![Dsc_9504 Dsc_9504](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/73/bc/7084e6d899392c8dd017d5bd2795d712.jpg)
え~ズゴック鍋シリーズはこれが最後です。まあいままでタジン鍋でしたが、この豆腐の高さがあってこの鍋だったのですが、さすがにタジン鍋は鍋ではないと言う声もありそうだし、これは鍋ではないといった具材ばっかりでした。なので典型的な鍋で最後を締めくくろうと、よせ鍋にしました。
しかし、なぜいままでよせ鍋を選択しなかったかと言えば、材料のムダが多いのですよ。一人鍋では。現実にいままでのシリーズでもかなりのムダを発生させています。
あと何を入れればいいのかと言う基準がありません。なので敬遠していました。
ほんと、鍋ではないが芋の子汁を仲間で作る事になり、食材のウルサイことウルサイこと。醤油か味噌かだけではない。仙台出身のやつが川原でなければいけないと言い出して、もう紛糾。私が青森県には芋の子汁の風習はない、だから川原だろうがどこだろうがかまわないが、衛生上室内にする、と押し切りました。私は安いから鳥というと仙台のやつが豚を主張し、山形のやつがこそっとやっぱ牛でしょうといい、あ~めんどくさかった。
![Dsc_9495 Dsc_9495](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/6c/1895c993828926bda475f94fc7284388.jpg)
それでは土台の調整です。この太さだと、一本単位でしかまだ売っていません。そろそろ出始めたオデン用の大根です。この3センチのためにです。
![Dsc_9497 Dsc_9497](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/29/1a/7db05dc45eee638b1bbe0d73c7410b97.jpg)
おひとり鍋なので、変わり具材を多く入れます。白菜の葉の芯をとってゆでたものを広げてすのこで固く水を絞り、具材を巻き込みます。下が人参と鶏肉の練った物、上が生湯葉です。
![Dsc_9494 Dsc_9494](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/55/4a8998e7215da45c56fc2b6c942bc2fe.jpg)
外側の葉と内側の葉とを使い分けて、色を変えています。この白菜ですが、多分オレンジクインという高級白菜なのですが、なぜか激安販売されていました。フツーの白菜の1/2です。大変おいしい白菜です。
どうも農家が間違って収穫して出荷したもののようです。今回一番のお買い得です。
![Dsc_9498 Dsc_9498](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/af/69ab3fb125276602cad1c8eed394c25b.jpg)
底に沈んで見えなくなるのですが、鶏胸肉を大きく切り、箸でまんなかに穴をあけてから湯がいたごぼうを突き刺したもの。あの原始人の肉っぽい感じにしてみました。
![Dsc_9499 Dsc_9499](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/72/831748427964a630cec17a722bc344d4.jpg)
椎茸にはジオンのマークを入れます。まあ火が通れば見えなくなるのですが。下にチラっと見えるのが卵と魚の練りものをハートの型に入れてエビと蒸したもの。エビ3本を突き出して、ズゴックの手をイメージしています。寄せ鍋にエビは定番ですが変わり種にしてみました。
![Dsc_9504_2 Dsc_9504_2](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/ec/8f9796557d4f9082e5b7a923e8ca4a47.jpg)
さて完成です。例の里芋と人参の手の間には、ウズラ卵とシラタキが入っています。
![Dsc_9505 Dsc_9505](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/6a/aeb4095b34f9472fa578b94cea9fd1ed.jpg)
椎茸はこんな具合になりました。どうせこうなるとは解っているのですが。表面をうすく切り、丸い白い面を作って、葉っぱでジオンマークを貼った方がいいと思います。原始人の肉はこんな具合。まあまあかな。
![Dsc_9506 Dsc_9506](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/cb/e9c70e072a542ee56a4880115248171a.jpg)
白菜がかかっていた所をはいでみますと、こうしてキズが出来ています。もうこのちょっとの重さだけで加熱するとへこみます。この辺がこの豆腐の問題でしょうか。
湯豆腐風の時に、ガンダムマークを人参で作って手ぬぐいに貼っていましたが、手ぬぐいをはぐとそのガンダムマーク通りに、豆腐がへこんでいるのが印象的でした。
![Dsc_9503 Dsc_9503](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/32/b5/1bd7a0f26602cb54e7ace3f530ff2970.jpg)
さてまとめです。
1)やっぱり目がないとしまらない。とはいえ目を作る材料に限りがあるので、目は汁の下にならない方がいい
2)ズゴック豆腐は鍋用だがそれにしてはとても柔らかいので、具材はシンプルな方がいい。
3)おいしそうな鍋に仕上げるためには、葉っぱとか水面から飛び出たエビのしっぽとかの高さが有効だが、この豆腐の高さがとても高いので、もう豆腐をメインにした方がいい。煮ている最中に具材が豆腐を直撃して大きくへこんだら、おいしく見えない。
4)鍋は一人鍋でも、中の口のサイズが最低18センチは欲しいです。今回の土鍋だと16センチでギリギリでした。大きめの方が具材が豆腐にかかって潰す事も少なくなりますし、具材の彩りも広げられます。ただそうすると今度は一人鍋ではなくなりますし、豆腐の数も必要になります。そうすると結局湯豆腐になる訳で。今度はどうすくうのか、とても難しい問題になります。
5)鍋と言うイメージにこだわらない方がいい。カニ鍋だったらカニがメインの訳で、鳥の水炊きだったら鳥がメインの訳で。やっぱりこの豆腐を使う場合、どうこうしてもズゴック鍋でしかないので、出汁とズゴックさえあればいい!みたいな潔さがいいと感じました。
![Dsc_9500 Dsc_9500](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/62/fb2dcfce73cac9ff4d509efbc5a1665b.jpg)
オマケ
フラワーガンダムプロジェクトに対抗して、エイディブル・フラワーズゴックプロジェクトです。
材料は食用菊と昆布だし、酒、醤油と塩少々です。食用菊をさっと湯がき、冷たい昆布だしの2番出しにさらしておきます。昆布だしと酒と塩を入れ軽く煮立たせてから寒天を入れ2分沸騰させます。少しさましてからゼラチンを入れとかします。今回粉寒天が2g、ゼラチンが5g、出汁が500ccです。
そこに菊を水を絞って入れてよくかき混ぜ分散させます。ここからが大切です。大体45度まで温度が下がったら型に入れてゆきます。こうするとすぐに固まって菊の花びらが浮かび上がってきません。
なおフラワーガンダムプロジェクトは食べられませんが、エイディブル・フラワーズゴックプロジェクトは食べられます。
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