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バスケと人生の日々~陽のあたる場所へ

NBAと高校・大学・JBL・Wリーグバスケの話題中心に日々の雑感、バスケ戦術の記録、時に音楽・将棋について

フレグラントなGame5「Pacers対Heat」~荒ぶるVSソフト?シクサーズ最終Game7突入

2012年05月24日 | NBAバスケ

 

 

 昨シーズンのイースト王者、今シーズンもシーズン前は優勝候補筆頭のマイアミ・ヒートが王手かけながらも追い込まれてる。ボッシュ不在の影響がいろいろなことに顔出し、精神的に余裕ない切羽詰ったチーム状況のようである。

 若くしてヒート初優勝に大貢献したウェイドの精神状態がおかしい。チームに間違って伝染してる感じである。

 

 確かにバスケはルール上接触が許されない競技であるが、世界最高レベルに鍛え上げられたモンスター級選手たちに接触ないはずがない。激しいコンタクト、フィジカルに耐えうるため、どの選手もボディビルダーと見間違えるほど筋肉の鎧を身につけてる。その上で爆発的に走って飛ぶ凄いスピードも要求される。

 イースタンセミファイナル2カードはGame4終えた地点でどちらも2勝2敗タイ、注目のGame5「ペイサーズVSヒート」昨日ヒートが取って王手かけたのだが荒れたゲーム内容になったみたいだ。フレグラントファウルの連発、その判定(レベル1or2)、出場停止を巡ってリーグ側から新たに裁定が下された。

 

『 現地時間22日に行われたインディアナ・ペイサーズ対マイアミ・ヒート第5戦でフレグラントファウルを犯したヒートのウドニス・ハスレムに対し、NBAは第6戦への出場停止処分を科した。また第5戦最終盤、ペイサーズのランス・スティーブンソンにフレグラントファウルを犯したヒートの控えセンター、デクスター・ピットマンに対し、3試合の出場停止処分を科したこと発表している。ペイサーズのタイラー・ハンズブローは、ヒートのドウェイン・ウェイドに対するファウルが同23日フレグラントファウル2引き上げられたが、出場停止にはならなかった。もし第5戦でフレグラントファウル2とコールされれば、そのまま退場処分となるところ。ハンズブローはウェイドの頭をたたき、右目上に切り傷を負わせたが、その直後、ハスレムがハンズブローに対してフレグラントファウルを犯す。それは明らかにウェイドに対する報復と見られた。その結果、ハスレムは第6戦に出場できなくなったが、ハンズブローは出場できる見込みだ。だが、ペイサーズは第5戦で左足首を捻挫したダニー・グレンジャーが第6戦を欠場する可能性がある。当のグレンジャーは「王手をかけられた試合だ。プレイしなくてはいけないと思っている」とコメントした。ヒートは第5戦を115-83で大勝し、3勝2敗と王手をかけている。その試合は3つのフレグラントファウルがコールされる荒れた展開となり、ペイサーズのチーム社長、ラリー・バード氏は地元紙に対して、第5戦のペイサーズは"ソフト"だったと嘆いた。グレンジャーは23日、「バード氏の発言に同意する。我々はソフトなプレイだった。色々やられたが、上手く対処できなかった」とコメンした。バード氏の発言に対し、今シーズンのMVP、ヒートのレブロン・ジェイムスは、「バード氏はただチームのテンションを上げようとしただけだ。彼はチームがソフトじゃないこと知っている。だがチームが王手をかけられ、崖っぷちに立たされている状況で、自分が何を言っているかは承知しているはずだ。だからこそ、バード氏が今季エグゼクティブ・オブ・ザ・イヤーに選出されたのだろう」と話した。また、ウェイドは「ファウルについて泣きごとを言っている場合ではない。第5戦で起きたことは気にしない。第6戦に向かって進むだけだ」と語った。 』(NBA日本語ニュースより)

 

 

イーストセミファイナルGame5 インディアナ・ペイサーズ(2勝) 83-115 マイアミ・ヒート(3勝)

 

 やるかやられるかの戦いにおいて精神的にも肉体的にも少しでも気持ち引いたほうが負けである。百戦錬磨のウェイドとレブロンはそこのところの認識をよーくわかってる。だからフレグラントファウル級のプレイしていいというわけでない。

 最初にやられたウェイドは怒るそぶりなく平然としていた。2ピリ始まってすぐ起こったペイサーズハンズブロウのフレグラントは明らかにウェイドのボールに対してハードファウルだった。ボールはたいた直後の勢いでウェイドの顔面に当たった。レフリーのフレグラント1コール(相手1ショット・相手ボール)は正しかったと見える。その後の報復フレグラントなければフレグラント2(相手1ショット・相手ボール・即刻退場処分)へ変更はなかったのではないか。

 問題はその数分後ヒートハスレムと勝負がついた4ピリ終盤のヒートピットマンのフレグラントファウルである。この2つは映像を何回見てもボールへプレイしていない危険なプレイで明らかなフレグラントファウルである。相手めがけて故意にダメージ与える悪質なプレイである。

 

 リーグ側の変更処分はカンセミファイナル終盤盛り上がり、勝敗にぎりぎり水を差さない妥当なものであると思う。勿論、被害大きかったペイサーズにしてみればこれでも怒り収まらないだろうし、ヒートにしてみても最初にやられたのはこちらだと思ってるかもしれない。「報復」という勘違いは時にとんでもない代償を払うことになる。一時のつまらない感情に流されて悔いるのは選手本人たちだ。ウェイドははなから問題にしていないことが発言からわかる。何というふてぶてしさであり、見方変えれば一流の勝負師かもしれない。勝つための前しか見てない。プロとして是非はいろいろあるだろうけど。

 

 私の感想は、極限の大勝負に世間の常識とか価値観を差し込むのはやめてもらいたいと思うだけ。まして人としての倫理観問うような発言など論外だと思ってる。悪いことは悪いのだが、そこにはバスケの厳格なルールだけが裁きの基準であり、その基準の下で人類最高レベルのバスケが見たいと思うだけである。

 

 ペイサーズこのチャンス生かして明日のホームGame6、シクサーズみたいに追いついてよ。ヒバートとウェストでインサイド制圧してリバウンド支配して勝ってもらいたい。グレンジャーの怪我(捻挫)確かに痛いがここまできたら総力戦でしょ。シーズン通りの全員バスケでヒートにバスケで仕返してくださいな。

 もしGame7に突入することになれば、どちらも応援したい。

 

 

 

 

 

イーストセミファイナル Game6  ボストン・セルティックス(3勝) 75-82 フィラデルフィア・76ers(3勝)

 

 シクサーズやったか!土壇場ホームで追いついた。ディフェンス粘り強くボストンFGを26/78(33%)に押さえきり勝っちゃったよ。こちらもシーズン通りの全員バスケで2桁得点5人。

 

 イーストセミファイナル2カードの構図はそっくりだ。

 

   『ビッグスリーVS全員バスケ』対決  どちらか1チームは全員バスケスタイル残ってもらいたい。

 

 

 


ウェスタンセミファイナル決着~ほぼ予想通りに、イースタンセミファイナルまだまだ続く

2012年05月22日 | NBAバスケ

 

ウェスタンSemi Final Game5 LA・レイカーズ(1勝) 90-106 OKC・サンダー(4勝)

 

 

 いつの時代もどこかで必ず世代交代が起きるものだ。

 

 若い勢いとエネルギーほとばしる様を見る機会遭遇できたことがうれしい。

 OKCサンダーはこの2年POで、一昨年優勝したレイカーズに叩かれ、昨年優勝したマヴスに叩かれた。今シーズンは色々な意味で成長続けほぼ同じメンバーでファストラウンド対マヴスに4連勝、レイカーズ相手に4勝1敗と見事な雪辱果たした。

 また、その勝ち方の中身がよかった。勢いだけで勝てたのは、たぶんマヴスとのGame2、レイカーズとのGame1だけでしょう。PO9ゲーム中7ゲームは接戦で、ひとつ間違えると即敗戦に結びつくような局面がいくつもあった。2大エースといわれるKD・ラッセルの力だけでないことは明らか。6マン賞のハーデン、得点こそ少ないがディフェンスの要センターパーキンス、PFで凄いシュートブロックたたき出す世界一ブロック王イバカ、貴重なシューターでありしつこいディフェンスのセフォローシャ等々、ここだけはという持ち場を突出して磨き上げたチームになった。

