アクスを出発。カシュガルまで500kmを切った。いよいよ中国の旅もラストスパートだ。景色はコルラから1000km以上ほとんど変わらず、右手に岩山、左手に沙漠。なのだが、この岩山が曲者だ。毎日夕方になるとなにかと突っかかってくる。
まず、つむじ風。
夕方になると山に雲がわき、天候が不安定になる。
そして、こんなんが度々自分の前後を横切っていく。巻き込まれたらどうなるのか?怖すぎて体験する気にならない。どこかへワープさせられるのか。
次に砂嵐。
例によって、夕方になるにつれて不穏な空気が漂いはじめる。
岩山の上を真っ黒な雲が覆う。そして、雷が鳴り響く。夕立は確実かと思われた直後、
雲と山の間から砂がこぼれ始める。最初意味が分からなかったが、見る見るうちに砂が迫るではないか。ととととりあえず逃げるしかない!
爆風とともに砂が吹きつけ、目を開けていられない。たまたま見つけた鉄道作業員の車に避難。彼らは至って平常心。きっと日常茶飯事&そんな危険な事態でもない、ということか。
そして暴風。
○あーあーあー。
翌日も夕方になると岩山に雲がわく。そして、山の上から風が吹き付けてくる。
トルファン盆地の悪夢がよみがえる。
凶暴な風は地表付近の砂を巻き上げて、地吹雪ならぬ地吹砂。
○ひゃー…
かまわず進む。
しばらくすると風向きが変わって、砂が戻ってくる。馬鹿じゃないの。
○ぐふぉっ…
そしてタイミングよく雨が降ってくる。しかし雨じゃない。泥だ。巻き上げられた砂を含んだ茶色の雨がビシバシと、痛いほどに…。
この日は見かねたウイグル人道路作業員のクレーン車にかくまわれる。
最後は雷雨。
またまた夕方になると山には暗雲が立ち込める。ほとんど日課のようになってきた。今日はなんだ!と迎撃体勢。なんか鬼教官がやってくる放課後の部活みたいだ。
○木が全部この形で固まってる。
最後のメニューは雷雨+爆弾風。向かい風と追い風が交互に現れる。自転車も急加減速を余儀なくされる。これが膝にくる。ガクガクブルブルになりながらなんとか町にたどり着く。雨のほうは、爆弾ドライヤーのおかげで濡れても一瞬で乾く。
そうやってたどり着いたカシュガルだから感動もひとしおかと思われた。
が、街のシンボル・エイティガール寺院は「ついに姿を現した…」という感じでなく、不意に振り返ると「あ、これじゃん」というなんともあっけない登場の仕方。…まぁ、カシュガルは悪くない。
しばらく静養が必要です…。
旅行ブログ
まず、つむじ風。
夕方になると山に雲がわき、天候が不安定になる。
そして、こんなんが度々自分の前後を横切っていく。巻き込まれたらどうなるのか?怖すぎて体験する気にならない。どこかへワープさせられるのか。
次に砂嵐。
例によって、夕方になるにつれて不穏な空気が漂いはじめる。
岩山の上を真っ黒な雲が覆う。そして、雷が鳴り響く。夕立は確実かと思われた直後、
雲と山の間から砂がこぼれ始める。最初意味が分からなかったが、見る見るうちに砂が迫るではないか。ととととりあえず逃げるしかない!
爆風とともに砂が吹きつけ、目を開けていられない。たまたま見つけた鉄道作業員の車に避難。彼らは至って平常心。きっと日常茶飯事&そんな危険な事態でもない、ということか。
そして暴風。
○あーあーあー。
翌日も夕方になると岩山に雲がわく。そして、山の上から風が吹き付けてくる。
トルファン盆地の悪夢がよみがえる。
凶暴な風は地表付近の砂を巻き上げて、地吹雪ならぬ地吹砂。
○ひゃー…
かまわず進む。
しばらくすると風向きが変わって、砂が戻ってくる。馬鹿じゃないの。
○ぐふぉっ…
そしてタイミングよく雨が降ってくる。しかし雨じゃない。泥だ。巻き上げられた砂を含んだ茶色の雨がビシバシと、痛いほどに…。
この日は見かねたウイグル人道路作業員のクレーン車にかくまわれる。
最後は雷雨。
またまた夕方になると山には暗雲が立ち込める。ほとんど日課のようになってきた。今日はなんだ!と迎撃体勢。なんか鬼教官がやってくる放課後の部活みたいだ。
○木が全部この形で固まってる。
最後のメニューは雷雨+爆弾風。向かい風と追い風が交互に現れる。自転車も急加減速を余儀なくされる。これが膝にくる。ガクガクブルブルになりながらなんとか町にたどり着く。雨のほうは、爆弾ドライヤーのおかげで濡れても一瞬で乾く。
そうやってたどり着いたカシュガルだから感動もひとしおかと思われた。
が、街のシンボル・エイティガール寺院は「ついに姿を現した…」という感じでなく、不意に振り返ると「あ、これじゃん」というなんともあっけない登場の仕方。…まぁ、カシュガルは悪くない。
しばらく静養が必要です…。
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