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どうでもいいこと

M野の日々と52文字以上

2014ガマ合戦8日目と9日目と10日目と

2014-04-12 10:09:34 | ガマ合戦
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4月9日です。この日の平均気温は8度、最高気温は16.9度、最低気温はー0.4度でした。


このカップルですが、8日から交尾しています。そして9日の夜にも発見されています。二日がかりです。




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北水の池はすっかり静かです。日中にいたカエルも20匹以下と少なくなっています。




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今年の特徴なのですが、数が少ないからかもしれませんが、午後7時以降に活動が活発化します。昨年より30分遅いようです。





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この日は陸上でかなりカエルをみれました。とは言っても昨年のこの頃に比べても三分の一以下でしょう。




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皆どこに行ったのでしょうね。




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2年前と比べると、もう少ないです。数えられるのと、数える気が起きないと言う差がありました。





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この日の午後7時台では、池に66匹、交尾中は2匹でした。陸上のも戻り蛙と向かい蛙が交差する日でした。




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減少の原因としては、動物病院の改修工事で、裏にある石の類いを片付けた事がおおきかったと思います。竹林にも少し土砂が入りました。それに園内の環境整備も大きい所です。




今年前半の寒さも影響しているかもしれませんが、これは軽微でしょう。遠方から来るカエルがどの程度いるのか解りませんが、そこ当たりに影響したと考えています。




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4月10日です。この日の平均気温は6.1度、最高気温は12.1度、最低気温は0.5度でした。19時の気温は10.1度。暖かいです。







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この日は戻り蛙が多いように感じました。





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池の中に56匹で、交尾中はいませんでした。




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冬の寒さの影響ですが、今年の冬は大体平年並みだったのでこの影響は少ないと思います。




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実質的にガマ合戦は終了です。でもまだオスがオスにしがみついた時の警告音が聞こえます。





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底に死んだカエルがいます。このカエルはガマ玉で死んだと言う事が解っています。このアズマヒキガエルなのですが陸生のカエルなので長時間水の中にいると窒息死してしまいます。なので陸と水を行き来しつつガマ合戦を戦うのですが、ここの池ではそれがかなり難しいです。岸が石の壁になっていますから。


なので水中で弱った所でガマ玉を作られるとあっという間に弱って死んでしまう、と言う事です。今年は少なくともガマ玉で2件死んでいます。それ以外の死体も多いのですが、寒さのせいかもしれません。
個体の数の割にガマ玉が多かったのもそのせいでしょう。




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後オスとメスの個体の区別がイマイチできてていないのですが、オスが圧倒的に多かったように感じます。もうこの頃はオスだらけ。




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胴体だけで15センチ以上ある巨大ガマです。メスのような気がします。陸に帰る所のようです。




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この時間の気温は、6.3度でした。




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4月11日です。この日の平均気温は5.2度、最高気温は10.2度、最低気温はー0.5度でした。平年より4度近く低い気温でした。






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真面目にガマガエルどころじゃないんだけど。忙しいです。





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日中のカエルはついに4匹。とは言っても風で落ち葉が飛んで来て、見えない所がいっぱいあったのでどうかと。でも大体そうだろう。もうそろそろ終わる頃です。





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19時の気温は5.6度、少し寒いです。




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池の中のカエルは36匹、交尾中はゼロでした。




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池ではたまに警告音が聞こえる程度。かなり静かです。


警告音が聞こえたとしてもちょっとちょっかい出された程度か、何もされていないのに出している個体もいるようです。


寂しく響きます。





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このガマガエルですが、この時期以外では夜行性のため滅多に見られないものです。もちろん田舎では多少見られると思いますが、町中だとかなり難しいです。







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池のほとりに猫がいます。友を呼ぶ声が響きます。



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ガマ合戦、4月12日で終了でしょう。


2014ガマ合戦6日目と7日目

2014-04-10 23:36:11 | ガマ合戦

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ジュウガツザクラが咲きました。




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4月7日です。平均気温6.8度、最高気温11.3度、最低気温3.5度と平年並みでした。


さて資料館の軒下での撮影ですが、そろそろ戻り蛙が目立つようになりました。




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まあそれでも交尾の個体は見つかるわけです。




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シャキーン!



