どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

セシウムの除染?バグフィルターの前に

2012-03-26 18:25:58 | インポート
除染の正しい方法を考えると、土壌からセシウムを引き離し分離するのが正しい。今の除染では、ただ右から左に動かすだけだ。それでは分離する方法はあるのだろうか?
ある。どこかのプラントメーカーが、シュウ酸液に入れてかき混ぜるだけで分離できると言っている。キレートになるようだ。移動式のプラントに出来るようだ。もっと簡単な方法がある。700度前後にその土壌に熱をかけるのだ。セメントプラントを作る知識があれば連続処理できる装置を作るのは、そんなに難しくない。多分誰でも作れるだろう。最終的にその排気は200度以下にして電気収塵をかければ大気中に出るセシウムを大部分取り除けるだろう。
問題は煙突のどこかにセシウムがたまる事だ。これを集めて東電にテロ…なんて考えては行けません。自分に確実に被害をもたらすからです。
分離してきれいに除染すると、確実に高濃度の放射性物質がたまり、その処理が難しくなります。
やはり低濃度の土と焼却灰を混ぜて、プラズマによるガラス個溶化プラントでガラスの粒にして環境に出にくくしてしまうのが良いのかもしれない。
ここから、ガレキからどの程度セシウムが出るのか考えてみたい。
セシウムは沸点641度だが、いまあるセシウムは、大体は酸化セシウムになっているだろう。この酸化物は沸点250度だ。燃焼時にほとんどのセシウムは蒸発し、セシウム原子になる。そうすると600度に下がったあたりで濃縮が起きやすくなっていると考えられる。残りは酸化セシウムに戻り200度あたりで灰やなんらかに吸着しやすくなるだろう。
何を言いたいのかと言えば、焼却炉でガレキを燃やした場合、冷却器等にセシウムがたまる可能性がある。次が焼却炉のバグフィルターの運用が正しく行われていれば、ほとんどがトラップ出来る可能性があるという事だ。ただこれは何とも言えない。各焼却炉の運営状態が本当に日々千差万別だからだ。例えば盛岡のデーターから考えれば個人の庭から出た庭木からのセシウムが多かったとしか思えない。
沸点での数字は、岩手県の各焼却炉からのデーターでも裏付けられる。つまり飛灰に多く残灰にはセシウムが少ない事だ。私はかなりの所がバグフィルターの灰にセシウムが吸着されていると思う。ただやはりその焼却炉の運営状態で左右されるのではないのかという疑問はある。なので電気収塵システムが組み込まれているかどうかが大きい。セシウムは原子半径から少しプラスに触れている元素で、酸化型でもマイナス極に吸い寄せられる可能性があるからだ。
逆に、福島・宮城・岩手にガレキ処理のための最新鋭の焼却炉を作らせるため、国を動かすのがただしいガレキ反対運動ではないのだろうか。
実はガレキ処理のために安定した施設を作りたくても、環境アセスメント等法的なしがらみで作れないのだ。
皆様のその力で、国を動かせれるのではないのかと思います。運動はポジティブに。お願いします。


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