4節/水戸 1-2 札幌 Ksスタジアム
6′ジオゴ(札)46′ロメロフランク(水)51′砂川(札)
台風が四国直撃で悪天候が予想されたがキックオフ直前で雨は止んだものの白線が薄まっていたKsデンキスタジアム。
水戸は長身の加藤が久しぶりにCBに入り前節CBの尾本がLSBにスライドし前節LSBの保崎がLSHに上がる。
前節後半で試した岡田がRSBで西岡がDMFに一列上がりロメロフランクがOMFに一列上がる玉突きスライドで、鈴木1トップの4-5-1対札幌仕様の水戸。
対する札幌はGK昊乗が練習で痛んで高木先発、岩沼不在でLSB日高RSB純平、CBに櫛引が入って河合がDMF、砂川、近藤がSHで内村がOMFのジオゴ1トップな4-5-1。
キックオフ直後からスリッピーなピッチにも関わらず反応良く球際に厳しく行く両者の主導権争いが展開された立ち上がり。
尾本(水)の右でのスローを西岡(水)が拾って詰める近藤を交わして放り込んだクロスは並列で守る札幌DFの間に着弾、ソコに入り込んでいた鈴木(水)が降り抜いた左脚にはヒットせずに助かる札幌。
そのコボレをロメロフランク(水)が拾って水戸は波状攻撃態勢を取るがコントロールミスで球失、コレを自陣深いトコロから出足鋭く走ってきた河合がスライディングで自球にしてから内村に渡しカウンター発動。
内村は中央やや左にドリブルで持ち上がり左を上がる砂川にパス、コレを見た内村の少し前にポジションしていたジオゴがPAにゆっくりと進む。
加藤(水)と塩谷(水)がニアに縦配置で構えるが、砂川がクロスを放つ瞬間にジオゴから目を離した加藤と塩谷の動向をジオゴは逃さずこの2人の間を斜走で着弾点にジャストタイミングで抜けたジオゴヘッド炸裂で札幌先制、Kスタに怪鳥降臨。
その後も球際に鋭く行く札幌がペースを握り21分には村田(水)が中央からの持ち上がりで左を上がってくる岡田(水)にパス、フェイントで抜こうとしたところを対峙する砂川がサックリ斬り取りパス&ゴー、ジオゴが宮澤とパス交換で逆サイドの高木に振った攻撃など、水戸の攻撃を往なして仕掛ける良い展開を見せた。(パス交換時に宮澤のプレイに不満っぽかったジオゴ。)
地上戦侵攻では分が悪いと判断したか水戸はアーリークロスも絡めだしてきて流れを引き寄せる。
26分には前節鳥栖戦でも得点の起点になった岡田のファー狙いの左アーリーが縦走する保崎に飛ぶ、ニアで並走した純平の頭上僅かに届かない絶妙のクロスを保崎は巧く収めシュートするがGK高木が判断良く詰めてブロックで凌ぎ難を逃れるものの、この辺りから水戸に押し込まれ始める。
それも最終防壁で弾き返すいつもの札幌の堅守っぷりでキッチリ前半も終わるかと思っていたロスタイムのラストプレイ、水戸の放り込みを巧く切れずにいたトコロで鈴木の放り込みをPA左でロメロフランクが受けてエンドラインに縦走、ニアに山下が貼り付くが変則的なタイミングで蹴った球が山下に当たり(股間を抜けただけか?)GK高木の右を抜けて被弾してしまい前半終了。
嫌な時間帯で追いつかれて後半開始、石さんコメントで「ハーフタイムで切り替えていく良い意見が選手から出た。」という立ち上がりの5分。
鈴木のファウルから札幌右でFK、サイドラインをフリーで上がるジオゴに純平が縦パスを通し水戸PAに内村と砂川が並走で走りこむ、ニアの内村狙いで入れたグラウンダーは塩谷にブロックされたが砂川の近くにコボレ、砂川が巧くバランスして放った「狙いと違って恥ずかしい」と後にコメントしたシュートはGKの動きの逆を突き、坊主にして気合を入れてきたGK小野は逆を突かれながら触ったものの決まってしまう砂川のハニカミショットで突き放す札幌。
しかし水戸の走力を使った攻勢はここから加速し、受けに回ってしまう札幌。
28分には西岡の左からの放り込みに着弾点のファーポスト際で鈴木と小池の狙いが重なりプレイが詰まってしまったが、どちらかが強引に行っていたら札幌は危なかった場面や、39分には岡田の放り込みを山下がクリアしそこねた流れから塩谷に25m級の鋭いシュートを打ち込まれるもGK高木が正面で押さえたりと得点に近いプレイが出る水戸。
それでも19分にロメロフランクに出たPA内へのスルーでGK1vs1になった場面にも果敢に交錯し防いだプレイをはじめ、高木の好プレイは43分の加藤の頭弾も横っ飛びキャッチで防ぎロスタイムに突入。
前半同様に「ロスタイム弾」という嫌な言葉が頭を過ぎる92分。
水戸のCK、PA内に6人突入のパワープレイでファーの遠藤がダイレクトで撃ち込んだ弾道は、真下に跳ね返るクロスバー直撃弾、そのコボレを拾って岡田の放り込みから放った島田のラストショットはGK高木が正面で取り消し札幌勝利!