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この後木の枝がコロンと転がり、ひっくり返ってしまいます。





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さてこの日の池の中の個体数は126匹で、交尾中は5組でした。




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カエルスロープは活用されています。




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真面目な話ですが、この写真でどこに蛙がいるのかよくわかりません。ということは数を数えるっていう事がどうゆう事なのか。LEDライトと相まってかなり目が疲れます。


何しろ保護色ですから。特に落ち葉と合わさると本当に見えにくいです。




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この日は夕方から雨が降ったり止んだりでした。






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カエルにとっては理想的な一日かもしれません。午後7時時点で5.7度です。


でもガマ合戦終了の兆しが現れています。






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4月8日になりました。平均気温8.9度、最高気温14.8度、最低気温2.6度とこれまた平年並みの気温でした。





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陸上のカエルが目立って来ています。





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このアズマヒキガエルなのですが、自然条件ではどの程度存在できるのでしょうか。昔は田んぼがあったし、畑のために貯水池もあったりしました。その中で繁殖して来た所があると思います。それが田んぼの用水路のコンクリート化や機械による畦道の硬質化があって、場合によっては絶滅危惧種になっている所もあります。





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非情なのですが、人がいなかったらここまで繁殖できなかった生き物の一つかもしれません。その意味では人の変化による個体数の減少はあたりまえかもしれません。


この池が出来た時点で、この蛙はいません。ただこの周囲には田んぼや湿地がまだ残っていました。それが失われて行くに従ってこの池に集まったという説もあります。するとヒキガエルは生まれた土地に戻ると言うのは、伝説となります。


たぶん生まれた池に帰ると言うのは伝説でしょう。



ただもう一つ考えなければいけないのは、人が持ち込んだ場合です。実はこの池にはモリアオガエルが生息していますしシュレーゲルアオガエルも生息しています。これらのアオガエルは人が持ち込まない限り存在しない蛙です。まあ近所で捕まえたオタマジャクシを、お母さんに叱られて放したとかそう言った事でしょうか。


否定できない考えです。それではDNAを調べれば解ると思いますが多分それでは何も解らないはずです。持ち込みがあったとしても近距離からの持ち込みで、遺伝子的には近いはずです。





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4月8日の池の中の個体数は82匹、交尾中は9組でした





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天候不順とガマ合戦の関係ですが、全然解りません。平均気温積算値の指標は使えそうです。でもその後に何が起きるのかは全く解りません。


実は一番気になっているのは、個体が小さくなっているように感じる事です。多分池の周辺での環境整備や建設で、大きな個体が、つまり長生きしている個体が消えたのだと考えています。





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さてこのカップルですが、4月9日にもいました。警告音とかも出していないので何か良く解らないのですが、通常カップルとすれば、産卵までに2日必要だったとなります。産卵までの間にずいぶん時間がかかるかと。


もしかすると、低温の影響があるのかもしれません。オスとメスの温度感受性の差はあるかもしれません?






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それにしても、蛙は何をかんがえているのですかね。






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私が観察をしてから減ったと言う考えもある。でもまあないだろう。


2014ガマ合戦5日目

2014-04-10 02:13:04 | ガマ合戦
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4月6日は、最高気温7.8度、最低気温0.8度、平均気温3度だった。




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午後2時半に蛙を数えたら27匹だった。泥の中に隠れたりしているのだろう。




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この寒さだから、動きが鈍い。





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隠れ場所が無いからと言って、卵はどうかと思う。





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午後6時半から7時半まで観察しました。この間の気温は盛岡気象台で3.7~2.5度です。





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ビオドープも今回は見ていますが、ここの個体は小さいように感じます。
池の深さは、小さい個体には厳しいのでしょうか。




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ビオドープエリアでもいる場所といない場所があったりする。





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さむいのだが、陸上での個体が増えて来た。陸と水を行き来する個体が増えたと言う事で、ガマ合戦は中期に入ったのだろう。





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4月6日の個体数は143匹だった。これは池を2周してカウントした平均だ。もちろん誤差は大きい。





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日中の産卵は見た事があるが、夜のは初めて撮影で来た。





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交尾しているのは15組だった。






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ガマ玉は2つあった。でもガマ玉が出来る理由がなんとなく解ったような気がする。




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ガマ玉はメスが弱っている時に起きやすいと言う事だ。交尾中に別なオスに絡まれた時、オスは警告音とともに他のオスを蹴っ飛ばすのだが、それでもだめな場合はメスが蹴っ飛ばして攻撃をしている。ガマガエルはたいがいメスの方が大きいので、蹴っ飛ばす力が違うようだ。

それがメスが何らかで弱っている時、他のオスから攻撃された場合にガマ玉が出来るのではないのか?と考えている。





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カエルスロープは活用されているようです。ただ彼らに世代を超えた学習能力があるとは思えないので、考えなければいけない事がありそうです。





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今年のガマ合戦は、どうなるのでしょうか!って、実はブログ掲載が遅れに遅れて、合戦も後半も後半で大体結末は見えつつあります。とりあえず昨年よりはかなり少ないです。


2014ガマ合戦3日目と4日目

2014-04-06 02:24:41 | ガマ合戦
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4月4日は最高気温11.2度、最低気温6度、平均気温9.4度と平年並みだったが、その前がとても暖かかったのでとても寒く感じられた。この日は仕事の都合で午後7時から半までの観察だった。



この個体は向かう蛙のようです。そしてかなり大きい個体でした。




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個体数を数えていないので何ともいえないが、3日よりは少し数が多いかもしれない。その程度の数だ。




