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TATSURO SHIBUYA + ARCHITECTURE LANDSCAPE DESIGN STUDIO

アーキテクチュアは建築、ランドスケープは景観。風景を生かす建築環境デザインに取組んでいます。

グッドデザインエキスポ搬入@東京ビッグサイト

2010-08-26 16:48:45 | *白鷹の家
2010年度グッドデザイン賞にノミネートされた「白鷹の家/SNOW LIGHT HOUSE」。
グッドデザイン賞の二次審査と27日(金)~29日(日)に開催されるグッドデザインエキスポの展示物の搬入を行ってきました。

実際の写真や図面などを入れたA1のプレゼンボード2枚、学生のみんなに手伝って頂いた1/30の断面詳細模型、1/1の採光断熱壁のモックアップと、盛りだくさんの内容となりました。


「白鷹の家」の詳細はこちらへ


渋谷達郎+アーキテクチュアランドスケープ一級建築士事務所の「白鷹の家/SNOW LIGHT HOUSE」の展示は、ユニット7(戸建住宅・集合住宅 部門)に展示してあります。


こんな感じで展示しております。


横から見ると、採光断熱壁のモックアップの後ろに断面模型が宙に浮いたように見えます。

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いよいよ、明日搬入

2010-08-24 23:33:12 | *白鷹の家
頼もしい助っ人たちの協力のもと、1/30の断面模型完成。
かなり迫力あります。

精度も高く、まさに本物みたい。
採光断熱壁の光の具合も再現できています。

グッドデザインエキスポ2010
いよいよ、明日搬入です。

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グッドデザインエキスポの準備

2010-08-22 18:04:14 | *白鷹の家
ここ数日、泊り込みの勢いでグッドデザイン賞にノミネートされた白鷹の家/SNOW LIGHT HOUSE の展示準備に取組んでいる。

豊橋にいると、東京に展示するというだけで搬入・搬出の負担が大きくなるが、ありがたいチャンスなので、この機会を今後のために活かしたいと切に思う。

限られたスペースですが、考案した「採光断熱壁」の実物大モックアップと1/30の大きな模型、パネル2枚を展示予定です。

グッドデザインエキスポは8月27日~29日までの3日間、東京ビッグサイトで行われます。

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いかに環境になじませるか/CFD解析

2010-08-18 21:28:39 | *白鷹の家
「白鷹の家」の温度差換気のシミュレーション結果。
今回、CFDと呼ばれる数値流体力学による室内環境の可視化に挑戦しています。

設計段階で想定した風の流れが、実際に可視化されるとすごくわかりやすくなります。

上のイメージは無風状態での温度差換気の様子ですが、無風の設定でも温度差だけで、これだけの風がおきていることに驚きます。
向かって左側の南面から、吹抜けを介して、向かって右の北側へと空気が流れ、2階北側の窓から、空気を排出することで、2階の室温の上昇を抑えることができます。

白鷹の家は、斜面地に立地しているので、南面の全面開口からの自然通風と併せることで、動力を使わずに、パッシブな自然換気を実現しています。


シミュレーションには専門の解析ソフトを使うので、環境系の研究室の学生さんと協同しているのですが、改めて設備って、奥が深いし、面白いと思います。。
構造と一体となった建築は既に当たり前ですが、私たちは、設備と一体となった建築のあり方について、もっときちんと取組んでいかなくてはいけないと思います。


「いかに環境になじませるか(adapt)」が「環境」の時代の建築においては、重要なテーマだと私は思います。

これまでは、どちらかというと敷地の周辺環境とかコンテクストなど、ランドスケープ的なアプローチがとられてきましたが、これからは、建築自体をもっとやわらかくして、風や光にフィットするような建築設備っていうアプローチの方法も積極的に考えていきたいと考えています。

そして、そのときに大切なのは、建築任せのエコにならないことだと思います。
やはり、建築は「人が関わってなんぼ」のものですから。。




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Gデザイン賞/2次審査セット

2010-07-31 23:11:49 | *白鷹の家
2次審査に向けての展示ガイド、無料パス、DM用のハガキなどもろもろ届きました。

Gデザイン賞の2次審査は、8月末にビックサイトで行われます。
2次審査後にグッドデザインエキスポ2010として8月27日~29日まで一般公開されます。

住宅は実物を持っていくわけにいかないので、展示方法を考えねば。。

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2010年度グッドデザイン賞一次通過

2010-07-17 22:27:56 | *白鷹の家
このたび、「白鷹の家」が2010年度グッドデザイン賞の一次審査を通過いたしました。
このような機会に恵まれたことを大変ありがたく思っております。

8月末に東京ビックサイト行われる「GOOD DESIGN EXPO 2010」にて展示予定です。
詳細がわかり次第、お知らせしたいと思います。

気を引き締めて頑張ります。

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シンボルツリー/ヤマモミジ(株立)H=5.0m

2010-04-28 13:18:00 | *白鷹の家
山形もようやく暖かくなり、いよいよ植栽工事です。
白鷹の家では、「家を建てるのに使った樹木と同じかそれ以上の樹木を植える」というカーボンオフセットを念頭に置いてランドスケープの計画を練りました。
とは言え予算は限られますので、本数を厳選して、できるだけ大きい木を植えることに計画段階から注力しました。

