どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

2016ガマ合戦25日目

2016-04-10 00:56:20 | ガマ合戦

 

岩手大学のエドヒガンザクラが咲きそうだ。

 

 

 

ヒヨドリが何時ものギャーギャーではなく、綺麗に囀っていた。恋の季節なのだろうか。ウチに毎年巣食うスズメどもは、もうひと月前から騒いでいるのだが。



岩手大学にしては珍しくドバトがいた。この近辺ではキジバトがデフォルトだ。迷い込んできたのだろうか。

なお、都会になればなるほどドバトは黒くなる。盛岡でも駅前にはかなり黒いドバトがいる。だが他のところでは、この鮮やかなブルーグレーの文様の個体が多い。盛岡が自然に近い街だということになる。

はっきり言えば、山なのだ。



ガマ合戦だが、今日は池に42匹、陸に4匹、ビオドープに7匹いた。つがいはない。もうガマ合戦は終わりの時を迎えたということになる。


 

ビオドープでもひとつがい分程度の卵があった。

 

 

今回は気温が高い時期にずれ込んだために、随分とカエルの動きが早い。なので撮影はしにくかった。そして数が減ったせいか、警戒心が強い。ライバルに気をとられているのだろうか、数が多い方が撮影しやすかった。

 

 

ヒキガエルというのも人との関わりで生きついで来たところのある生き物だ。池や沼での繁殖だけだった時代から、人が田を耕すようになって水路ができ用水の池ができ、いつの間にか人に寄り添って暮らす生き物になった。だがそこまで長い付き合いなのに、なぜかその生態はよく知られていない。大雑把には分かっていたのだが、多分なのだが毒を持っていたから誰も調べようと思わなかったのだろう。禁避されて終わったのだろう。逆に四六のガマのように神秘的な薬効があると言われるようになる。しかしそれはオドロオドロしいストーリーで、鏡の箱にガマを入れると己の醜さに動けなくなり、脂汗をたらすのだがそれが万能薬になるというものだった。。

 

 

卵がちぎれて浮いていた。誰がしたのだろうか。人の可能性はある。だが今回初めて見た。人だったら今まででもあったと思うので、ウーパールーパー?かな。でもあいつだって、卵を食うなら一気に食うよな。

なおガマガエルの飼育はかなり困難だ。オタマジャクシからカエルまでは比較的簡単だ。だが1センチ程度の子供が1年で10センチに成長するわけで、餌の量がハンパないようだ。ショウジョウバエを養殖する必要がある。生き餌でないとだめなようだ。ということはショウジョウバエをどの程度養殖しなければいけないのか、なんとなくわかるだろう?

それがわかっているので、これを拾って家で養殖しようかとも思ったのだが、諦めた。

 

 

ヒキガエルは過去にはいっぱいいた。だが誰もが気に留めないうちに、用水路のコンクリート化、ダム建設で用水が豊富に利用できるようになり用水地の埋め立て、いや沼や池はかなり干拓されてなくなった。もともと田んぼの畦に穴を掘ってしまうというのでガマガエルは害虫とみなされていたのでガマガエルが少なくなっても誰も気に留めなかった。

だがそれがこの20年間でかなり減ってしまったというのがわかった。

 

 

特に都市部ではそうなった。以前では点在していた田んぼや庭もなくなり、池もなくなってしまった。ガマガエルの冬眠に適した土の床下も庭の置き石もなくなった。ガマガエルに取って最も重要なのは、隠れる場所と冬眠できる場所があることだ。できれば虫はいっぱいいた方がいい。

この北水の池にガマガエルがいるのも、かつてはこの周辺に田んぼがあり池のある住宅も多かったし庭のある家も多かった。だが家が新しくなりアパートなどの庭のない建物も増えた。駐車場も増え、掘って潜れる土も減った。半径500メートルの範囲では田んぼはもうない。池は一つあるが、民家なので話は聞かない。

この近辺では榊山稲荷の池もガマガエルの名所だったようだが、これもかなり減ったという。ただこの場合は山が後背地にあるので、都市化というよりガマガエルでのイメージダウンを考えて禁避したのだろうか。よく分からない。

北水の池のガマガエルは陸封型になっている。ウーパールーパーやモリアオガエルの例もあるが、人が放ったものも今後あるかもしれない。ただそれらもこの農学部とこの周辺のわずかな範囲で生きてゆくのだろう。

 

 

アメリカザリガニを踏みつけて、仁王立ちのガマがいました。頼もしいですね。

水温も高くてアメリカザリガニも動きが活発な中での観察は、めんどくさいです。


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