーグ中期には好調だったラフィーニャ対策を喰らい失速しかけたが高田とアレックスの2トップがラフィーニャに取って代わりチームに貢献した。

外様にはFWの高田やDMFの廣山なんて良く見えたが放出なんだなぁと違和感を感じるが、内情は知るよしもない。(両名共に26日現在まで未去就)
得失点で草津に勝るのに順位は下と言うのが勝負ドコロに弱くドローが異常に多い札幌の昨期の結果だが、今季は守備から入る副島ザスパのようなチームに対してキッチリ勝ちきれるか注目したいですね。


栃木SC

2011-01-24 | J2
栃木の昨シーズンは
10位/14勝14敗8分46得点42失点
得点リーグ8位、失点リーグ9位

かたや札幌が
13位/11勝12敗13分37得点38失点
得点リーグ13位、失点リーグ6位 
勝ち点差4Pと正直ドングリの背比べ、そんな栃木に昨シーズンはホーム△0-0/アウェー☆1-0と勝ち越した札幌だが順位では下回ったので今期はチャレンジャーな立ち位置。

栃木は松田監督続投。
佐藤悠介が引退、米山篤志は構想外、ついでに岡田佑樹も構想外とベテラン放出で新陳代謝を図る栃木にはCBに水戸の大和田と柏の渡部を補強、FWに外国人も追加し、その他の出入りからも健全な新陳代謝で昨年からの上積みを的確に目指せそうな人事の印象を受ける。

栃木は前線の崔とロボの印象が強い。
特にロボに関してはウチは上手く抑えることが出来たが単騎スキルも高く厄介だった。
その前線をMFの高木や水沼が上手く活かしていたなという印象。

昨年は概ね順調な積み重ねに見える栃木。
かたやスタメンの入れ替え度合いが高い今季の札幌は、上手く昨年からの積み上げをロスしないかですね。
久しぶりの外国人3人体制やDFラインがほぼリニューアルというのが上手くハマるのかというのも鍵でしょうな。
個力で言えば十分勝負になると妄想するので今季も栃木に取りこぼさぬよう願いたいです。

水戸ホーリーホック

2011-01-21 | J2
水戸の昨シーズンは
16位/8勝14敗14分29得点45失点
得点リーグ17位、失点リーグ12位

かたや札幌が
13位/11勝12敗13分37得点38失点
得点リーグ13位、失点リーグ6位 
勝ち点差8Pと正直ドングリの背比べだが昨シーズンはホーム★1-2/アウェー△1-1と負け越した札幌。

来期から木山氏が清水のコーチ就任で水戸の監督降板、コーチ陣も全員降板で来期監督は柱谷哲二氏。
柱谷氏は札幌に監督就任していた経緯があるがその経緯上、彼にアレルギーを持つ札幌古参サポーターは多いであろう、闘将魂で水戸を上げられるか注目したい。

選手往来ではMF大橋が構想外、DFの大和田が栃木に移籍、良く見えた藤川に作田も放出と外様には太い柱の放出にも見える。(上州のゴンも構想外でJFL降格と伸び悩みですなぁ。)
加入は栃木構想外のオシャレ番長岡田君以外は9名の大卒者を連ね、MFのペルー人と韓国人も大学生。
資金的な意味合いが強いのだろうが、多くのベテランの構想外を大量の大卒加入で補い平均年齢が下がったコトが組織的にどう作用するかにも注目したい。

昨シーズンの水戸の印象って相手バイタルエリアまでは、なかなか良い廻しで持ち込めるもののソコから先の精度がイケてねぇカンジ…ってウチも似た症状だったがリーグ後半に吉原が怪我で消え大橋との必殺ラインが無くなり、少ないストロングポイントが一つ消えたのが痛かった印象は一昨年の荒田と高崎という得点源の流出した穴を埋め切れなかった結果でしょうか。

昔を知る選手も少なくなった印象の水戸。
景気低迷やサッカー人気の落ち込みなどクラブ経営というものが薄氷上だったりするところも多い印象でJ2の中でも水戸は経済的に困窮している印象ですが、昨年までとは違ったチームになってくると妄想しています。
個人的に水戸よりは個力は揃ってると思うので今季もこの辺に勝ちきれないようではウチもまだまだアカンなぁと思う次第です。