 

 

 もちろんKDの試合決める勝負強さや怖いもの知らず突っ込み隊長ラッセルの存在は、ほんとうにビッグゲーム支配するだけのプレイへと進化した。この規格外SF・PGの2枚看板は、インサイド強いレイカーズをも凌駕するビッグプレイ連続で今シーズン最も調子上げたLALを退けた。

 

 

 レイカーズコービーは心底疲れ切ったPOシリーズになったことだろう。若さ溢れるナゲッツとのファストラウンド、Game7まで追い上げられて直後のセカンドラウンド、一時体調崩しながらも点滴打ちながらの出場。よく大きな怪我しないものだと、後半へとへとになりながらも振り絞るプレイに「神」領域に近づいたと感じさせてくれた。しかし、チームが負けてしまっては「神」もなにもないということになってしまう。Game5終了直後引き上げる表情に「無念」さ、「悔しさ」が凝縮されている。まだまだコービーのプレイは見たいと強く思う。

 

 

 

 

 

 

ウェスタンSemi Final Game4 SA・スパーズ(4勝) 102-99 LA クリッパーズ(0勝)

 

 

 ウェストもうひとつのカード「スパーズVSクリッパーズ」は、Game4いちばんもつれてLACに勝つチャンスあったみたいである。CP3の最後のTOなんて誰も責めないでしょう。本人はその責任を自覚して公式発言してるが・・・クリス・ポール、偉大なガードへ飛躍するトレードだったという1年になった。もしもなんていう発言は愚かかもしれないが、レイカーズへのトレード成立してたらどうなってたんだろう?

 想像できないし想像できるもう意味のないこと。長きに渡り踏み続けられたチームは劇的に一新した。手をついてるNBA2年目グリフィンも素晴らしいガードをパートナーに迎え自身の能力を嬉々として向上させたことでしょう。こちらも大怪我なくてよかった。相手が悪すぎた。

 

 スパーズ一体どこまで連勝街道なの?

 

 PO8連勝どころか、4月レギュラーシーズンから20連勝近くでしょ。目一杯の連勝でなく、いろんな選手使いながらの連勝だからこれまた凄い。

 

 この結果、ウェスタンカンファレンスファイナルは大方予想通り「スパーズVSサンダー」、Rシーズン1位・2位実力通りの対戦となった。

 この絶好調スパーズを止められるとしたら一番手にサンダーと思うから、このカンファイナルがNBAファイナルでもいいくらいだ。

 しかし、ウェスタン王者になるどちらかが必ずしもNBAチャンピオンになるとは限らないところがこれまた面白いところだ。

 

 

 もつれはじめたイースタンは本日Game5「シクサーズVSセルティックス」で心配されたスタミナ面クリアして、後半安定したゲーム運びだったようだ。

 ボストンピアースの体調面心配であるが、今日の勝ち方だとセルティックス有利であるように感じる。

 

 

イースタンSemi Final Game5 シクサーズ(2勝) 85-101 セルティックス(3勝)

 

 

 問題はイースト優勝候補のマイアミ・ヒート、1勝2敗なのに崖っぷちの感じするGame4で前半リードされ「もしや?」と思わせたが・・・

後半ウェイドとレブロンの必死プレイ、ルーズボールやRebなどここまで頑張るかというプライド捨てたようなプレイの連続で逆転勝ちした。

 この2人で取りも取ったりウェイド30点・レブロン40点の70点

 この2人がこういう風にプレイしないと今のヒートに勝ち目ない様に感じる。Game5、Game6ももつれるだろう。ペイサーズがインサイドゴリゴリ攻めるところ見たい。一番ベテランのD.ウェストがGame2・3のときのようにもっと頑張らなくては・・・ペイサーズオフェンスで鍵握るのはセンターヒバートとフォワードグランジャー、あとガードのG.ヒルはもっと得点に絡めると思うのだけれど。ウェイドとレブロンの疲労度は半端ない。ヒート2人で突き抜けるのか、それともペイサーズ8人で受け止められるのか、このカードも楽しみな戦いだ。

 

 

  

 

 

 


YoungAgeチームvsOldAgeチーム~面白すぎるカンセミファイナル、イースタン「Pacers対76ers」あり得る?

2012年05月19日 | NBAバスケ

 

 

 今シーズンPOはまだカンファレンスセミファイナルだというのに熱い接戦が続く。まずは現地5/18までの結果から。

 

 【イースタンセミファイナル】

 

  「セルティックスVSシクサーズ」 

   Game1 92-91 セルティックス1勝   Game2 81-82 シクサーズ1勝

   Game3 107-91 セルティックス2勝  Game4 83-92 シクサーズ2勝 ⇒ 結果 2-2 タイ

 

  「ヒートVSペイサーズ」

   Game1 95-86 ヒート1勝   Game2 75-78 ペイサーズ1勝   Game3 75-94 ペイサーズ2勝

   ⇒ 結果 2-1 ペイサーズリード

 

 

 【ウェスタンセミファイナル】

 

  「サンダーVSレイカーズ」

   Game1 119-90 サンダー1勝  Game2 77-75 サンダー2勝  Game3 96-99 レイカーズ1勝 

   ⇒ 結果 2-1 サンダーリード

 

  「クリッパーズVSスパーズ」

   Game1 92-108 スパーズ1勝  Game2 88-105 スパーズ2勝 ⇒ 結果 2-0 スパーズリード

 

 上記8チーム主力選手の年齢調べてみた。だいたいの見当はつきそうなものだが、若いチームと年齢層高いチームに分かれた。

 

 まずはヤングチーム

 76ers:Holiday(21),Turner(23),Spencer(24),Iguodala(28),L.Allen(23),T.Young(23),Meeks(24),L.Williams(25)、Brand(33) 平均24.8歳

 Pacers:P.George(22),Hibbert(25),G.Hill(26),Granger(29),D.West(31),D.Collison(24),Hansbrough(26),Barbosa(29) 平均26.5歳

 Thunder:KD(23),Westbrook(23),Ibaka(22),Perkins(27),Sefolosha(28),Harden(22),Collison(31),Fisher(37) 平均26.6歳(フィッシャー1人で上げてるな~)

 Clippers:Griffin(23),DeAndre(23),C.Paul(27),Foye(28),Butler(32),Bledsoe(22),N.Young(26),M.Williams(29) 平均26.3歳

 

 こうみるとこの4チームは若い。主力に20代前半が多いことがわかる。今後大きなトレードなければ来シーズン以降も安定してPO出場チームとなるだろう。

 

 年齢層高いチーム(主力8人の平均年齢)

 Spurs:平均28.5歳    Heat:平均28.9歳    Lakers:平均29.3歳    Celtics:平均29.5歳

 

 スパーズはダンカン(36)・ジノビリ(34)、ヒートはウェイド(30)・ボッシュ(28)、レイカーズはコービー(33)・ガソル(31)・メタ(32)、セルティックスはレイアレン(36)・ガーネット(35)・ピアース(34)とかつてのビッグスリーは格段と高齢だ。

 

 

 

マイアミ・ヒート(1勝) 75-94 インディアナ・ペイサーズ(2勝)

 

 

 前半互角だったペイサーズ、後半ヒバート・グランジャー・ヒルの活躍で見事ヒート撃破した。ボッシュいないインサイドとウェイド不調を突いて1勝リードした。

 不調ウェイドがお家騒動まで起こしヒートまさかのピンチ。イースタンはブルズに次いで第2シードチーム(優勝候補)まで姿消してしまうのだろうか?

 

 

 

 シクサーズ大逆転勝利、前半46-31の劣勢を後半躍動して37-61と爆発、最も若いチーム(第8シード)がどこまで勢いに乗れるか?

