今日は1日霧だった。西から低気圧が近づいており南風が吹き込んだのが原因のようだ。
最近ロシアがカオスになりすぎてよく分からない。チェチェン問題がロシアにとってのイスラム問題の最大のものだし、その近くにある未承認国家群もまあロシアのカオスの一部だ。シリアの爆撃も、トルクメン人の支配地域。トルコ人の親戚なのでトルコとしてはここの爆撃は容認できないわけだ。そしてトルコがやっつけたがっているクルド人支配地域を攻撃できる拠点でもある。
トルコに戦闘機を撃ち落とされて、えらく強気だと思ったら、トルコのエルドリアン首相がISISと石油取引をして金を稼いでいると言い出した。衛星写真まで持ち出してきた。とはいえ、NATOの切り崩しに躍起とも言える。
そして無理やりというか、ある意味自然なクリミア併合では、タタール人が反抗しだした。タタール人はあのモンゴル人の末梢だ。一時期ロシアを支配下に置いたこともある。クリミヤの人口の13%を占めているという。その上クリミアのタタール人はイスラムだ。つまりロシア人から嫌われる条件が全て揃っているわけだ。その彼らがウクライナよりもロシアに成ってから迫害されていると感じているのが原因だ。道路にバリケードを築いて物流を止めて、送電線を破壊した。
えらく取り扱いに困ることになっている。テロなのか抗議運動なのか判然としない奇妙な運動なのだ。しかしわかっているのは旧ソ連がスターリンの時に行った少数民族政策、分割し統治するの冷酷版、故国からバラバラに移住させてしまったのだ。それがソ連崩壊で、故国に戻る運動が起きたがそうすると次に住んでいた人たちとの間で軋轢が起きる。ちっちゃなパレスチナ状態になってしまったわけだ。なのでこんなことがあればすぐに何かが起きる。
本当にわけがわからないのは、北方4島の軍事化を急速に進めていると、最近言ったのだ。これはものすごくよくわからない。ロシアがたとえ拡張主義だとしても、ここの軍事拠点化を明言する必要はない。アメリカと喧嘩すると言ったようなものなのだ。
もしかすると日本に何かを言いたいのかもしれない。だが日本に寝技ができる政治家が全然いない状態で、ロシアへの経済封鎖を日本独自で解除できるわけがない。特に安部総理ができるとは全く思わない。彼の支持団体が許さない。
現在のロシアは巨大なマップがあるのか行き当たりばったりなのか、全くわからない。両方だとすれば大変面倒くさいことだ。内憂外患だが、暴れまくって力を見せていると受け止められているが、交渉したがっている節もある。このグニャグニャ感がわけがわからない。
まあその辺中国はわかりやすい。無邪気だ。無邪気に拡張主義だ。で、彼らはそれに気づいていないというのも無邪気なのだ。だからたまに気がつけば大幅な転換をしてみせる。
ただ自分たちの歴史を適当に書き換えるというあの伝統はなんなのだろうか。まあ事大主義ではしょうがないのか。
CO2削減も国内問題もあるが、とりあえずまずいのには気がついたようだ。だいたいこのままではせっかく埋め立てた環礁が水没してしまう。それではまたかさ上げとなるとどうなるのかは火を見るより明らかだ。その前には海南島の潜水艦基地が使えなくなってしまう。
とはいえ沖縄の宮古水道を、ミサイル爆撃機8機と早期警戒機1機と、情報収集機2機を含む11機を飛ばしたのはどうなのかねぇ。ミサイルはさすがに搭載していなかったのだが、際どいのは間違いがない。
中国の戦略はひたすら時間をかけることなのだが、このところの急速な動きにはサラミではなくなっている。
そして中国元がIMFの通貨バスケットに加わった。これで韓国は安心しただろう。だがバスケットに入るために無理やりやった感のある反腐敗運動や地下銀行の取り締まりなど、劇薬を使わざるを得なかったわけだ。それでは既得権益を持っている人たちの反感を買いまくるわけで、それが一党独裁だからうまくいくのかどうか、なのだ。このリスクがどう考えるかで、世界観が分かれるのだろう。
喫茶渡辺に行くと、またお客から質問があった。アメリカ人はどんなコーヒーの入れ方をしているのか?だ。実はこれナゾ。パーコレーターかマシン、もしくはフレンチプレスとしか言いようがない。日本人は基本的にペーパーに慣れている。マシンもペーパー対応だし、自分でやるドリップのペーパーもドリッパーも種類が多い。維持管理が難しいネルドリップの愛好者も多い。
日本がおかしなことになっているので、なんか他国がわかりにくいというのはある。言われるとかなり難しい。アメリカで暮らさないとわからないだろう。たぶん暮らしていてもわからないかもしれない。誰もアメリカのコーヒがうまいかまずいかはいうけど器具に関しては聞いたことがない。
ただ基本的にペーパーを使ったマシンだろう。その上ホットウオーマーが付いているやつだろう。パーコレーターの味に慣れていれば、それでもかなり美味しいだろう。
よくよく考えないとわからないことはある。
世界が平和でありますようにと言いたいのだが、たぶん冷戦後で一番不安定な時代になった。もちろんこれはマクロで見ただけで、自身のミクロで見るとかなり不安定になっている。
なかなかに恐ろしい状況だ。
だが世界情勢で言えば、確実に世界大戦が起きてもおかしくないゾーンにはいっている。もちろん今後20年以内だが、最も簡単なシュミレーションをしたら、最悪の結果が出た。基本的にロシアと中国が手を結ぶことはない。それは元の時代から始まる問題だからだ。このシュミレーションは、中国か朝鮮半島に自衛隊が駐屯する可能性を考えたのだが、政治的にないことが起きる可能性というのはどういったことなのだろうと考えると第3次世界大戦なのだが、北朝鮮コマンドをいれても中国とロシアは対立するとしか思えない。だからムニャムニャなのだ。アメリカがどちらを支持するのかということになる。
だが以外とリンクしつつある。
個人的に、ここまでいってしまえる強欲が羨ましい。世界を破滅させるだけの強欲。すごいよ。