どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

気になった話し

2013-11-20 04:36:20 | インポート
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どんどん寒くなって来ております。夏に壊した左膝ですが、順調に回復。もう力をかけても痛くなりません。多少まだひねりに弱いかな?と言った案配です。腰も今の所順調です。ストレッチくらいはやっておいた方が無難かなと言った具合です。問題は右膝。急に寒くなるとボルトを抜いた穴がシクシク痛みます。そこでサポーターなぞをしてごまかします。

ダイエットが順調にいったおかげもあります。とはいえこれから本格的な冬です。少しは油があった方が良いです。なのでこの10日ほど、食べるようにしています。ところが太りません。むしろ痩せました。どうも体質改善をキッチリ作ってしまったようです。男は適度な運動と多少の食事制限で痩せるものですが、それを3ヶ月続けると大体体質が変わって痩せモードに突入します。どうもそうなってしまったようです。本格的冬を前に80キロに戻したいのですが。
とりあえず誰も痩せた事に気がつかないので、病気では無さそうです。


変な前ふりですが、健康銘柄のオリンパスとテルモです。例の粉飾決算問題の余波が続いています。


オリンパス、60億円支払いで和解 損失隠し事件でテルモと産經新聞です。


さてこの話しを簡単にまとめると、01年からバイオマテリアル開発などの子会社設立や業務提携を進めて来た両社ですが、05年に資本提携します。株式交換もしました。具体的な目標は

高周波やレーザーなどのエネルギーを使った内視鏡下での心臓疾患の治療器具、大腸がん等の消化器系疾患に対する診断・治療機器、肝がんなどの低侵襲治療、新しい人工骨材とそれを体内に補填するシステムなどが挙げられます。


将来1000億市場への挑戦でした。で、この2社なら出来ると言われるほどの実力のある2社です。

それが、オリンパスの粉飾決算がバレます。でもテルモは動きません。で、新たな資本提携が必要になった時に、例のパナソニック・ソニー・富士フィルムといったそうそうたる花婿が登場しました。テルモも今までの業務提携と、その実績、次へのアプローチまで含めて大々的にアピールしたのですが、ソニーをオリンパスは選びます。

どうもテルモは面白くなかったようです。おまけにオリンパスは粉飾決算で損害を受けたファンドに、損害補填をしています。そこで損害賠償請求をしたようです。テルモとオリンパスは切っても切れない関係にあるようで、そこで和解をしたと言うのが今回の話しです。

私から見ても、ソニーを選んだオリンパスはイマイチでした。テルモと付かなくても富士フィルムと組めば、最後は3社共同とかが出来たかもしれません。所がソニーは医療系はほぼ素人の企業です。画像技術だけではキャノンと富士フィルムに水をあけられている訳です。医療用はまた別な世界です。


テルモの怒りを感じる訴訟でしたが、将来的にはどうなるんでしょうね。両社の子会社の出資比率を変更するなどの交渉が続くのではないのでしょうか。

なおテルモは仁丹から分かれた会社です。仁丹が体温計を作っていたのを独立させて、医療器機メーカーに育ったものがテルモです。注射器や点滴の輸液装置などはほぼテルモが独占しています。超優良企業です。



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次がですね、韓国の歴史教科書の話しです。この話しは、実は今年の8月下旬から続いていたものです。所が私のアンテナには全然引っかからなかった。おかげさまで、簡単な反応をしなくて済むようです。


韓国で高校教科書めぐり「歴史戦争」 左右両派の対立激化
産經新聞ですが、極右の新聞で知られていますが、逆説的に韓国・北朝鮮・中国ウオッチャーでして、記事は結構いけます。社説はいけません。


でそうするとかなりまとめた記事がある訳です。右の人はとにかくこの点はマメです。偉いと思います。ただひたすら長い。


まあここで初期の聯合ニュース8/30日付けのを引用します。


 【ソウル聯合ニュース】韓国の来年度の教科書検定で、保守系の学者らが執筆した高校の韓国史教科書が最終審査を通過した。
 国史編纂委員会は30日、高校の韓国史教科書に対する検定審議委員会の最終審査で、8種類の教科書がすべて合格判定を受けたと明らかにした。同委員会は教育部から委託され、韓国史をはじめ東アジア史、世界史など高校の歴史関連教科書の検定作業を担っている。
 合格した教科書の中には、保守系の学者らが執筆した教学社の教科書も含まれている。この教科書について、民主化運動などを担ってきた革新系の政党は歴史的事実関係をゆがめているとの見方を示している。検定に合格した教科書は来月中に各学校に送られ、学校ごとに採択手続きを経て来年3月から使われるが、教科書採択をめぐり論争が予想される。 





さてここで保守派とか革新派と言う言葉が出てきます。で、ここが実は韓国の実情を表す言葉なんだと、今回の教科書問題で気がつきました。日本だと民族派は保守ですよね。革新はリベラルで人類皆兄弟みたいな勢いです。ただここでは違うようです。
韓国建国の大統領、李承晩の独裁と、朴正煕の独裁の対立構造があるようです。朴正煕の後継者として、全斗煥、盧泰愚大統領がいます。で、革新派は李承晩と言えばそんな事はありません。軍事独裁から民主主義を目指した金大中でもないようです。なんと言うかもう解らなくなります。軍事独裁の時期の経済成長での貧富の差があり、革新がその解決を訴えたようです。

いや韓国近代史は難しいです。出直してきます、といいたいのだがウロ覚えでなんとか話しをまとめます。

軍事独裁時期の親日を否定するために、革新が反日を使ったフシはあります。

ということで、保守は軍事独裁から来ている、革新は反軍事独裁だが民族主義という形になりそうです。


今回の韓国の歴史教科書問題ですが、教科書は政治から独立するべきだと言う考えで始まりました。それは間違いがないのですが、この教科書では最新鋭と言うか20年維以上前からある、経済問題まで扱った歴史解釈の手法で書かれているようです。支配者の正史に対して、民衆の経済はどうだったのかと言う問題です。

この件に関しては、日本の経済史観では朝鮮統治はマイナスだったと言う結論になっています。

ただここで考えたいのは、日本の統治の問題もありますが、韓国政治の4重のねじれがある可能性です。反日という言葉の裏には、軍事独裁にたいする反発があり、その独裁者の親日もあり、建国の際の日本全否定もあった訳です。

なぜねじれるのでしょうか。

多分なのですが、まだ民主国家に慣れていないからだと思います。今回の教科書事件ですが、日本の新しい教科書問題に比べればまだ科学的です。新しい教科書問題ではやっぱり古事記を重要視したのが問題だったのかと思います。伝説ですから。国語だったら問題も少なかった可能性があります。



歴史に正統性を求めるからねじれが酷くなるのではないのかと考えています。天皇制には疑問がありますが、その意味では正統性が担保されている意義は大きいです。韓国の場合は朝鮮半島統一と言う悲願もあります。つまり統一されない限りは、正当性はないと言う考えもあります。


この意味で、最近の朴槿恵大統領の安重根碑を中国のハルピンに作る発言が気になります。自身の正統性のためだと思います。だがそれで中国に借りを作るのかが解りません。

韓国国民が選んだはずで、その正統性は揺るぎないはずなのですが。碑を作ると言う発想が、実は前近代だと思うのですが。



やっぱり儒教は嫌いだ。


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