 

 

 

 

 

 

OKC サンダー(2勝) 96-99 LA レイカーズ(1勝)

 

 

 どちらが勝っても不思議でない緊迫した接戦、Reb力とFT(フリースロー)たくさんもらったレイカーズが何とか1勝あげた。やはりコービーのスーパーマンみたいな活躍が勝利をつかんだ。レイカーズFT:41/42(98%)どうかしてる。こんな数字見たことない。その内コービーが18/18でパーフェクト。

 これでGame4がますます面白くなった。

 

 あとは、LAC1勝してくれると4カードすべて見ごたえあるのだが・・・コンディション悪すぎ、相手(スパーズ)強すぎLACは最も厳しい状況に追い込まれている。

 

 

 

 

 


West Con Semi Game2「LAL vs OKC」~白熱POゲーム最終盤KDスーパープレイで逆転勝利

2012年05月17日 | NBAバスケ

 

 

 なんて幸せなママなんだろう。誰にだってお母さんはいる。コートサイドで息子の応援をしかもこんなビッグゲーム目の前で応援できるなんて。

それにふさわしい努力と生き方してきたからなのだろう。激戦のゲーム終了後、お母さんに駆け寄り感謝の言葉?かけるKDも素晴らしいのだけれど・・・

 

 一昨日Game1とは明らかに異なる試合展開になった。それは両者ともおそらくわかってたことで、中一日しかない時間でも様々な準備とタクティクスを練って来る。NBA選手、コーチ陣対応の早さ、戦術の深さに改めて感嘆する。

 仕事の隙間みてYahooゲームチャンネルでの観戦、映像はないがシューティングチャートと英語文言、ほぼリアルタイムで更新されるゲームスタッツもとに頭の中で映像化する。これまた、なかなか面白い作業で、特にこのゲーム終盤2分切ってからポンと更新される文言(結果)待つドキドキ感くせになりそう。

 

 

LA レイカーズ(0勝) 75-77 OKC サンダー(2勝)

 

 3ピリまでは一進一退のどちらかというとレイカーズペースに思えた。やはりLALフロントラインは強かった。LALバイナム・ガソル・メタとOKCパーキンス・イバカ・KDのReb&得点比較は、Reb25:15、Pts42:32とあきらかにレイカーズ頑張ってた。ただし、ディフェンスにおけるBS(ブロックショット)は2:8でブロック王イバカのバチコーンBSが7回も炸裂している。圧巻はバイナムのパワースラムダンク?をワンハンドで弾き飛ばした写真。

 

 際どいゲームになった要因は、サンダーG陣ウェストブルックとハーデンの明らかなミスではないが、シュートセレクションとシュート不調がハーフコートオフェンスでレイカーズやりやすい展開に持ち込まれてしまったこと。ウェストブルックは少し単発にシュート打たされすぎたのかもしれない。Game1からレイカーズのウェストブルックに対するディフェンスには誰(セッションズ・ブレイク・コービー)がマッチアップしようが一貫性を感じる。彼の最大武器であるぺネトレイトドライブやそこからレイアップやダンクに持ち込まれないディフェンスポジションを取るということ。ボールに無理なプレッシャーかけずにアウトサイドでは遠めのジャンプシュートなら打たせようみたいな。

 

 それに対して、OKCのコービーに対するディフェンスは、セフォローシャにファウル覚悟で足元に入らせアウトサイドシュートに出来る限りのプレッシャーかける。セフォのディフェンスはコービーに効いていたのではと推測する。たらればであるが、特に終盤コービーのショットFG%が悪すぎた。ファストラウンドとは真逆の結果にイメージしづらかった。

 

 

 

 終盤、残り4分くらいからOKCの得点止まり、残り2分ちょっとバイナム2点シュート成功によりこのゲーム最大7点差なったとき正直ゲームオーバーかと頭よぎった。そこからエースKD怒涛の連続得点で逆転まで、ハイライト映像も見てないが、コービーのたぶんボール運びからスティールして2点シュートも含まれている。このKDの超爆発力映像でみたかったな・・・

 それを形容して『 Star Power 』とYahoo Sport英語版見出し記事に。 

「After Kevin Durant led OKC to a thrilling come-from-behind victory over the Lakers, there's no denying his greatness.」

 

 レイカーズは予定してたゲームプランかなり実行できたと思うのだけれど、いかんせんアウトサイドシュートFG不調すぎた。LALチーム全体FGが38.5%、3Pt 2/15(13%)では得点伸びない。チームディフェンスが成功してただけに勝つチャンス逃してしまったが、Game3・4のホームに向けてGame1とは異なる手ごたえ、修正すべき点がはっきりみえてきたことは収穫でもあったGame2であると思う。

 ウェスタンこのカードとイースタン「ヒートVSペイサーズ」カードはやはり目が離せない。

 

 

 


イースト波乱の予感?~イーストカンセミは長引くのか?

2012年05月16日 | NBAバスケ

 

 

 マイアミはもう初夏で日差し強く暑いんだろう。南国リゾートを感じさせる景色だ。

 

 今シーズンNBAは主力選手に怪我の連鎖が断ち切れない。レギュラーシーズンからプレイオフまで、最後まで続くような気がしてきた。

 

 

 

 イースタンセミファイナルGame1でマイアミビッグスリーの一人クリス・ボッシュが下腹部筋肉を傷め無期限の休養に入った。少なくともこのシリーズは出場できない状態らしい。このシリーズというのはカンセミファイナルを指すのか、PO全体を指すのかわからない。

 マイアミにおけるボッシュの存在価値はレブロンやウェイドと比較すると意外に評価されてないような気がする。NBAこの20年における進化は、PG・SG・SF(1・2・3番ポジション)に代表される。センターやPFは肉弾戦による消耗激しく、ボールないところ(制限区域内)でいつも骨が軋むような場所取りをしなくてはならない。体幹や下半身の強さはあらゆる選手の中でも群を抜いている。

 怪我の症状がすぐ発表されないところをみると、重症なのかもしれない。

 

 イースタンセミファイナルGame2 インディアナ・ペイサーズ(1勝) 78-75 マイアミ・ヒート(1勝)

 

 何というロースコアだ。POに入って特にイーストでは70、80点台のゲームが目に付く。単にディフェンシブだからだろうか?

 シュート率悪い重苦しいゲーム展開が続いてる。 ヒートのレブロン43分28点、ウェイド37分24点、ここまではいいがその他選手全員が5点以下。ボッシュ離脱でマイアミ厳しい戦況余儀なくされた。

 ディフェンス面でレブロンの負担かかる分、さくっとDEFリバウンド取れない分、ヒート自慢の速攻も出ない。ほとんどのオフェンスをウェイドとレブロン2人で組み立てていくから通常のゲームより疲労度が高い。ゲーム終盤、ウェイドドライブからのレイアップ踏ん張りきれず外したり、レブロンFT2連続ミスしたりとマイアミ「らしくないミス」で「らしくないペイサーズ」に1勝あげてしまった感じする。

 

 

 

 3点ビハインドでラストショットはウェイドかレブロンのスリーしかないと思ったら、ウェイドあっさりとチャルマーズにパス。レブロンはスクリーンなく3PTラインに立ってるだけだった。

 

 オフェンス面でのボッシュローポストプレイがウェイドとレブロンのプレイ選択をどれほど増やしていたか、ウェイドとレブロンが単純な1対1で切り崩してフィニッシュという苦しい局面が多すぎた。この2人による2メンプレイもP.ジョージとD.グランジャーに読まれてタフショットさせられたり、パスアウトしたりと決め手に欠いた。ヒートはチャルマーズがもっとプレイに絡んでシュート決めに行かないとGame3以降もGame2のような展開になるかもしれない。

 

 ペイサーズもこんなシュートFG悪かったのだろうか?

 ヒバート、ウェスト、グランジャーのフロントラインがシーズン通り機能してシュート決まれば、ボッシュなきヒートに十分互角に戦える感じ受けた。

 ガードG.ヒルとベンチバルボサが貴重な得点あげてたからペイサーズの方がチーム総合力では面白いと思うんだが、経験値高いヒートビッグ2が強引に持ってくのかな?

 ペイサーズはホーム帰ってのGame3、Game4、チャンス広がった。イースタンセミファイナルはGame7までもつれるかもしれないな。

 

 イースタンもう一つのカード「セルティックスVSシクサーズ」も昨日1-1のタイに持ち込んだ。カンセミはイースト長引き、ウェスト短期に終了する可能性感じさせる序盤戦になった感じするが・・・どうだろう?

