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TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

国産のペレットストーブ

2010-03-17 21:15:40 | *白鷹の家
ペレットストーブは後々のメンテナンスの事を考えて国産のものを設置しました。
実際に届いてみると、なかなかの存在感。。

シモタニ:コンコード オルコット


このペレットストーブ1台で、一室空間となっている1階のほとんど(リビング・ダイニング・キッチン)の暖房をまかないます。


強制給排気式なので、煙突の立ち上りもなく薪ストーブに比べて設置コストが安く済むばかりか、日常の使い勝手も容易です。

燃料となるペレットは間伐材などから生産された地場のものを使うので、まさに地産地消です。


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木の玄関ドア

2010-03-07 23:57:53 | *白鷹の家
玄関ドアはこだわって木の扉にしています。
大きな一枚板のように見せたかったので、ドアノブもドア丁番も見えないようなディテールとしました。

シンプルなデザインにしようとすればするほど、ディテールは難しくなります。
難しいディテールは往々にして手間がかかるものです。
手間がかかるということは、コストが高くつくということ。

しかし、コストには限りがあります。
そういったときに、お金をかけるところと、かけないところの選択をしなくてはいけなくなります。
そんな難しい判断も、完成時の全体像をイメージして楽しみながらやっていくのが建築の醍醐味だったりします。
「家づくりを楽しく!」。持続可能な建築でもっとも大切なことのひとつです。

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白鷹の家 いよいよ

2010-03-05 13:51:44 | *白鷹の家
木の片持ち階段も無事完成しました。

完了検査も終え、ペレットストーブの設置と外まわりを残すだけとなりました。あと、細かいところの手直しが少々。
まだ雪があるので、外構と植栽は雪が消えてから工事予定です。


3月末にオープンハウスを予定しております。
現場は山形県が山形市内で建設を進めている山形エコハウスからも約50分程度です。
詳細がきまり次第この場でもお知らせしますが、ご興味のある方は、事前にご連絡いただければ幸いです。

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もくたて

2010-03-01 22:14:56 | *白鷹の家
白鷹の家は明日完了検査を受ける予定。
今日は南面開口部の木製建具(もくたて)がつきました。

職人さんが手がけを現場加工したり、No.250を取付けていきます。

この手がけは、戸枠を直接掘り込むというシンプルだけど職人技が必要なもの。
とてもいい感じで仕上がっていました。

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LED:ペンダント照明

2010-02-27 19:23:55 | *白鷹の家
LEDを用いた照明器具はまだまだ高価ですが、LEDの電球そのものは安価なものが各社から発売されています。

そこで、白鷹の家では2階の吹抜けに既成のペンダントライトを採用して、電球をLEDにしました。
シャープのLED電球をまとめてネットで購入したので、定価よりも安く1個あたり約2,500円程度でした。

吹抜けにLEDを採用したのは、消費電力が少ないので電気代が圧倒的に安いのと、電球の寿命が白熱灯の約40倍ととても長いので、手が届きにくく電球の交換がしにくい吹抜けにぴったりだからです。

LED電球の演出性は白熱灯に比べると劣りますが、吹抜けなどの比較的広い空間では違和感を感じることはありませんでした。

環境負荷の低減という政府の方針もあり、白熱灯の製造はあと数年以内に中止されます(東芝は既に昨年で製造をやめています。)ので、今後は、LEDが加速度的に普及することになると思います。価格に関しても、将来的に今の1/5程度まで安くなるのではないかと思っています。

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壁面採光という工夫

2010-02-23 16:09:14 | *白鷹の家
壁面の仕上げが始まりました。

この壁が採光面として光を透過します。

紫外線を遮断するので、木材だけでなく建具や畳も日焼けしにくく、建物を長持ちさせてくれます。

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ダイニングのあかり

2010-02-15 23:40:45 | *白鷹の家

louis poulsen toldbod(トルボー)

1966年にデザインされた、外部用ポール照明(外灯)。
シンプルな形状とアルミキャストに粉体塗装された「ザラッ」とした感じがすごくいい。
荒削りのような仕上げが、素材の特徴を良く引き出していて、山の中のような自然がたくさんあるところにぴったりだし、かといって、人々でにぎわう街なかに置いてもすんなり環境に溶け込んでしまう。

ランドスケープアーキテクトは、照明器具を選ぶときに、なんとなくルイス・ポールセン派とベガ派に好みが分かれると思います。。計画用途にもよりますが、ルイス・ポールセンの中で、トルボーはお気に入りの照明のひとつでした。

というのは、少しマニアックな余談です。。

そんなトルボーがデザインそのままで、ペンダントライトになっているのを知りました。
セード部分は手吹きガラスでできていて、ポール灯とは違った魅力があります。


ダイニングのあかりにとってもお勧めです。

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巾木ルーバー壁

2010-02-13 23:58:47 | *白鷹の家
こないだ塗った壁下地の上に、吹抜けの手摺と一体的に造作した壁仕上げが組みあがりました。

巾木に使っている杉材を流用して無双格子のように目透かし張りしています。
特別な材料ではありませんが、使い方を工夫することで、これまでにないような雰囲気の玄関ホールに仕上がりつつあります。

この壁面の板と板の隙間は、将来的に本棚を設置できるように、棚用レールの埋込寸法も考慮して設計しました。
住み続けるにしたがって物は増え続けますから、将来、壁面を全面的に収納スペースとして活用できるような計画にしています。

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No.250

2010-02-02 22:01:42 | *白鷹の家
白鷹の家では、南面開口部を幅3間(5.46m)にわたって、全て開け放つことができるようになっています。
そのために、構造的な工夫をして、在来工法で積雪荷重をクリアしながら、5.46mを無柱空間としています。
開口部に用いる予定の金物は、No.250。
ベストから発売されている木製建具の専用金物「引き寄せ締り」。
巨匠吉村順三さんと共同で開発したものだとか。。

金物が、完全に戸枠の中に納まるようになっていて、これによって、建具を閉じた状態でも視線のじゃまにならず、屋内外を視覚的にひとつながりにすることができます。


また、この開口部の室内側(リビングダイニング)は3間四方の空間になっています。
これは、能舞台の大きさと同じです。

3間四方の空間は、かつての日本人のライフスタイルに合った心地よい広さと考えることもできます。
こうした日本古来の心地よい広さをこの住宅では取り入れています。

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テーブル探しの旅

2010-01-31 14:10:27 | *白鷹の家
白鷹の家の内装がどんどん進むにつれ、現場監理と同時並行で家具選びをしています。
今回、主室と呼んでいるリビングダイニングには、木の丸テーブルを予定しているのですが、四角や長方形のテーブルに比べて圧倒的に数が少なく、難航中。

採用したい家具のひとつが深澤直人さんがデザインしたマルニ木工のHIROSHIMAシリーズ。

画像はマルニのHPのリンクより

この完成度でこの価格は決して高いとは思わないが、高価であることには変わりない。
なにしろ、計画には「予算」というものがあるのだ。。

テーブルに合わせる椅子までも決めてしまうような魅力がこのテーブルにはある。
美しいけれど、建つ場所を選ぶグレン・マーカットさんの建築のようだ。



植栽工事がまだ残っている。。

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