以前に記したとおり、<世界の国ぐに> で授業開きをしました。
初回は [問題6] で終わってしまったので、今日は [問題7] と [問題8] をやりました。
先回(3/15)休んでいた人が来たため、生徒さん3人での授業となりました。
授業の冒頭では、前回の内容(つまり[問題6]まで)の小テストをしました。
テストをするということは予告してあったものの、2週間経ってのテストだからどうなるかなぁと思ってましたが、受けてくれた2人とも90点を超えていました
※ ちなみに問題は下のような感じでした
1.空欄を漢字1字で埋めてください。
メルカトル図法で描かれた地図では、赤道から離れれば離れるほど、実際の面積よりも[ ]く描かれています。
2.適切なものを記号で選んでください。
(1) スウェーデンとナイジェリアの面積比べ(授業書の問題とほとんど一緒,地図もつけた)
(2) ロシアと中国の面積比べ(授業書の問題そのまま,地図もつけた)
3.面積の広い国を1位から6位まで挙げてください
4.人口の多い国を1位から3位まで挙げてください
5.空欄を埋めてください。(国名や地域名)
国の経済の活発さを示すGDPを調べてみると、世界の経済は[ ]と[ ]と[ ]を中心に動いているといえる。
テストを終えた後、面積と人口とGDPのランキングを一通りおさらいしてから、[問題7]へと入りました。
先回居なかった生徒さんもいますし、先回居た2人にとっても、二週間ぶりの授業になるからということで丁寧におさらいしました。
↓ 板書画像です。クリックすると大きくなります
[問題7] は GDP についての問題なのですが、[問題6]では単純にGDPの額を見たのに対して、<1人あたりのGDP> を比べてみようというものです(ただし人口1000万人以上の国に限定)。
単純にGDPを比べたのでは、人口の多い国が有利ですからね。
(中国と日本のGDPが一緒だからといって、それは経済力が一緒というわけではないのですよね。中国は日本の10倍の人口があるから)
単純なGDPの額を見ると、アメリカが世界第1位なのだということは、[問題6]ですでに確認済みなのですが、さて、生徒さんたちはどういう予想を立てたのかというと、ドイツ,日本,インド という3カ国が挙がって参りました。
ドイツとインドの子は「なんとなく」だったですね。日本の子は、「単純な額だとアメリカがトップだけど、アメリカは日本より人口が多いから、1人あたりにすると日本が勝つ」という意見でした。
正解は、アメリカなのです。やはり世界の経済の一番の中心地はアメリカなんですねぇ。
[問題8] は 貿易についての問題。日本との貿易額が多い国を予想してもらうものです。まず1位と2位を聞いてみると、アメリカと中国が人気でした。
アメリカは「工場がたくさんあるから」という理由,中国は「近いから」という理由が出てきました。2位にドイツを挙げてくれた子がいましたが、これも「工場がたくさんあるから」という理由でした。
生徒さんたちの読みがなかなか鋭くてびっくりしましたね。
確かに1位はアメリカで、2位は中国なのです。理由も言ってくれたものが核心をついているように思えます。すばらしいなぁ
3位~5位に入ってそうな国も予想してもらいました。韓国,イギリス,オーストラリア,ドイツ,インドなどが出そろいました。3人ともオーストラリアを入れていたのがおもしろかったです。理由はみんな「なんとなく」でしたが
正解は3位が韓国,4位がドイツ,5位がタイなのです。タイはなかなか出てきづらいですね。
その後、お話で、貿易黒字と貿易赤字のこととか、<貿易摩擦問題> のこととかをさらっと見て、これで第1部は終わり。
生徒さんたちの感想をご紹介いたします。
・ 予想するのが楽しかった(当たるとうれしい^_^)。でも、2004年の資料よりもっと新しいのはないのですか?? (たのしさ5,わかりやすさ4)
・ どこで貿易しているかとか知らなかったので、知れてよかったです (たのしさ4,わかりやすさ4)
・ たのしく授業をやってもらえていてたのしかった(たのしさ5,わかりやすさ5)
一番下の生徒さんが、前回休んでいた子(はじめて出会う子)です。
資料についての指摘がありました。授業書は、今出ているなかで最新の第4版(2005年発行)を使って授業したのですが、なんせ6年前のものなので、GDPとか貿易の資料が少々古かったのです。
確かに5年以上も経つと、変化もあるので、最新のデータも用意したらよかったかなぁと思いました。
それでも良い評価をしてくれたのは、感謝感激雨あられですね。
今回授業したのはとりあえず第1部だけです。本当は第2部,第3部,第4部ってあるんですが。