 

 

 

 

 


ウェスタンPO2ndラウンドへ突入~予想外の因縁対決、LAC最終戦Game7について

2012年05月15日 | NBAバスケ

 

 

 ウェスタンファストラウンド終了したかと思いきや中1日でセカンドラウンド始まった。

ファストラウンドスウィープし一週間ちょっと十分な休養とチーム練習できたサンダーGame7までもつれて疲労困憊のレイカーズとの対戦。

おまけにレイカーズ大エースコービーが体調不良からたぶん完全復調していないコンディションでの戦い。

 

 これほど差つくとは予想してなかった。

 

 

 3月レイカーズからサンダーへ電撃移籍したフィッシャー、4月R.シーズン終盤、例の肘打ち事件など、何の因果か因縁めいたカンセミファイナルGame1、全米でも一番注目集めるカードなのだろう。

 しかし、ゲーム内容は一方的展開で中立的ファンとしてはちょっと拍子抜けした戦いになったのでは・・・

 

LA レイカーズ(0勝) 90-119 オクラホマシティ・サンダー(1勝)

 

 勢いだけでないサンダーのシュートリズム素晴らしく、早々とレイカーズ戦意喪失したゲームになったみたいだ。ゲームスタッツ見て驚きの数字が・・・

サンダーTO(ターンオーバー)4、これまでスタメンの誰かが一人TO5くらい当たり前の数字だったのに・・・これはもう奇跡に近い。

 何度も見直してしまった。スターターはウェストブルックのTO1のみ。6マン賞のハーデンTO2。こんなことってあるんだな。それだけレイカーズディフェンスがハーフで受けてしまったのかもしれない。

 

 謹慎明け2ゲーム目のメタはどうしちゃったの?飼いならされたワンちゃんでは彼らしい野性味良さが出ない。サンダー大エースKDとマッチアップするのだから責任重大でしょう。レイカーズアドバンテージは4・5番ポジションにあるはずだから、今日まあまあだったバイナムとガソルがもっともっと暴れてくれないことにはGame2以降大変だ。

 

 それにしてもサンダーは素晴らしいスタート切った。マブスとのファストラウンド苦しんで接戦ものにしたスウィープがここにきて効いている。ただ、センターパーキンス怪我状況だけが心配の種だ。サンダーディフェンス屋台骨のパーキンスだからいないと大変だ。ブロック王イバカとともにレイカーズバイナム&ガソルコンビ封じるのはこの2人しかないだろうと思う。

 

 

 

 

 昨日あったウェスタン1st Round 最終ゲーム7 「LAクッリパーズVSグリズリーズ」、グリズ勝ち上がるかもと予想してたがこの人クリス・ポールがR,シーズンにはあまり見られないチーム戦い方で激戦に終止符打った。CP3ことクリポはほんとうに凄いポイントガードだ。個人的印象では特にこのPOにおける彼のPG振りは総合的に見て断トツ世界一PGだと思えるようなプレイ振りだった。

 スピードやシュート力や視野の広さが切れているのではない。もともとローズのような瞬発力はないタイプのPGだが、緩急のつけ方、相手ディフェンスすべてを見通す判断力、チームメイト生かしきるリーダーシップ、ここ一番のディフェンス対応から自分で決めにいくフィニッシャーまで体痛めながらも平然とこなしてしまう。なんか惚れ惚れするリードガード振りであった。

 

 

LA クリッパーズ(4勝) 82-72 メンフィス・グリズリーズ(3勝)

 

 LACは総得点82点中、スタメン5人で41点(CP3は19点)に対して、ベンチ5人で41点という離れ業を演じた。以前ベンチ層薄いと書いたことを訂正しなければいけない。LACトップスコアラーグリフィンが膝赤信号でそれでも28分も出場し8点、いつもなら豪快なダンクいけるのにソフトに苦しそうに飛ぶ姿見てヒヤヒヤする。今度ひねったらお終いだよと何度かつぶやく。

 ベンチN.ヤング、K.マーチン、M.ウイリアムズ、E.ブレドソらがスターター以上に活躍した。チームとして良い勝ち方したと思うが、中1日で明日セカンドラウンドGame1、レイカーズ以上に疲労しコンディション悪い選手多い。特にグリフィンは勇気もって静養したほうがいいと思うのだけれど・・・

 ウェスタン1位スパーズ相手なのだから、アウェイの1ゲームか2ゲーム捨てゲームにするくらいの大胆さ?ないかな・・・

 

 イースタン「マイアミVSペイサーズ」と「セルティックスVSシクサーズ」も非常に面白い激戦になりそうだ。後日また。

 

 

 


1st Round Game7~ウェスタン注目の1回戦DEN対LAL決着

2012年05月14日 | NBAバスケ

 

 何が本当の姿なのだろう?

 最終ゲームともなると本性が表れるのだろうか?

 それじゃこれまでの姿は偽物だったのか?

 何が作用したかはよくわからないが、LALガソルはこの数試合とは別人だった。これほどフィジカルにプレイできるのであれば・・・センターバイナムはまだまだという印象だけど。

 

 コービーには脱帽だ。体調悪い中でも勝つための最大限の仕事をこなしてしまう。彼のプレイには私利私欲が抜け、ヘッドコーチよりチームの誰が本日の当たり選手かよーく分かるプレイを瞬時に選択してるかのように感じた。

 

 

 インサイドを制圧したことが第一の勝因であると思うが、オフェンスのフィニッシュで最も威力あったのがブレイクのスリーであると思う。勝つためにまさにブレイクした。

 メタが謹慎明けで活躍したとブラウンHCコメントが報じられてるみたいだが、自分から見るとバイナム同様まだまだだと感じた。4/11のスリーがどうしたというのだろう?

 メタに求められてるチーム内の役割ってそういうことなのかな。ブラウンHCコメントはあくまで今後の意図的なもので、本心ではないだろう、多少傷心(小心)のメタに自信付けさせるための発言に思えてならない。

 

 それに対して、ナゲッツジョージ・カールHCコメントに感動を覚えた。本心でありゲームの核心をつかんでるなと。

 

『 一方のナゲッツでは、タイ・ローソンとアル・ハリントンがそれぞれ24得点を記録したが、ダニーロ・ガリナリ(3得点)とアンドレ・ミラー(3得点)は、ワールドピースの堅守に阻まれ、2人で合計FG19本中2本に抑えられた。
マイク・ブラウンHCは、「メッタはスタッツには残らない部分で素晴らしプレイを見せてくれた。今日はモンスター級の活躍だった」と、ワールドピースを賞賛した。
敗れたナゲッツのジョージ・カールHCは、「敗退による気落ちから解放された瞬間、チーム全員が皆のことを誇りに思うはずだ」、「今までのキャリアでも、シーズン最終戦でチーム全員を誇りに思ったことはなかった。試合は非常にフィジカルで、我々は相手のサイズにスピードで対抗した。彼らのサイズが少しばかり我々の特色を上回っただけのこと。ショットは十分に決められたと思うが、リバウンドの差が敗因だ」とコメントした。 』(NBA日本語ニュース)

 

 終盤4ピリに追いつき一時は逆転したナゲッツはこのシリーズでとてつもなく大切な経験と成長を見せてくれた。LALの目醒ましてくれるに十分な活躍と追い込みをした。このナゲッツの追い込みが次節「サンダーVSレイカーズ」にどのような影響与えたかわからないが、レイカーズに吉と出るか凶となるのか、最も楽しみな2ndRoundカードになった。

 

 いよいよ12時間後くらいに1回戦最終ゲーム7「LAクリッパーズVSグリズリーズ」戦に決着つく。グリズがほんの少し有利に見えるがわからないな。グリフィンとクリスポール大事に至らなければよいが・・・ちょっと心配だ。

 

 

  


イースタン1stRound終了~ウェスタン風雲急を告げる

2012年05月11日 | NBAバスケ

 

 遠い未来見据えて今は機が熟するまでただ静かに準備を重ねるしかないだろう。

 

 このような状況、結果はGame1終了時からすでに想定していた。もうこれ以上は・・・、肉体的・精神的痛み伴う戦いが終了になってよかったのかもしれない。希望託され残された選手がどんどん消耗して潰れていきそうだ。うその上塗りのように怪我の上塗りとなって取り返しのつかない状況がただただ膨らみそうな感じしていた。