水戸は前節同様に良い攻撃は体現したが勝てなかった。
尾本をSBに入れ攻撃的に利く保崎を一列上げたもののサイドアタックでは尾本の上がりが遅くハンパで保崎が孤立してしまい中央経由に偏重してしまった部分は前節の保崎SB策の方が攻撃に関しては選択肢が広まるのかなと思えた。
札幌は相変らず、ポゼッションされようがシュートスタッツで劣ろうが勝っちまう強さを見せた。
とはいえ、終盤のクロスバー直撃弾なんざ弾道が後1cm下だったらキマっていたわけで相手の劣精度に助けられた感は否めず、今節も「薄氷を踏む思い」的なギリの勝利だったと思う。
足りない部分は山積みに見えた今節、更なる精進で上方修正していかなけりゃマダマダいかんでしょう。
とは言え砂川の奮迅っぷりには特に感嘆することが多かった今節、解説の<策士>前田さんも微妙に名前を間違えながら褒めちぎってくれたがホント心強く頼りがいのある存在です。
ジオゴもフルマーク下での対応が上向き、絶好調だった砂川との連動を生み、近藤や純平との良い場面にも繋がったのかと思うと、これからまだ良くなって行くなという妄想で楽しみです「遅れんなよ若手達。」
次節からは上位陣との直接対決シリーズとなります、そういう日程もより一層楽しく見られる順位に踏み止まってくれた札幌に感謝ですねThanksSapporo!
6′ジオゴ(札)46′ロメロフランク(水)51′砂川(札)
台風が四国直撃で悪天候が予想されたがキックオフ直前で雨は止んだものの白線が薄まっていたKsデンキスタジアム。
水戸は長身の加藤が久しぶりにCBに入り前節CBの尾本がLSBにスライドし前節LSBの保崎がLSHに上がる。
前節後半で試した岡田がRSBで西岡がDMFに一列上がりロメロフランクがOMFに一列上がる玉突きスライドで、鈴木1トップの4-5-1対札幌仕様の水戸。
対する札幌はGK昊乗が練習で痛んで高木先発、岩沼不在でLSB日高RSB純平、CBに櫛引が入って河合がDMF、砂川、近藤がSHで内村がOMFのジオゴ1トップな4-5-1。
キックオフ直後からスリッピーなピッチにも関わらず反応良く球際に厳しく行く両者の主導権争いが展開された立ち上がり。
尾本(水)の右でのスローを西岡(水)が拾って詰める近藤を交わして放り込んだクロスは並列で守る札幌DFの間に着弾、ソコに入り込んでいた鈴木(水)が降り抜いた左脚にはヒットせずに助かる札幌。
そのコボレをロメロフランク(水)が拾って水戸は波状攻撃態勢を取るがコントロールミスで球失、コレを自陣深いトコロから出足鋭く走ってきた河合がスライディングで自球にしてから内村に渡しカウンター発動。
内村は中央やや左にドリブルで持ち上がり左を上がる砂川にパス、コレを見た内村の少し前にポジションしていたジオゴがPAにゆっくりと進む。
加藤(水)と塩谷(水)がニアに縦配置で構えるが、砂川がクロスを放つ瞬間にジオゴから目を離した加藤と塩谷の動向をジオゴは逃さずこの2人の間を斜走で着弾点にジャストタイミングで抜けたジオゴヘッド炸裂で札幌先制、Kスタに怪鳥降臨。
その後も球際に鋭く行く札幌がペースを握り21分には村田(水)が中央からの持ち上がりで左を上がってくる岡田(水)にパス、フェイントで抜こうとしたところを対峙する砂川がサックリ斬り取りパス&ゴー、ジオゴが宮澤とパス交換で逆サイドの高木に振った攻撃など、水戸の攻撃を往なして仕掛ける良い展開を見せた。(パス交換時に宮澤のプレイに不満っぽかったジオゴ。)
地上戦侵攻では分が悪いと判断したか水戸はアーリークロスも絡めだしてきて流れを引き寄せる。
