どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

今日も引きこもる

2015-12-23 01:09:51 | 日記

 

今日は寝坊した。そこからノロノロと飯の準備をしてノロノロ食べて、プリアンプの制作に没頭する。

うん。没頭した。前までは実験的なものだったので、ここからは実用を目指すわけだ。だから段取りが全て。それとプリント基板ではないので、基本的に小学生の電子工作の延長上でしかない。結んでハンダして、切ってだけだ。ただ大人なのでどう結ぶのかとかそういった細かいところが、実際めんどくさい。

 

 

響に行こうとしたら、高松の池に隣の牧師がいた。彼のところによく来ていたデビューしたてのカメラマンは、今イスラエルにいるという。あの彼がそんなところに行っていいのか?と思ったが、今でもあるイスラエル移民をアドバイスする民間団体からの研修生的な扱いらしい。まだ安全だろう。ホント、それでもあんなに素直すぎる男だから少し不安に思う。

だが彼がイスラエルに来たから2ヶ月間で700件以上の小さなテロがあったいう。断片的には情報は入っていたが、700件というのは凄まじい。実際パレスチナ人が起こしたテロで、相手がパレスチナ人という悲劇もある。少年・少女が起こすテロもあるという。あの投石だけだった輝かしいインティファーダは過去のものになっている。イスラエル人がパレスチナ人相手にするテロも起きている。

テロから生まれた国家でもある。そのイスラエルがテロで悩まされるという矛盾は如何ともしがたい。そこには日本人にはわからない、奥深い民族問題があるのだろう。彼の移民団体では、最近シリア・イラク・イランからのユダヤ人移民の申請があるという。ただそれも紀元前に移住した人たち、2700年前に移住した人たちもいるという。人種問題がいかに奥深いかという例でもある。

ただ2700年からずっとユダヤ教を信仰してきたのかどうか(こうなると人種ってどうでもよくなる。中国に住むユダヤ教徒にユダヤ人が訪れたという話があった。当然すでにユダヤ人の面影はなかったわけだが、それでもユダヤ人だとなるようだ)、そこの証明はどうするのか家系図はどうするのか、もしかするとナンチャッテユダヤ人かもしれないわけで、彼らはどうやって見分けるのだろうか。

そういえば、複式簿記を発明したのはユダヤ人という説がある。日本でも近江商人が帳簿をキチっとできるので有名だった。なので江戸初期に全国各地でドサクサ紛れの築城を行った時、城下町を作ろうとした時に地域の商人では足りなくて近江商人を招聘したというのがある。近江商人のネットワークもあるが、帳面のつけ方は大きかった。

そういった話を響でした。すると、借金がないのに複式簿記にするとナゾが発生するという話題になる。そう個人事業者の最大の悩みは、複式簿記は貸し借りがあって成り立つのだ。ところが自分でチョボチョボでやっていて複式にすると、えらく変になる。特に無借金だとわけがわからない。つまり従業員でもあり社長で資本家という考え方になる。資本家である私は社長に金を貸した形になっている(自己資本ともいう)。それで仕事を差配したり営業をして給料をもらう社長兼従業員という形になる。つまり自分の預貯金は全て資本家のものと考えて、給料は労働から社長が従業員に出す形になる。社長はこの場合無給か。とはいえ一人の中に3人いないと複式簿記は理解できないのだ。

ここは写真家にとっては最悪なことになる。ある意味仕入れがない商売だからだ。しいて言えば取材費用を銀行から借りられる作家はまだいいかもしれない。だがそんな人は世界のうち何人かしかいない。無から産むというべきか。小説家なんてもっとわからないだろう。音楽だと最低3人用意すればいい。プロダクション制というものだね。ただここでの横領例が多すぎる。

多分サラリーマンにはわからないと思う。この矛盾は。多分国税庁はなんとなくわかっていると思う。ただ最近の厳密な運用を求める流れでは、どう対応できるのか。

実際他人ではわかるのだが、自分を対象にするとまったくわからなくなる。自分を理論的に3人、最低で2人に分割するというのができるから、ユダヤ人は成功したのだろう。

 