 

 

 

 SFデン様、ほんとうにありがとう。左手首靭帯損傷して完治しないまま何ヶ月も今日も黒のリストバンドつけてブルズを一番支えてくれた。今シーズンはキャリア初オールスター選手に選出された。派手さより超堅実さを武器に、あなたが特に頑張ってくれたからシカゴは50勝も挙げることが出来た。しっかり休養してロンドンオリンピックではフランス代表としてまた流れるようなプレイみせてください。

 PFブーザー様、デン様同様感謝の言葉しか見つかりません。ローズの兄貴分として今後もよろしくです。

 

 

 シカゴ・ブルズ(2勝) 78-79 フィラデルフィア・76ers(4勝)

 

 

 アトランタ・ホークス(2勝) 80-83 ボストン・セルティックス(4勝)

 

 こちらも際どい勝負になったみたいだ。ホークスもよくやったと思うな。

 

 

 

 

 「Hard to stomach」のはずが、この人はやはり超人間だ。脱水症状になりながらも一人でどこまでもチーム牽引する。開幕から手首負傷でも試合出続け、ASゲームで鼻骨骨折しながらもマスクマンで活躍して、PO1stRound負けゲームでさえ一人鬼神のごとくプレイする。LAL回りの主力選手たちはいったい何やってるの?と言われても不思議でない。

 

 LA レイカーズ(3勝) 96-113 デンバー・ナゲッツ(3勝)

 

 とうとう、ついに、ほんとうにナゲッツ追いついてしまった。ミラクルでもなんでもない。この勢いがデンバー最大の強みであり実力だ。試合開始からPGローソン気持ちよすぎる思い切りの良さ。弾けすぎだろ。間違えなくチーム全体に気魄と自信を植えつけている。ベンチのC.ブリュアーもたった18分出場で18点とノリノリだ。あとはハリントンとマギー、シュート決まれば鬼に金棒だが・・・

 

 

 

 Game7はホームもアウェイも関係ない戦いになりそうだ。LALいつまで眠ってるんだ?

 

 謹慎明けのワールドピース頼みなのだろうか?・・・そりゃないでしょ。

 

『 ナゲッツはハーフコートでのプレイを得意とするレイカーズに対し、スピードで圧倒。第3Q終了までに90-68とすると、レイカーズは体調不良を訴えていたコービー・ブライアントを第4Q序盤にはベンチに下げた。ナゲッツがプレイオフのシリーズで第7戦までもつれたのは、1994年のカンファレンス・セミファイナルでユタ・ジャズと対戦して以来のこと。ジョージ・カールHCは、ローソンについて「彼のキャリアにとって大きな試合になったと思うが、第7戦は更に重要な試合になるだろう」と話し、賞賛。
ローソンは昨季のプレイオフで、当時のキャリアハイとなる27得点を記録した。ローソンは、「今日のようなスパークが必要だった。ファーストショットを決めて、次のショットも決まったから、失敗するまで打ち続けようと思っていた」とコメント。
 一方のレイカーズでは、ブライアントが胃の痛みを抱えてプレイしながらも31得点を記録。しかしアンドリュー・バイナムがFG11本中4本の11得点、16リバウンド、パウ・ガソルに至ってはFG10本中1本の3得点とするなど、主力のスランプが勝敗に影響したと言わざるを得ない。マイク・ブラウンHCは、「コービーは脱水状態で、非常に体調が悪かった。それでも彼はチームが勝つ為にプレイしてくれていたんだが、何よりも周りの選手、特にアンドリューとパウが奮起してくれなければ我々は勝てない」と語った。ブライアントは、不調に終わったバイナムとガソルを指し「我々」と語り始めると、「ステップアップ出来なかった。彼ら(バイナムとガソル)には第7戦で奮起してもらいたい。ここ2試合では見られなかった、絶対に勝つという強い決意を見せてもらいたいね」とコメント。更に、「(第7戦に向けた心身の心構えについて)パウとは試合後に少し話しをした。アンドリューともこれから話をする」と続けた。  』(NBA日本語ニュースより)

 

 これではコービー胃炎になるのも無理ないわな。

 

 ウェスタンは2カードスウィープで2カードGame7の大激戦になるのだろうか?

 

 すごい両極端だが、3位VS6位、4位VS5位カードだからどういう結果出てもアップセットと呼ばないのかな。

 

 

 


NBA PLAYOFFS Game5~意地とプライド、地元ファンの大声援・・・

2012年05月09日 | NBAバスケ

 

 シカゴユナイティッドセンターはいつにも増してすごい声援・応援だった。

 どんな窮地に立たされようが地元ファンはあきらめていない。Rシーズンからずっと応援し見続けてきたブルズファンはほんとうにあきらめていなかった。66ゲームシーズン、33ゲームをホームコートで残りの33ゲームをアウェイで、シカゴはホームで26勝アウェイで24勝の計50勝も挙げた。50回も幸せな気持ちにさせてくれたチームにPOでたとえ負けたとしてもブルズファンは怒ったりひどい文句言ったりはしないだろう。今やNBA代表するスーパースターガードを失ってもあきらめることなくこんな応援するファンの姿に胸が詰まってしまった。

 

 ブルズHCトムが一番諦めていなかった。個人もチームも徹底的にディフェンスを頑張り切る、今シーズン一番執念のディフェンスだった。シクサーズFGを25/78(32%)、3Ptを2/11(18%)に抑えきった。

 

 ブルズオフェンスでは、ブーザーとデンがすごく積極的にシュート放ちねじ込んだ

 

 「もう俺たちがやるしかないよ」と言わんばかりのプレイに感じた。

 

 

フィラデルフィア・76ers(3勝) 69-77 シカゴ・ブルズ(2勝)

 

 

 これでブルズVSシクサーズはブルズ2勝3敗、王手かけられてる状況に変わりないが、フィラデルフィアでのGame6は気持ち面でイーブンになった感じする。絶対ホーム最終Game7まで持ち込んで欲しいと思うより、Game6は今日の様になりふり構わず序盤からトップギアに入れたディフェンスで頑張って欲しい。100点ゲームの応酬も面白いNBAゲームであり、70点台のディフェンス合戦もまたNBAならではの面白いゲームだ。

 

 

 

 

ボストン・セルティックス(3勝) 86-87 アトランタ・ホークス(2勝)

 

 

 今シーズン序盤に大胸筋断裂という怪我負ったA.ホーフォードがチームを救った。4ヶ月近くもの治療・リハビリを経てようやく今シーズン間に合った。その間、チームを大車輪の活躍で引っ張ったJ.スミスは膝をかばいながらの46分もプレイ。

 J.ジョンソン15点、J.ティーグ16点、J.スミス13点、M.ウィリアムズ15点、A.ホーフォード19点と本来のスターター5人がやっとやっとのことで揃った。上記2人はまだ本来のプレイでないかも知れないが、ホークスもブルズ同様アウェイのGame6が天王山の戦いになる。セルティックスがいくらメンバー揃っても優勝したときの勢いや力はもう峠過ぎている。このRシーズンの戦い方を見たら明らかだ。

 今日のイースタン結果を受けてこの2カードはにわかに面白くなってきた。イースタンでは今日、マジック(1勝)87-105ペイサーズ(4勝)でペイサーズいの一番に抜け出した。明日ニックスVSヒートGame5でヒート抜け出すのだろうか?

