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どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

夕焼けを撮りに行く

2014-06-25 03:45:22 | 写真の話し
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夏至の頃になりました。林檎の実もふくらみはじめています。




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夏至そのものは6月21日でしたが、ここから2週間が岩手山と北上川の組み合わせの撮影がうまく行く時期です。岩手山に夕日が最も近づくからです。とはいってもお天気勝負、そんなに簡単ではありません。


まず盛岡市が山に囲まれている、というのがくせ者です。山が光を遮って、空を赤く染めてくれないわけです。そして山と言っても奥羽山脈です。分厚いわけです。そこには簡単に雲が発生するので、更に夕焼けの光が空を染めなくなるのです。


次が大気汚染や黄砂、水蒸気です。これらがあると空が夕焼けに染まりやすくなるのですが、関東圏や裏日本のようには赤く染まりません。やっぱり山が影響します。


それらの条件がうまく揃うのはなかなかありません。北の高気圧が張り出して、空気がきれいで湿度が低く、光が硬い日がちょうどいいです。更に夕方に更に光が硬くなるとかなり確率は上がります。




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ということで、気象庁から衛星写真やらアメダスデーターやら黄砂情報やら大気汚染情報まで集めて、どの程度の夕日になるのかを判断します。ただこれらの情報は、以外とアバウトです。


少なくとも近所をウロついてからもう一回実際の現場を検討します。どうも八幡平辺りに雲がありそうです。秋田県から日本海まで全快晴と言うわけでは無さそうです。


なにげに凄い事をいってますが、秋田県から日本海側でほとんど雲のない日が理想です。この期間にそんな日は、滅多に、いや今の所4年にいっぺんとか10年に一回とかいうレベルでありません。もちろんその日にいけるかどうかと言う問題もあります。




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一番の問題は、雲は動いたり消えたりする、と言う事です。ここまである程度の予測をしながら移動していますが、実際の所は現地にいないと解らないわけです。



今回の予想では、八幡平近辺の雲は薄くなるが、どの程度薄くなるのかは全く解らないと言う事です。




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さて、目的の場所にキッチリと時間通りに辿り着いていないといけません。6時50分までには南大橋についていなければいけません。

ただ、この時点で遅刻しそうなのですが、少しン!というニュアンスの夕日です。少し青い夕日です。




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目的地にたどり着きました。お日様の沈んだ当たりを撮影すれば、こんな具合にきれいです。




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部分を切り取れば、きれいです。




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ウーンなのですよ。かなりいい線いっていますがもう少しコクのある夕日を狙いたいものです。


あとデジカメの特性も問題になります。かなり良くなっているとはいえ、夕景になるとフィルムの方がきれいかもしれません。




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東側の雲を見れば、夕日が届いているのが解るわけですが、秋田県北部に雲が少しあるのかな~と言った夕焼けです。低い所の雲が光を遮っているのだろうと思います。




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とは言っても、そこそこの成果はとったと思います。青と赤のコントラストが盛岡らしいです。


狙って行って、全く外す事の方が多い、夕景です。





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この撮影のために、天気に詳しくなったと思うほどに、毎年苦労しています。


毎日は通えないからね。こんな近所でも。


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