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仮説として、ガマ合戦が始まった時から、気温と湿度に相関はないというものを考えています。またダラダラと始まりダラダラと終わるものではなく、一気に始まり、ダラダラ終わるものと考えています。その意味では、今頃がピークなはずなのですが、そうはなっていません。





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一番多い所でもこんな感じ。





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資料館の軒下です。戻り蛙かもしれません。




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カエルスロープは使われているようです。




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この日のガマ玉の発生は見られませんでした。出来そうになるのですが、撃退されてしまいます。オスがオスにしがみつかれた時の警告音も有効に機能しているようでした。


競争が少ないと言う事なのでしょうか。




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平和なガマ合戦になっているのかもしれません。





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それでも気になるのは、合戦場に向かう蛙の数がかなり少ない事です。これも戻り蛙っぽいのです。戻りか向かうかそれは解りませんが、この日地上で見た個体は4匹と、時間帯を考えてもかなり少ないものでした。





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さて5日の午後2時です。隠れている個体があると思うのですが、数える限り35匹。まあそれ以上いるのでしょうが、かなり少ないです。卵の量も、昨年に比べても少ないです。




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そして雪です。午後2時の時点で3.5度です。かなり寒いです。この日は断続的に激しく雪が降りました。





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さて午後6時半から7時まで観察しました。最高気温7.2度、最低気温0.4度、平均気温3.1度というかなり厳しい一日でした。




この個体は戻り蛙っぽい感じでした。これもかなり大きいです。





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そして雪が激しく降ってきました。





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池の中はそれでも暖かいようで、カエル達ががんばっています。




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昨日よりカップル数は多いように感じますが、個体数は少ないような気がします。





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ガマ玉です。でも何かちょっと違います。メスが死にかけているように見えるからです。それでも時々足を大きく使って引き離そうとしているのが観察できました。




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戦場へ赴く勇者です。ということで今回陸上で見れたのは、2匹。




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池の周辺のビオドープの個体です。彼らの方がなぜか元気です。逃げるのが早いです。




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いつもは資料館前の石畳にいっぱいいるのですが、今年は見ていません。




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なんとなくなのですが、動きが悪いように思えます。






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なんか下の個体が、驚くほどジッとしています。何か狙っているのかと思うほどでしたが、岸をガンガン蹴ると動きました。




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何か変なポーズをとっている個体です。これは岸からの刺激にも反応しません。




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どうも気温の変化が急激に来たもののようです。17時には1.7度だったのが19時には0.8度です。寒さに強いとはいえ、これは堪えているのではないのでしょうか

蛙の周辺が白っぽくなっているのは、光のせいもありますけど水面から立ち上る水蒸気のせい。そこまで気温が下がったようです。






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過酷な気象状況になったようです。





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午前2時時点で4センチの積雪を観測した模様。最低気温は氷点下間違い無しのようです。


2014ガマ合戦開始

2014-04-03 15:33:23 | ガマ合戦
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岩手大学農学部です。ここの北水の池では毎年ガマ合戦が見られます。




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以前作った指標では、まだ後一日と言った所だったのですが、ついに始まりました。池の中には35匹ほどが確認されましたが、4月2日の夜に移動したもののようです。ただ気温と湿度から今日4月3日から本格的な移動が始まると考えています。夜から雨ですし。




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2日の夕方には確認できなかった卵が見えています。



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さて夕方にまた確認してみましょう。この2年間で個体数がかなり減っているのが気になる所です。




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ことしのG-1グランプリ、誰が勝者になるのでしょうか!




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ちょっと足を伸ばして高松の池へ。キンクロハジロがパンクです。



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スズメも恋の季節が始まっています。




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桜祭りの準備も始まっています。春です。





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蛇足


衝動買いしたドビュッシーの全集が届きました。なんと音質に定評のあるBISレーベルでした。そんな事も確認せずにポチった私が恥ずかしい。小川典子さんの演奏は、ちょっとドビュッシーにしてはたっぷり過ぎるかなというほど、たっぷりした演奏です。とはいえ美人で、演奏テクも最高で、穏当で充実した解釈をするピアニストなのですが、イマイチ知名度が薄いですね。凄い人なのですが。





追記



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さて午後6時10分ほどです。路上には蛙はいません。




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池ではガマ合戦が盛んに行われています。




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ガマ玉発見!でもこれ一つだけ。おまけに3匹のガマ玉。やはり個体数そのものが少ないです。




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池の端にいました。




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最低10匹はいるのですが、今年は数匹。





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この時間の気温は13.8度です。決して寒いわけではありません。日中の最高気温も19.2度とこの時期にしてはかなり暖かい日だったのですが、どうした事でしょうか。




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全体で70匹いるかどうか。




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まだこれからが本番なのでしょうか。





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それとも、個体数の急減という事なのでしょうか。