縄文人のページ

何を書くかわからない

昔左翼は私有財産否定が主流だった

2015-06-17 14:33:50 | 政治
昔左翼は私有財産否定が主流だった。いま世界の共産主義国家が私有財産を認める方向で動いていることから、左翼の攻撃対象は家族と国家になった。家族は個人を縛るもの、国家もまた個人を縛るもの。つまり人権を主張して個人のエゴを最大限に広げようとする。

しかし家族も国家も個人を守るためには欠かせない存在。家族がなくて自分達はこうして生きていくことができたのだろうか。国家がなくて外国からの侵略に抗することができるのだろうか。

家族と国家は個人の対立概念ではなく、弱い個人を守ってくれる大切な存在。だからこそ先人達は自らの命を犠牲にして国や家族を守ったのである。

集団的自衛権反対の声がある。私もアメリカの世界戦略には疑問を持つ。しかし今核を持たずにアメリカから自立することは現実的な選択ではない。家族も国家もある意味集団的自衛権を意味する。一人では戦えない代わりに家族が、国家が一緒に守ってくれる。

私はこの個人主義の奇妙な現象の裏にグローバリズムの影を感じる。世界標準のスタンダードを持ち込むことにより、家族、国家は障害の対象と見なす。巨大企業が発展するためには労働力の流動化、低賃金化、関税自主権を放棄する市場の開放が必要だと。

こうしてみると家族、国家を否定するのは左翼だけではなく、グローバル企業も裏で手を握る。保守とは何かが見えなくなっている原因でもある。

保守とは何か。簡単なことである。自分たちを守ってくれた先人を敬い、現在の守り神である家族や国家そして地域を大切にすることである。日本では天皇という民というおおみ宝を大切にしてくれる存在を大切にすることである。

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