中1を受け持てば全部やるんですけども、中2ではなかなか全部はしんどいです。
今考えているのは、地理の「文化」についての単元で、<世界の国ぐに>の第4部(言語と国名を扱っている)と、ミニ授業書の <沖縄> をやってみたいなぁというのがあります。
どうなるかわかりませんけどね。
なんにせよ、生徒さんたちといい出会いで授業開きができて、仮説実験授業での授業開きは大成功だったかなぁと思います。
今まで5年間、授業開きで仮説をやらなかったのがすごく惜しいことのように思えますね。
もうしばらくしたら、中3の授業では <日本国憲法とその構成> をやろうと思っています(予定では4月11日かな?)。
去年も一昨年も授業にかけたのですが、今回授業する子たちは大人数で、なかなかにぎやかだったりするので、どうなるか楽しみです。
※ この記事を読まれて授業を実施されたいと思われた方、
この授業書は 世界の国ぐに(仮説社刊) に所蔵されています。
但し、仮説実験授業の進め方にはいくつかの約束事があります。
仮説実験授業のABC(仮説社刊) や 仮説実験授業をはじめよう(仮説社刊) などで授業運営法を確認してから実施してくださるようお願いします。
↓ ランキングに参加しています。ぜひワンクリックをお願いいたします。
初回は [問題6] で終わってしまったので、今日は [問題7] と [問題8] をやりました。
先回(3/15)休んでいた人が来たため、生徒さん3人での授業となりました。
授業の冒頭では、前回の内容(つまり[問題6]まで)の小テストをしました。
テストをするということは予告してあったものの、2週間経ってのテストだからどうなるかなぁと思ってましたが、受けてくれた2人とも90点を超えていました
※ ちなみに問題は下のような感じでした
1.空欄を漢字1字で埋めてください。
メルカトル図法で描かれた地図では、赤道から離れれば離れるほど、実際の面積よりも[ ]く描かれています。
2.適切なものを記号で選んでください。
(1) スウェーデンとナイジェリアの面積比べ(授業書の問題とほとんど一緒,地図もつけた)
(2) ロシアと中国の面積比べ(授業書の問題そのまま,地図もつけた)
3.面積の広い国を1位から6位まで挙げてください
4.人口の多い国を1位から3位まで挙げてください
5.空欄を埋めてください。(国名や地域名)
国の経済の活発さを示すGDPを調べてみると、世界の経済は[ ]と[ ]と[ ]を中心に動いているといえる。
テストを終えた後、面積と人口とGDPのランキングを一通りおさらいしてから、[問題7]へと入りました。
先回居なかった生徒さんもいますし、先回居た2人にとっても、二週間ぶりの授業になるからということで丁寧におさらいしました。
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[問題7] は GDP についての問題なのですが、[問題6]では単純にGDPの額を見たのに対して、<1人あたりのGDP> を比べてみようというものです(ただし人口1000万人以上の国に限定)。
単純にGDPを比べたのでは、人口の多い国が有利ですからね。
(中国と日本のGDPが一緒だからといって、それは経済力が一緒というわけではないのですよね。中国は日本の10倍の人口があるから)
単純なGDPの額を見ると、アメリカが世界第1位なのだということは、[問題6]ですでに確認済みなのですが、さて、生徒さんたちはどういう予想を立てたのかというと、ドイツ,日本,インド という3カ国が挙がって参りました。
ドイツとインドの子は「なんとなく」だったですね。日本の子は、「単純な額だとアメリカがトップだけど、アメリカは日本より人口が多いから、1人あたりにすると日本が勝つ」という意見でした。
正解は、アメリカなのです。やはり世界の経済の一番の中心地はアメリカなんですねぇ。
[問題8] は 貿易についての問題。日本との貿易額が多い国を予想してもらうものです。まず1位と2位を聞いてみると、アメリカと中国が人気でした。
アメリカは「工場がたくさんあるから」という理由,中国は「近いから」という理由が出てきました。2位にドイツを挙げてくれた子がいましたが、これも「工場がたくさんあるから」という理由でした。
生徒さんたちの読みがなかなか鋭くてびっくりしましたね。
確かに1位はアメリカで、2位は中国なのです。理由も言ってくれたものが核心をついているように思えます。すばらしいなぁ
3位~5位に入ってそうな国も予想してもらいました。韓国,イギリス,オーストラリア,ドイツ,インドなどが出そろいました。3人ともオーストラリアを入れていたのがおもしろかったです。理由はみんな「なんとなく」でしたが