また、住まい手と共に育った木には、大切な思い出や様々な思い入れもあるので、既存の住まいがある場合には、可能な限り移植にて対応しています。
樹木にとってもストレスを軽減できるように、できるだけ以前の環境を活かすような植栽計画とします。

移植は高くつく場合もありますが、圃場と呼ばれる樹木の栽培畑が近くにない場合には移植の方がリーズナブルになるケースもありますし、なにしろ、既に育った木を植えることができるので、最初から見ごたえのある植栽計画が可能になります。


ただ、サクラなど、樹木によっては移植が難しい木もあるので、コストと全体の植栽計画を勘案していくつかは新植することになります。

今回、シンボルツリーとなるヤマモミジを新植しました。
地場の畑で5年も寝かせた高さ5.0mの株立ちものです。
根鉢も直径1.5mもある大物なので、ユニック車とユンボを使って慎重に設置しました。

これだけ立派なヤマモミジはなかなか手に入りませんが、植木屋さんの好意で植えることができました。まさに掘り出し物です。


樹木にも正面と裏の向きがあります。これは、現場で実際に木を見ないと分かりませんので、こうした大物を植える時にはきちんと立ち合って指示することが大切になります。

樹木は生き物だけに、同じ品種でも成育環境によって一つ一つ形が違います。そこが建築とは違うところであり、面白いところです。

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断熱ブラインド(ロールスクリーン)

2010-04-06 21:13:01 | *白鷹の家
白鷹の家に断熱ブラインド(ロールスクリーン)が付きました。
南面開口部の間口が3間(約5.4m)あるので、幅2.65mの幅広のロールスクリーンを2基設置しています。2分割にしたのは、間に昇降コード(ひも)を見せたくなかったからです。

開口面積が大きいということは、日が照っているときは日照の恩恵を受けますが、日が陰った時には、熱損失も大きいということになります。
そこで、窓際に設置するロールスクリーンは、布が2重になっていて、間に空気層を確保して断熱できるような製品を探しました。こうした要望を満たす製品は、現状ではかなり限られてしまいます。

シルエット・シェードbyハンターダグラス
色はリネン・フラートというややベージュがかった白です。
制作可能最大幅の範囲ならば、1mm単位で制作可能です。(要問合せ)

一見するとブラインドのように見えますが、スラットと呼ばれるブラインドの羽にあたる部分がファブリックでできているため、障子のような独特のやわらかい光になるのが特徴です。
ブラインドのように羽の角度を変えて調光も可能です。また、ロールスクリーンですから、天井内に巻き上げて開口部をすっきりと見せることもできます。

国内では取扱いがそれほど多くない製品なので、既成のブラインドなどと比べるとまだ高価な製品と言わざるを得ません。ただ、きちんと設置場所とサイズを家全体の開口部の中で計画すれば、非常に有効かつ効果的な製品だと思います。

こういった演出性が高く、断熱性に配慮した製品が今後エコ改修の対象として、どんどん増えてくると、設計者としては選択肢が増えるので、嬉しいのですが。。

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和室/縁無し置き畳

2010-03-25 23:39:14 | *白鷹の家
畳は、なんといってもゴロ寝できるという床座の魅力があります。
しかし、通常の畳床にすると、床の仕上厚が違うので、下地でコストアップになってしまいます。
それから、畳自体も畳表の交換など後々のメンテナンス費用も嵩みます。

そこで白鷹の家では、他と同じフローリングのまま仕上げて、その上に縁無しの置き畳を置いています。

置き畳は簡単に取り外しや移動ができるので、汚れてもそこだけ交換することができます。また、畳を片付けてしまえは、多目的に使うことができるわけです。

そして、こだわったのが壁と天井の仕上げ。
和紙のようにやわらかい表情のタイベックで全体を包みました。
窓の高さを床に近くして、雪見障子風に。
照明も間接光を主体にしました。

特別な材料を使っているわけではありませんが、それぞれの材料のよさをうまく活かして、ほっこりとした落ち着くような空間になっています。



いよいよあさってから、27日・28日はオープンハウスです。

この空間は文字だけではなかなか伝え切れないので、よろしかったら体験しに来ていただきたいです。
お待ちしております。

※駐車スペースが限られますので、おいでの際は事前にご連絡ください。
連絡先はこちら:オープンハウスのご案内

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4面全面からの自然採光

2010-03-21 23:35:17 | *白鷹の家
白鷹の家の2階は、四方の壁面を全面採光面としています。

日中は自然採光によりこの明るさです。
かつ、断熱性能は通常の壁面に匹敵する断熱性能を確保しています。

そして、夜間は照明器具により、壁面全体が行燈のように光る仕組みです。


意匠と構造とを一体的に考えることで、採光面を損なうことのない方法で構造的な問題もクリアしています。

結果として、全面を採光面とすることができました。
北国では、冬季の日照時間が限られますので、こうした壁面からの採光は非常に有効になります。

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