 

 

 

 ウェスタンでは今日唯一のワンゲーム、ナゲッツVSレイカーズも激戦の末ナゲッツ2勝目あげた。

 

デンバー・ナゲッツ(2勝) 102-99 LA レイカーズ(3勝)

 

 今日のナゲッツはたぶんミラクル戦法のようにスタッツから感じる。先に1勝をあげた立役者ローソンが封じられたにもかかわらず・・・もう一人のガードアフラロとベンチスタートのマギー、ミラーが素晴らしい活躍を見せたみたいだ。

 

 

 こちらのカードも大方予想外にデンバーホームでGame6迎えることになった。ナゲッツはやはりジョージ・カールHCのGameごとに異なるゲームプラン?と敗戦分析後の修正、恐れ知らずの若手選手奮闘で物凄く面白くなった。

 

 LALセンターバイナムが稚拙な相手なめたこと言ってるとひどい目になるぞという典型ゲームになった。

 今のLALでほんとうに怖い選手は、K.ブライアントだけだとつくづく思う。コービー一人でどれだけ今のレイカーズを支えてるかよーくわかるゲームでもあったのではないだろうか。

 

 

  


NBA1st Round Game4まで終える~明暗くっきりほぼ行方定まる

2012年05月08日 | NBAバスケ

 

 NBA2012PLAYOFFSは本日2Game消化して、全チームGame4まで終えた。

 まずは本日、ウェスタン1位スパーズがジャズに4連勝スウィープした。これでウェスタン1位と2位サンダーは4勝0敗で2ndRoundへ駒を進める。昨季チャンピオンマヴスがサンダーと競り合ったもののスウィープされた。ウェスタンは大方の予想通りの展開。

 

  1位スパーズ(4勝) VS 8位ジャズ(0勝)  2位サンダー(4勝) VS 7位マヴス(0勝) 

 

 シーズン通りの結果に。

 

 スパーズとサンダーは主力に大きな怪我なく勢いあるから、今のところウェスタン本命はやはりこの2チームでしょう。

 

 グリズリーズ(1勝) 97-101 クリッパーズ(3勝)であったが、この2チームはGame2・3・4と大接戦・大激戦演じてる。クリッパーズのクリス・ポールやはり凄いガードだ。シーズン中より自分でシュート決めにいくゲームメイク増えている。クリッパーズはベンチ層薄いからはやく決めたいでしょう。Game6・7ともつれるとグリズにも目がある。

 

 3位レイカーズ(3勝) VS 6位ナゲッツ(1勝)もGame2・3・4とナゲッツすごい頑張り見せているが、コービーとセンターバイナムが効いてる。コービーは爆発的なプレイというより要所を決め、チームプレイを引き出すようシフトチェンジしてるような感じする。若いナゲッツにもう1勝挙げるべく頑張ってもらいたいが厳しいか・・・どうだろう?

 

 ウェスタンセミファイナルは「スパーズVSクリッパーズ」、「サンダーVSレイカーズ」の対戦濃厚

この2カードは見所満載、面白いゲーム、因縁アリと盛り上がりそうだ。

 

 

 

 

 ウェスタンに引き換え、イースタンは主力に大怪我続きのチームとそうでないチームでくっきり明暗分かれて全カード3勝1敗になってる。

 

  1位ブルズ(1勝) VS 8位シクサーズ(3勝)   2位ヒート(3勝) VS 7位ニックス(1勝)

  3位ペイサーズ(3勝) VS 6位マジック(1勝)  4位セルティックス(3勝) VS 5位ホークス(1勝)

 

 前十字靭帯断裂という重大な怪我がこうも頻繁に起きてしまうものなのか?

 1敗のチームは揃ってスターター(大黒柱)に大怪我ありで出場できない状況かかえてる。

 

 ニックスはJ.リン膝の故障→軽度な手術→チーム練習は再開だそうであるが、ルーキーガードシャンパートに続きベテランガードB.デイビスが膝の脱臼に加え、前十字靭帯断裂と内側側副靭帯断裂の超重症。1年間かかりそうだ。33歳という年齢、二度目の前十字靭帯断裂考えると選手生命に係る大変な事故になってしまった。

  ニックスのPGどうなるのだろう?

 せっかくアマレが左手包帯ぐるぐる巻きでゲーム復帰してきたのに・・・フロントラインはチャンドラー・アマレ・メロと揃ったのにね。

 

 シクサーズは第1戦こそ落としたものの、第2戦から3連勝をマーク。プレイオフの試合で3連勝を記録したのは、2001年にアレン・アイバーソンがチームをファイナルに導いて以来初。さらに、シリーズ突破に王手をかけたのも、2003年以来のことになるらしい。

 一方のブルズは、デリック・ローズ(膝)に続きジョアキム・ノア(足首)も離脱。仮にブルズがこのままファーストラウンド敗退ということになれば、リーグ史上5例目となる、1位通過チームが8位通過チームに敗れるという不名誉な記録を残してしまう。

 

 これ以上主力に怪我がなければ、ヒート断然有利なイースタンであるが、3位ペイサーズより4位セルティックスの方が良いくじ運に恵まれた展開になりそう。このままいくと恐らくイースタンセミファイナルは、

 

  「ヒートVSペイサーズ」、「セルティックスVSシクサーズ」が濃厚。

 

 ブルズローズショックで打ちひしがれてるブルズファンが多いでしょうが、こういう状況になってしまった以上、6月ファイナルまで今シーズン見届けて少しでもNBAバスケ楽しむことに気持ち切り替えようと心動き出した。

 

 

 


ローズ痛すぎる代償~PO1回戦Game1終盤、左足前十字靭帯断裂

2012年04月29日 | NBAバスケ

 

 2012PO1回戦Game1 フィラデルフィア・76ers 91-103 シカゴ・ブルズ

 

 まさかのPO1回戦Game1になってしまった。

 今シーズンのローズはまさに満身創痍、怪我の連続であった。つま先足親指にはじまり足首捻挫、背中の痛み、足首捻挫とシーズン1/3強ゲームを欠場した。このゲームの大怪我も度重なる怪我の影響と因果関係がないとは言えないだろう。

 4ピリ終盤残り1分少々、トップからハイポストへぺネトレイトしギャロップスッテプぎみに両足着地した瞬間、ほんの少し左足膝が内側へ入った。それでも直後に顔をしかめながら大きくジャンプしてパスを裁く。そのまま左足をかばうようにフロアーへ倒れこんだ。

 

 

 このゲーム、前半ハミルトンスクリーンプレイからの高確率シューティングが見事だった。後半コーバーのミドルが効いた。ノアのRebも素晴らしかった。

 1勝は挙げたものの最後の最後で大きな代償払うことになってしまった。ティボドーHCのローズ起用を批判する声が湧いているみたいだが、誰も彼を非難できない。

 「こんな怪我が起きるなんて誰が予測できるというのだろう」

 周囲は10点リードを勝ちゲームと決めつけて、結果論で回避できなかったかと言ってるだけだろう。シーズン中もこのくらいの点差では最後終了のブザーなるまでローズはゲームに出続けていた。

 ショックすぎて今後の展開や目標が浮かばない。

 現実を受け止めるしかない。シーズン同様皆で頑張るしかない。

 神様は大変な試練を与えてくださる。しっかりと休養してチーム見守ってくだされ。ローズに対しては感謝の言葉しかない。

 

 

 

 

 PO1回戦Game1 ニューヨーク・ニックス 67-100 マイアミ・ヒート

 ヒートディフェンスにスウィッチ入りニックスシュート落としまくり木端微塵。レブロン半端ないガッツと活躍。

 

 PO1回戦Game1 オーランド・マジック 81-77 インディアナ・ペイサーズ

 大接戦をマジック見事なゲーム運び、G.デイビス両チーム最長40分の大活躍。

 

 PO1回戦Game1 ダラス・マーヴェリックス 98-99 オクラホマシティ・サンダー

 追いかける展開から最後にKD決勝シュート決める。サンダー冷や汗の勝利。

 

 シーズンとは異なる戦いが火ぶたを切った。毎ゲームの駆け引きとリアルタイムでの修正、決断迫られるプレイが続く。

 

 

 


NBAウェスタンPO1回戦予想~生き残る強いチームはどこだ?

2012年04月29日 | NBAバスケ

 

 さて、続きのウェスタンPO予想入る前に、Yahoo!Sportsコメンテーターのマークスピアーは、イースタンがヒート、ウェスタンがスパーズと予想してた。もう一人、グレッグアンソニーは、イースタンがブルズまたはセルティックスをウェスタンがレイカーズを挙げていた。

 つまり、大方のファイナル本命は『ヒートVSスパーズ』と見てるようだ対抗としてイーストがブルズ、ウェストがレイカーズ?