正解は3位が韓国,4位がドイツ,5位がタイなのです。タイはなかなか出てきづらいですね。
その後、お話で、貿易黒字と貿易赤字のこととか、<貿易摩擦問題> のこととかをさらっと見て、これで第1部は終わり。
生徒さんたちの感想をご紹介いたします。
・ 予想するのが楽しかった(当たるとうれしい^_^)。でも、2004年の資料よりもっと新しいのはないのですか?? (たのしさ5,わかりやすさ4)
・ どこで貿易しているかとか知らなかったので、知れてよかったです (たのしさ4,わかりやすさ4)
・ たのしく授業をやってもらえていてたのしかった(たのしさ5,わかりやすさ5)
一番下の生徒さんが、前回休んでいた子(はじめて出会う子)です。
資料についての指摘がありました。授業書は、今出ているなかで最新の第4版(2005年発行)を使って授業したのですが、なんせ6年前のものなので、GDPとか貿易の資料が少々古かったのです。
確かに5年以上も経つと、変化もあるので、最新のデータも用意したらよかったかなぁと思いました。
それでも良い評価をしてくれたのは、感謝感激雨あられですね。
今回授業したのはとりあえず第1部だけです。本当は第2部,第3部,第4部ってあるんですが。
中1を受け持てば全部やるんですけども、中2ではなかなか全部はしんどいです。
今考えているのは、地理の「文化」についての単元で、<世界の国ぐに>の第4部(言語と国名を扱っている)と、ミニ授業書の <沖縄> をやってみたいなぁというのがあります。
どうなるかわかりませんけどね。
なんにせよ、生徒さんたちといい出会いで授業開きができて、仮説実験授業での授業開きは大成功だったかなぁと思います。
今まで5年間、授業開きで仮説をやらなかったのがすごく惜しいことのように思えますね。
もうしばらくしたら、中3の授業では <日本国憲法とその構成> をやろうと思っています(予定では4月11日かな?)。
去年も一昨年も授業にかけたのですが、今回授業する子たちは大人数で、なかなかにぎやかだったりするので、どうなるか楽しみです。
※ この記事を読まれて授業を実施されたいと思われた方、
この授業書は 世界の国ぐに(仮説社刊) に所蔵されています。
但し、仮説実験授業の進め方にはいくつかの約束事があります。
仮説実験授業のABC(仮説社刊) や 仮説実験授業をはじめよう(仮説社刊) などで授業運営法を確認してから実施してくださるようお願いします。
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> ごめんなさい!
いえいえ、お気になさらず^^;;;
gooブログはたまに変な不具合が起こるのですよねぇ。
適当に中間部分をカットしておきました!!
> 素晴らしいですね
ありがとうございます^^
授業開きで授業書をするのははじめてでしたが、とても良い感じでできてよかったです。
幸田先生のまねをしているだけなのですけども(汗)
> 異動先での中2の地理は<世界の国ぐに> で授業開き
はじめて出会う生徒さんたち、きっと喜ぶと思います^^
私も <地球> と <世界の国ぐに> は猛烈にインパクトがありましたから。
> 「はじめての世界史」
お、この授業書は知りません^^;;;
前に尼崎の講座で体験した <世界史入門> とは別物でしょうか?
> 「日本国憲法とその構成」もがんばって下さいネ。
はい!!
実は昨日(4月6日)に、早速新中3の子たちとたのしみました^^
評価もかなりよくて、こちらもいい感じで公民の導入ができたかなぁと思います。
また授業記録は書こうと思います。
塾講師という立場上、成績を上げないといけないわけですが、「たのしい授業」が結果的に成績のアップにつながると信じて疑わないので、時間を見計らっては授業書をやっています。
(しかし、もし教えている生徒さんたちの学校での先生が万一仮説をされている方だったら、予習になってしまってかなりご迷惑かもしれません^^;;; 今までは皆無でしたけれでも)
クリックしていなかったためのようです。
ごめんなさい!
素晴らしいですね。
私も異動先での中2の地理は
「世界の國ぐに」で授業開きしようと思っています。
今回は歴史からなので「はじめての世界史」からかな?
「日本国憲法とその構成」もがんばって下さいネ。
素晴らしいですね。
私も異動先での中2の地理は
<世界の国ぐに> で授業開きしようと思っています。
今回は歴史からなので<はじめての世界史>からかな?
<日本国憲法とその構成>もがんばって下さいネ。