中古で2本高級ズームレンズを買いました。人生の中で一番高いレンズです。とはいえ中古ですから半額近くで購入出来ました。なんで本職がこんな事をしているのかと言えば、世の中アマチュア様の熱意の賜物です。あこがれのレンズを買ったけど使うチャンスが無い事に気がついたり、重くて使いこなせなかったり、あんまりにも憧れすぎて実際使ったらそうでもなかったとか、イロイロあります。そういったものが中古市場に流れてきます。なので中古市場には両極端な物しかありません。使ってなくてきれいな奴か、ボロボロに使い倒された物かこの二つです。次ぎに、超高級品か普及品かどちらかです。
まずこれが基本。そして中古市場は人気投票の場でもあります。なぜかダブついている商品があります。ダブついているのに訳があります。基本的に普及品はダブつきます。高級品などに買い替える時に下取りに出すからです。特にダブルズームセットのカメラ販売以降これが顕著なような気がします。普及品でも悪いわけではないのですが、仕事だと、意図的に使うと言う事になりますので、みんな興味はあるけど手を出しにくい商品の一つです。
さて写真は、どう考えてもマクロに近い最短撮影距離のテストです。なんなくクリアーします。というかこのレンズこの時点で何かがおかしい。良すぎる。
次ぎに明るい高級レンズです。キタムラのネット中古でニコンを検索してみますと、ワイド系の単焦点レンズがいっぱい出ています。しかも1.4とか1.8の高級レンズです。これらは使いこなせなかったレンズ達です。後あこがれが強すぎて使ってみたらフ~ンとなりがちなレンズです。基本的に必殺レンズなのです。ある少ないシチュエーションの時に最大の効果を発揮するレンズで、フツーの時フツーに絞っていればきれいな映りになります。それでいて高いもんだからギャップが激しいものです。それでいて重いもんだしホールディングも現在のデジカメ一眼には少しイマイチです。
ただこれら明るいレンズは絞ると性能がよく出てきますので、このレンズは絞り解放で使わないと!というデマに惑わされてはいけません。ただ無理な設計をする場合があるようで、これらのレンズは元々要注意のレンズです。
今見たらニコンの85ミリF1.8のレンズが出ています。これはガッカリ組でしょうね。思ったより良くなかった、と言う事です。MTFデーターからは、ちょっとカリっとしていながら細かい描写が少しボケるレンズです。ただ周辺までかなり安定している描写だはずです。周辺に少しコマ収差を感じるかもしれませんが、ニコンのホームページでそれが見える作例写真がありますので、それを見て買ったならあなたが悪いとなります。
なおこの85ミリですが、昔っからポートレートレンズと言われていて、逆にそれ以外では使いにくいレンズの代表です。焦点距離は中途半端だしボケがどうのこうのと言ってもそれも中途半端。だから簡単に飽きられるレンズになっています。これは昔っからそう。
所が私だとバスケットの試合とかでは使えるレンズになります。実は使えるレンズなのですが、使いこなしの難しさが一番大きなレンズだと思います。
さて撮影したのはゴーストのテストです。面白くないけどまあいいや。というかかなり少ない。
文句無しの描写です。いいお買い物です。
さてMTFグラフですが、中心部と周辺の解像度を表すグラフです。解りにくいのはサジタル・メサジタル曲線ですがこれは専門解説に任せるとして、この二つの曲線が周辺まで極端に乖離していない物が望ましいものです。そして10本/ミリの曲線はコントラストを表しています。ここが周辺で落ち込んでいるのは周辺故鵜量低下を意味して、更にサジタル・メサジタルが乖離していれば、描写が少し甘くなる傾向にあります。30本/ミリは解像度がどうなっているかと言う事です。10本/ミリと同様な傾向ならかなり素直な描写のレンズと言う事になりますが、実際そんなレンズはなかなか無い。この曲線がグニャグニャしていたりサジタル・メサジタルが乖離していればちょっと要注意です。なお超望遠では完璧なMTFグラフがありますが、ワイド系だと全くありません。切り取る角度の問題です。広い分だけイロイロ無理があると言う事です。
中古かどうかの前に、データーを正しく読む知識が必要です。
なお、写してみないと解らないのも事実です。
実際の中古テストですが、1週間以内にありとあらゆる物を撮影しないと解らない所があります。なので実はスポーツと人物はもう終わらせています。この時点で文句無しなのですが、イジワルな課題を求めて歩き回るのです。
そう、クーリングオフもありますから。
今の所異常なし。
そう言えば高松の池で鯉ヘルペスが発生して、鯉が死んだと言う事です。
実は昔からそう言った問題があったような気がするのですが。今回判明したと言う事で。
人には移りません。安心してください。
正真正銘甲羅干しです。
カルガモの群れです。
なんだろ、この手ぶれ補正機能は。
なんだろ、この描写は。
完璧すぎて嫌になって来た。
凄い彼女を手に入れたけど、昔の女が懐かしく思える。そんな気分だ。
とはいえ真面目すぎてクセはあるようだ。
もはや私はマリッジブルーに入ってしまった。
良すぎる。
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