 

 スパーズの対抗一番手はサンダーでしょと思うのだけれど。過去の経験値を最も評価してるようだ。

 

  Western Conference

  1位 サンアントニオ・スパーズ(50-16)

  2位 オクラホマシティ・サンダー(47-19)

  3位 ロサンゼルス・レイカーズ(41-25)

  4位 メンフィス・グリズリーズ(41-25)

  5位 ロサンゼルス・クリッパーズ(40-26)

  6位 デンバー・ナゲッツ(38-28)

  7位 ダラス・マーヴェリックス(36-30)

  8位 ユタ・ジャズ(36-30)

 

 ウェスタンはチーム力量が3つの階層に分類できる。

  第Ⅰ階層:スパーズ、サンダー

  第Ⅱ階層:レイカーズ、グリズリーズ、クリッパーズ

  第Ⅲ階層:ナゲッツ、マーヴェリックス、ジャズ

 

 ウェスタンPO1回戦スケジュール(Game3まで)

  4/28 Game1

   マーヴェリックスVSサンダー

  4/29 Game1

   ジャズVSスパーズ  ナゲッツVSレイカーズ  クリッパーズVSグリズリーズ

  4/30 Game2

   マーヴェリックスVSサンダー

  5/1 Game2

   ナゲッツVSレイカーズ

  5/2 Game2

   ジャズVSスパーズ  クリッパーズVSグリズリーズ

  5/3 Game3

   サンダーVSマーヴェリックス

  5/4 Game3

   レイカーズVSナゲッツ

  5/5 Game3

   グリズリーズVSクリッパーズ  スパーズVSジャズ

 

 イースタン同様4位・5位対決のクリッパーズVSグリズリーズはGame7までもつれる可能性大であると思う。シーズン終盤の勢いはグリズリーズの方にあるが、クリッパーズが勝負強く蘇るような気がしてならない。ゲーム巧者のCP3が勝敗をもコントロールするような気がする。

 

 もうひとつ、レイカーズVSナゲッツももつれるような気がする。インサイドはレイカーズにアドバンテージあるが、ローソン、アフラロの躍動感あるガードコンビと怪我から復帰したガリナリ、ネネがかみ合い、シーズン終盤の好調さを見るとレイカーズもひょっとするとアップセットの波に飲み込まれる・・・Game7までもつれて問題児ワールドピースが救世主となり得るのか?

 

 スパーズ、サンダーの1回戦勝ち上がりに問題はないでしょう。

 

 というわけで、ウェスタンセミファイナルを『スパーズVSクリッパーズ』、『サンダーVSナゲッツ』と予想する。

 

 例の因縁サンダーVSレイカーズを期待するファンが圧倒的に多いんでしょうが、デンバーのポテンシャルあるデンジャラスさの方がレイカーズより面白く、ワクワクするバスケットを見せてくれると思う。

 

 イースタンで優勝候補筆頭のヒートが、ウェスタンで復活?の呼び声高いレイカーズが敗れるという大波乱アップセットを仕込んだ、とても非難浴びそうな無謀なPO1回戦予測になってしまった。ここから先は1回戦終了してから。何はともあれとにかく1回戦を楽しみにじっくり拝見しましょう。

 

 

 


NBA PLAYOFFS イースタン予想~Only the strong survive

2012年04月28日 | NBAバスケ

 

 PLAY OFFS「強いものだけが生き残る」、英語版Yahoo!Sports見出し記事と写真

 

 いつのまにか初夏のような陽ざしで半袖シャツに衣替え。暑い季節到来する前にNBAはもっと熱い戦いのPlayOFFがさっそく明日から始まる。アメリカは日本スポーツのように間を置かない。流れを止めないで一気にプレイオフへと突入する。

 

 まずはシーズン最終順位から。

  Eastern Conference

  1位 シカゴ・ブルズ(50-16)

  2位 マイアミ・ヒート(46-20)

  3位 インディアナ・ペイサーズ(42-24)

  4位 ボストン・セルティックス(39-27)

  5位 アトランタ・ホークス(40-26)

  6位 オーランド・マジック(37-29)

  7位 ニューヨーク・ニックス(36-30)

  8位 フィラデルフィア・76ers(35-31)

 

  Western Conference

  1位 サンアントニオ・スパーズ(50-16)

  2位 オクラホマシティ・サンダー(47-19)

  3位 ロサンゼルス・レイカーズ(41-25)

  4位 メンフィス・グリズリーズ(41-25)

  5位 ロサンゼルス・クリッパーズ(40-26)

  6位 デンバー・ナゲッツ(38-28)

  7位 ダラス・マーヴェリックス(36-30)

  8位 ユタ・ジャズ(36-30)

 

 イースタンでは、3位ペイサーズと5位ホークスが前評判覆す好成績を残した。序盤1月から良いゲーム内容で、強豪チームからいくつも金星を重ねた。終盤4月の戦いにおいても貯金伸ばしてきた。3つのディビジョンで各1位がイースト4位以内に入る規定からアトランティックDIV1位のボストンが4位という位置に、ペイサーズはブルズと同じセントラルDIV2位で3位という位置に、ホークスは勝率でボストンより上にいるが、サウスイーストDIVでマイアミに次いで2位のため5位という位置に入った。 実力的には、ペイサーズとホークスはイーストBest4の実力と言っても過言でない。

 

 4月各チームの勝敗やチーム状況を考慮すると、ここまでのチーム力量をイースタンは4つの階層に分類できると思う。

 

  第Ⅰ階層:ブルズ、ヒート

  第Ⅱ階層:ペイサーズ、ホークス

  第Ⅲ階層:セルティックス、ニックス

  第Ⅳ階層:マジック、76ers

 

 イースト1回戦スケジュールGame3まで(右側がホームコートチーム)

  現地4/28 Game1

   76ers VS ブルズ  マジック VS ペイサーズ  ニックス VS ヒート

  4/29 Game1

   セルティックス VS ホークス

  4/30 Game2

   ニックス VS ヒート  マジック VS ペイサーズ

  5/1 Game2

   セルティックス VS ホークス  76ers VS ブルズ

  5/2 Game3

   ペイサーズ VS マジック

  5/3 Game3

   ヒート VS ニックス

  5/4 Game3

   ホークス VS セルティックス  ブルズ VS 76ers

  

 イースト1回戦で一番もつれるのは、「セルティックスVSホークス」でしょう。4勝3敗で『ホークス』と予想。レイ・アレンが怪我から完全復帰できない状況でホークス勢いあるオフェンスを受け止めきれないと判断。ピアース、ロンド、ガーネット奮闘するもレイ・アレンの平均14.2得点の穴は埋まらず、J.スミス、J.ジョンソン、J.ティーグの3Jとベンチ層の厚いホークスが優位だと思う。

 

 さらに、もつれる?「ヒートVSニックス」と意外予想を。ここも4勝3敗までいきそうな予感。ヒートはビッグスリーがとことんやるでしょう。3人で100点取るくらいの勢いで。ウェイドの人差し指脱臼がどこまで影響するか・・・ヒートはいまさらベンチメンバーを期待するわけにいかないので、チームプレイというよりビッグスリープレイで貫き通すしかない。そこが強みであり弱みにもなるとシーズン中から特にこの4月は顕著に現れた。世間の評判や記者の方々は大多数が本命ヒートを押すのでしょうが、それでは面白くない。敢えて非難浴びそうな大胆予想でチーム総合力のニックス「どでかいアップセット」起こすと予測。ニックスは、メロ・アマレ・デイビス中心に意外性あるJRスミス、新人シャンパート、ピュアシューターノヴァックなど各ポジションで駒が揃ってきた。ノーガード近い打ち合いに出るのか、柄にもなくディフェンス頑張るのか、7位のチームとは思えない怖さがある。ヒートは嫌なPO1回戦相手になったと思う。

 

 もちろん、無難な予想はセルティックスとヒート勝ち上がりだと認識してる。だから上位4チームが1回戦勝ちあがっても何も驚かないが、セルティックスとヒートはすんなりいかないでしょう。

 

 ブルズとペイサーズのところは波乱なくすんなりいくと予想するが、そこがそもそも問題ある予想だろうか?