 

そういえば、マクドナルドが日本マクドナルドの株式を手放すといっているらしい。日経新聞だからどうなのかとはある。だがこの流れは、近視眼的に見れば正しく見えるだろう。だが実際はアウトだ。

日本マクドナルドは1971年に米マクドナルドからフランチャイズ権を買った藤田田から始まる。もう最初っから本部に逆らって銀座三越に出店する。当時はロードサイド出店が基本だった。だが街の中心部出店で、成功する。さらにバリューセットやなどの組み合わせ商品でさらに成績を伸ばす。

今から思えば間違いだったのは、1995年からの値下げだろう。210円を130円にしたというのがある。ここにはマック指数という各国でのマクドナルドのハンバーガーと経済指標を合わせるミクロ経済学的な経済指数が出てきたことが遠因にある。日本マックは最初っから高値で売る路線で成功してきたのだ。だが割高だというのがわかられてしまった。その上円高もあった。その意味では正しい値下げだったのだが、あれは少し急ぎすぎたように今からは感じられる。

そのうち安い店=マックに成ってしまい、店舗清掃から客応対までまかないきれない荒れた店になったのだが、そこにはもう一つ別な問題がある。日本マックは独自路線すぎたのだ。オリジナルメニューやパッケージ商品が多すぎたのだ。特に季節限定バーガーなんてアメリカ本部ではどうも理解できなかったようだ。そのいざこざがある。

2002年に経営悪化で藤田田が引退し、日本マクドナルドは米マクドナルドの子会社化する。で、ここからが皆様ご存知の大迷走なのだ。高級路線に行こうとしたら安値路線になったり、一旦やめたはずの季節限定商品を復活させたり、大混乱が10年以上続いている。そしてマックは安いというその価値から逃げられなくなってしまった。他社の追随もある。日本国内で最大のハンバーガーチェーン店であるにもかかわらず、何をやってもうまくいかない。

さて、アメリカ本部となぜ藤田が逆らってきたのか。結果藤田と同じ路線をなぜ本部はやってしまって失敗するのかだ。アメリカ本部が考えていることと日本が考えていたことは違うのは当然だ。71年時点ではロードサイド店はまだ日本には早かった。そしてまだアメリカに対する憧れが強かった。だから銀座出店で全国にネームバリューを出したかった。その上できるなら高価格で売りたいというのは、商売人としては正しい。

だがマックがある程度全国に行き渡ると、アメリカからネガティブな情報がはいってくるのだ。それはアメリカでは安くて売れている商品で、偽装しているのだろうという話だ。ミミズ肉を使っているとかネズミ肉だとかそういった話だ。ただこの辺りだが、80年代から90年代なりまともな機関が調べても、バッタとかミミズとかネズミは発見されていない。むしろ100%ビーフなのが証明される。遺伝子検査はされていない時代なのでそういった厳密さはないと思うが、確かにあれは下手くそなビーフパテなのだ。逆にヘルシーと言われているM社のパテは大豆たんぱく質を添加していた。逆にヘルシーということで大豆タンパクを謳った商品が出た時には、思いっきり笑った。

マクドナルドに関しては、かなり同情できる。真面目に商売していると思う。だが結果として企業イメージの問題なのだ。そのイメージがどうも怪しいというふうに思われたのがマクドナルドなのだ。それは最初期からあった。異物混入問題があって顕著になっただけであって、マックの味は普通だ。

アメリカ本部の考え方はよく分かる。彼らは失敗したのだ。それを認めたのだろう。だから売るのだ。

スマイル0円の藤田田のあの考えが、復活しつつある。だが現在店頭にいるアルバイトからマネージャーまで復活するのには時間がかかるだろう。10年以上藤田田を消し去ろうとした(どうも徹底しているようだ)そういった流れは結構難しい。

藤田田の名を知らないマック社員にあった時は、本当に驚いたものだ。

 

 

明日が休日だとは。知らなかった。