カナダ 隠居生活

今まで世界をさまよい、2010年50歳、カナダにケアギバー 留学し、就職。2015年次女と念願の永住権獲得。

10年ぶりにケアギバー

2022-03-30 13:23:00 | ケアギバーに関する事
10年ぶりに車椅子の脊髄損傷者さんの介護をした。やる気は満々なのだが、あまりに久しぶりすぎて感覚を戻すのにけっこう時間がかかった。同僚の丁寧な指導にもかかわらず 覚えきれなかったが、障害者さんがガイドしてくれたのでまずまず何事もなく終わった。それにしても 電動リフトで体を上げた時、体が左右 捻れてしまい 戻すのに大変苦労。やっぱりポジショニングのセンスの悪さは変わらない😰

大泉洋の主演映画 こんな夜更けにバナナかよ
を観ると 在宅障害者のケア状況がわかる。障害者が自宅で思うように生活することを援助するのだ。大きな施設では決して叶わない自分らしい暮らしである。
障害者に対して国は施設ではなく在宅を奨励しているので、ケアギバー を雇うお金から 天井にリフトをつけたり、障害者用にトイレやシャワー室を改築する費用のサポートが充実している。自宅で使う医療機器やディスポーザブル類もである。もちろん収入のある障害者には給付制限がある。大きな企業ではエクステンド ケアプランがあって、毎月 給料天引きにはなるが 受けられる補助金は大きい。例えば リフトをつけるには 政府から6-7割 残りを会社のエクステンドケアプランから捻出して 自己負担を少なくできる。
 施設を作り、少ない介護士人数で障害者をケアするのと、在宅障害者を一対一でケアするのと どちらが メリットが大きいのだろうか?人の幸せを考えるとやっぱり後者。障害者が雇用主なのでお互い配慮が出来る。
国のコストとしてはどうなのだろうか?私の母が入院してた老人病院では 栄養点滴されていたが、寝たきりだったので、体こう 吸引介助 清拭 週1のベット上運動 排泄介助 それでも床ずれができて、 約10人のスタッフが4-50人の老人をケアしてた。スタッフのお給料が20万なら 時給20ドルで働くカナダのケアギバー と変わらない。母は毎月100万円かかっていたそうで毎月10万くらい自費であったが、残りは政府が払っている。どうでしょう?日本も在宅ケアに切り替えケアギバー を障害者が雇えるように国が本腰を入れて補助金支給しては?

私の母に毎月100万かかるなら、自宅でケアギバー を雇い余生を過ごさせたかった。




桜は8分咲き、蕾がちょっと残ってるのが可愛い❤️

遠くの山はマウント ワシントン
冬はスキー場

白のピエニー芍薬 鉢から土に去年下ろした。元気な芽が出てる。



朝のじゅうべい まどろんでる。


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