 中心選手の怪我状況や短期決戦ならではのプレイでいつどこでどのチームが爆発or炎上するかわからない。

 

 ウェスタン予想は夜アップ予定。ウェスタンの方がいろいろと迷う要素あり難しい感じがする。

 

 

 


NBA世界平和望む?~ラスト1席ジャズ滑り込み

2012年04月25日 | NBAバスケ

 

 労使協定が異常に長引き、今シーズンはもう見れないのかと諦めかけてた12月、突然のクリスマス開幕に世界のNBAファンが沸いた。あれから駆け足で過ぎた4ヶ月、30チームが各66ゲームの短縮レギュラーシーズンでそれぞれ64~65ゲーム消化してやっと東・西のPO出場各8チームが出揃った。

 

 激しいゲームが続く中、主力の怪我、ゲーム中の揉め事が例年より多いシーズンになったのではないだろうか。

 

 その中でもひときわクレイジーな一昨日起きた世界平和事件、被害者ひげ男爵の頭部検査結果完了前にその処分内容がリーグ側から発表された。

 ご存知な方多いでしょうが、「7ゲーム出場停止」という裁定が下された。この裁定を甘いと見るか、妥当と見るか、ちょっと厳しいと見るかは個人差あるでしょう。

 

 私が腑に落ちないのは、被害者ハーデンの身体的ダメージ結果出てから、つまりその被害状況がはっきりした地点で処分内容に反映されるのではと思っていたこと

 たとえば、万一の話だがハーデン頭部に異常が見つかりPO出場できない状況になったとき、それでも加害者ワールドピースは1回戦7ゲーム目か2回戦途中からPO出場できるというのは、「ちょっとおかしくない」と思うわけ。レイカーズが1回戦スウィープで勝つと2回戦3ゲーム目から出場できる。

 それとも1回目の頭部検査である程度大丈夫な(良好な)結論が出たのだろうか?

 

 

 

 

 この写真は2004年ペイサーズ時代若き日のメタ(ロン・アーティスト)、この年NBA前代未聞?の事件(観客を殴るファイト)起こしてしまい86ゲームもの出場停止処分を受けてしまった。

 メタもNBA経験15年過ぎてベテラン選手の域、若き日の過ちは誰にだってあるが、誰だって年とともに経験を積み成長していく。レイカーズにはコービーという素晴らしいお手本選手がいる。彼だってデビューした90年代は今のような模範的選手ではなかった。マスコミへの口の利き方、NBAを支えてきた先輩プレイヤーへの不遜な態度・言動が目に余ること、鼻につくことがたびたびあった。

 

 人は責任背負う立場になったり、回りから信頼され、よい結果、評価されることが積み重なって「人間的に」成長することがたくさんある。親からもらった根っこは変らないかもしれないが、環境や努力でいくらでも変ることができると思いたい。

 

 人は人に影響を与え合いよいものが生まれる

 

 メタが負のエネルギーを正へと変換するのは、何より自分自身にかかっているがチームリーダーのコービーやコーチ陣の役割も大きいだろう。いくら結果がすべてのプロスポーツにおいても、真に素晴らしい結果を手に入れた選手やチームには、その過程においても同じくらい素晴らしい人間的成長を果たす努力してるものだ。サンダーファンには申し訳ないが、メタの変化をこのPOでよく見てみたい気持ちにもなった。

 

 

 

 

 フェニックス・サンズ(33勝32敗) 88-100 ユタ・ジャズ(35勝30敗)

 

 ジャズが1試合残してホームでウェスタン8位・9位直接対決を制した。

 ウェスタンには、LAやNYほどの大都市ではないが地元に根付いた、金にものを言わせたトレードや大物選手獲得に頼らないよいチーム作りのGoodTeamSampleがいくつかある。

 ジャズ、ナゲッツ、グリズリーズはほんといいチーム作りをしてると思う。

 

 

 サンズの司令塔ナッシュ、惜しくも残念な結果になった。恵まれた(筋肉的)身体能力なくとも、卓越した判断能力でゲームメイクするまさに伝統的PG、あと何年頑張ってくれるのかな・・・

 

 東も西も6位から8位の最終順位はラスト2ゲーム消化しないと確定しないのか?

 

 この5月は、4月以上にあわただしい日々になりそうだ。

 

 

 

 

 


フレグラントファウルでは済まぬ暴挙~髭男爵倒れる

2012年04月23日 | NBAバスケ

 

 あと一週間あまりでプレイオフが始まるというのに、ウェスト2位サンダーと3位レイカーズのガチンコ勝負は思わぬ(誰も予想できない)暴挙に震撼した。

 

 2ピリ終盤、レイカーズがシュート入れサンダーがエンドからスローインした瞬間、メタ・ワールドピースが自陣に戻る際、ボールを受けなかったハーデン後頭部に思い切り肘打ちをヒットさせた。ハイライト映像の拡大スロー映像に驚愕の暴力ファイトが映し出された。

 

 ハーデン大丈夫だろうか?

 

 相当な衝撃だったから頭なだけに後遺症が残らないか心配だ。

 

 何の防御もなくすれ違いざまに思い切り振り回した肘を後頭部下に喰らってバッタリ床に倒れ込んでしまった。すぐさまKDがハーフライン辺りにいたメタめがけて突進する。そこにガソルが割り込んで2人を制止しようとする。ウェストブルックも怒りをあらわにして飛び跳ねるようにメタとガソルに近ずく。イバカもすぐ#15メタの至近距離までいきファイトしそうな勢いだ。異常な事態をすぐ察知したレフェリーとベンチは冷静な対応をした。

 

 

 この事態が野球やサッカーであれば、ほぼ間違いなく集団ファイトに発展したと思う。

 メタはクレイジーな目つき手振りで、抗議に駆け寄ったKDやイバカをさらに挑発していつでもファイトするぞという雰囲気だった。KD、ウェストブルック、イバカはよく我慢したと思う。報復の感情に任せてファイトしてたらこのあと大事なPOを台無しにしてしまう。そこまで考えたかどうかわからないが・・・

 

 このあとメタへの裁定がリーグから下されるであろうが、罰金やPO出場停止くらいの罰則では済まない処分・ペナルティーがあってしかるべきだ。命に関わるレベルの暴力だ。最低でも1年間出場停止からNBAからの追放まで考える余地ある事件だと思う。

 

 メタは一体全体どうしてとんでもない暴挙に出たのか?

 

 2ピリ途中までに何か伏線があったはずだ。ハーデンとはマッチアップしていないはずだが・・・

または、以前のゲームから何か因縁があったのだろうか?

 

 ゲームの方は3ピリまで完全にサンダーペースで3ピリ終了時にサンダー16点リード、ほぼ決まったかのような感じするが4ピリコービーのタフショット、スリーが次々に決まり同点、OT(オーバータイム)突入。4ピリ、第一OTのラストショットをKD、ウェストブルックが決めきれず、第二OTへ。

 

 メタを失ったレイカーズよりハーデンを失ったサンダーの方が長引くゲームに影響を受けての敗戦

 

このゲームは単にレイカーズ3位、サンダー2位を確定させてしまうだけに終わらないウェスタンPOゲームに大きな影響を及ぼす、遺恨を残す大変な事件になってしまった。

 

 「目には目を歯には歯を」という感情でなく、シーズン最後の大切なバスケットゲームに冷静沈着に向かってもらいたい。KD、ウェストブルック、この借りはPOゲームで晴らしてよ。

 

 

 

 

 

 もうひとつ激戦があった。POさながらの力戦を1点差でアウェイニックスが逆転勝ちした。

 

ニューヨーク・ニックス(34勝30敗) 113-112 アトランタ・ホークス(38勝26敗)

 

 

 

 メロ、アマレ、フィールズのフロントラインで79点、B.デイビスとシャンパートのガード陣で24点、このスターター5人が全員2桁得点挙げてPOでおそらくヒートと戦えるだけのチーム戦力を感じる。ホークスの激しいアップテンポに少しも引くことなくついて行き、一転4ピリ激しいディフェンス合戦に勝利した粘りはPOに繋がる価値ある1勝だ。アマレのチームトップReb12本にニックスの土台を支える存在感復活の手ごたえを感じる。

 

 各チームあと数試合、ロケッツが本日ウェイド(人差し指脱臼)・ボッシュ抜きのマイアミ戦敗退して

ウェスタン最後1枠はいよいよジャズかサンズだろうか?

 イースタン7位ニックス・8位もまだわからない。昨日8位の76ersがしぶとくギリギリのところでペイサーズに勝利して依然0.5ゲーム差のまま。

 

 ファンからすると有り難いことにPO土壇場のようなゲームが続いている。