26分には前節鳥栖戦でも得点の起点になった岡田のファー狙いの左アーリーが縦走する保崎に飛ぶ、ニアで並走した純平の頭上僅かに届かない絶妙のクロスを保崎は巧く収めシュートするがGK高木が判断良く詰めてブロックで凌ぎ難を逃れるものの、この辺りから水戸に押し込まれ始める。
それも最終防壁で弾き返すいつもの札幌の堅守っぷりでキッチリ前半も終わるかと思っていたロスタイムのラストプレイ、水戸の放り込みを巧く切れずにいたトコロで鈴木の放り込みをPA左でロメロフランクが受けてエンドラインに縦走、ニアに山下が貼り付くが変則的なタイミングで蹴った球が山下に当たり(股間を抜けただけか?)GK高木の右を抜けて被弾してしまい前半終了。
嫌な時間帯で追いつかれて後半開始、石さんコメントで「ハーフタイムで切り替えていく良い意見が選手から出た。」という立ち上がりの5分。
鈴木のファウルから札幌右でFK、サイドラインをフリーで上がるジオゴに純平が縦パスを通し水戸PAに内村と砂川が並走で走りこむ、ニアの内村狙いで入れたグラウンダーは塩谷にブロックされたが砂川の近くにコボレ、砂川が巧くバランスして放った「狙いと違って恥ずかしい」と後にコメントしたシュートはGKの動きの逆を突き、坊主にして気合を入れてきたGK小野は逆を突かれながら触ったものの決まってしまう砂川のハニカミショットで突き放す札幌。
しかし水戸の走力を使った攻勢はここから加速し、受けに回ってしまう札幌。
28分には西岡の左からの放り込みに着弾点のファーポスト際で鈴木と小池の狙いが重なりプレイが詰まってしまったが、どちらかが強引に行っていたら札幌は危なかった場面や、39分には岡田の放り込みを山下がクリアしそこねた流れから塩谷に25m級の鋭いシュートを打ち込まれるもGK高木が正面で押さえたりと得点に近いプレイが出る水戸。
それでも19分にロメロフランクに出たPA内へのスルーでGK1vs1になった場面にも果敢に交錯し防いだプレイをはじめ、高木の好プレイは43分の加藤の頭弾も横っ飛びキャッチで防ぎロスタイムに突入。
前半同様に「ロスタイム弾」という嫌な言葉が頭を過ぎる92分。
水戸のCK、PA内に6人突入のパワープレイでファーの遠藤がダイレクトで撃ち込んだ弾道は、真下に跳ね返るクロスバー直撃弾、そのコボレを拾って岡田の放り込みから放った島田のラストショットはGK高木が正面で取り消し札幌勝利!
水戸は前節同様に良い攻撃は体現したが勝てなかった。
尾本をSBに入れ攻撃的に利く保崎を一列上げたもののサイドアタックでは尾本の上がりが遅くハンパで保崎が孤立してしまい中央経由に偏重してしまった部分は前節の保崎SB策の方が攻撃に関しては選択肢が広まるのかなと思えた。
札幌は相変らず、ポゼッションされようがシュートスタッツで劣ろうが勝っちまう強さを見せた。
とはいえ、終盤のクロスバー直撃弾なんざ弾道が後1cm下だったらキマっていたわけで相手の劣精度に助けられた感は否めず、今節も「薄氷を踏む思い」的なギリの勝利だったと思う。
足りない部分は山積みに見えた今節、更なる精進で上方修正していかなけりゃマダマダいかんでしょう。
とは言え砂川の奮迅っぷりには特に感嘆することが多かった今節、解説の<策士>前田さんも微妙に名前を間違えながら褒めちぎってくれたがホント心強く頼りがいのある存在です。
ジオゴもフルマーク下での対応が上向き、絶好調だった砂川との連動を生み、近藤や純平との良い場面にも繋がったのかと思うと、これからまだ良くなって行くなという妄想で楽しみです「遅れんなよ若手達。」
次節からは上位陣との直接対決シリーズとなります、そういう日程もより一層楽しく見られる順位に踏み止まってくれた札幌に感謝ですねThanksSapporo!