ユーラシアの風~2010年・自転車による単独ユーラシア大陸横断記

2010年・自転車による単独ユーラシア大陸横断記

お休みのお知らせと今後の予定

2010年08月31日 | このブログについて
カシュガルについて体がどうもだるかったのですが、ついに先週末高熱が出ました。この旅初の病院に通っています。
このため、今週いっぱいブログをお休みします。

旅行再開・キルギス入国についてはラマダン明けの祝日・国境閉鎖期間をはさむため、9月13日を予定しています。

現在の症状は熱+のどの痛み、咳です。こちらの医師の診断は「風邪」です。キルギス入国後首都まで約1000kmの間、医療機関が期待できないので絶対完治!しばらく様子を見ます。

ご心配をおかけしますが、記事の更新はしばらくお待ちください。

民族と旅人の十字路

2010年08月31日 | 中国(4)烏市→喀什
異国情緒あふれる「カシュガル」というこの町の名は、古いペルシャ語で「玉(宝石の一種)の集まるところ」という意味。名前のとおり、古くから交易で栄えた地だ。町に住むウイグル人の割合も、これまで通ってきたどの町よりも圧倒的に高い。いよいよ中国らしくないところにやってきたと思う。

そして、カシュガルでもユースホステルに泊まっている。いま中国では、豊かになりつつある人々が自分の足で大陸を歩きはじめている。一昔前は自分の省を出るなんて外国に行くくらいの感覚(今でもそういう人がほとんど)だったそうが、それも少しずつ変わってきている。現に青海湖では全国の大学生サイクリストが集結していたし、西の果てのここカシュガルにもバックパックを担いだ学生や社会人が毎日訪れるし、沈没(あまり宿から出ず、何をするでもなく長期滞在)している者すらいる。



そんな中、日本人や欧米人も負けてはいない。1週間ほどの間に日本人は8人、欧米人はもう無数にやってくる。
特に欧米人はサイクリスト割合が高い。ある日、15人のサイクリストが一堂に会した。中庭に並ぶ大量の自転車は壮観!




○全員サイクリスト!
 小さい女の子はすぐ後ろのカナダ人夫婦に連れられてきました。
 そのすぐ後ろの黒人は私。
 結構背高いんですが(184cm)埋もれてますよね。


カシュガルからは、北はキルギス方面、西はパキスタン方面、東がアクス方面へ天山北路、南がホータン方面へ西域南道と、まさに十字路状に道が延びている。カシュガルは、今でもそこを行きかう商人達の交易の場であり、縦横無尽に駆け回る旅人やサイクリストたちのオアシスでもある。


○自転車も個性的。リカンベントの試乗会


○三輪リカンベント(仰向けに乗ります)


○内装14段!


○誰かが着くたびに愛車チェック!おっと、これはバイク。

初の日本人サイクリスト、コージさんにも遭遇。彼の旅は中国横断なのでここがゴール。先行しているようこ&ひろさん(右ブックマーク参照・彼らはウルムチまで鉄道)と同じフェリーで上海に渡ってきたとのこと。世界は意外と狭いのかもしれない。


カシュガルが近づくに連れ、春にヨーロッパやトルコを出発したユーラシア横断組ともよくすれ違うようになってきた。



彼はフランス人Florian Bailly。天津から燕京号で神戸、東海道経由で東京まで。
ソーラーパネルでパソコン、ビデオカメラなど全ての電力をまかなう。自転車のアシストも可能。何で日本がゴールなの?と聞くと、「地図の端っこだから」…なんだ、同じ理由だ(笑)。そして、自転車に貼ってある日の丸国旗を指差して「これ、太陽でしょ?今回の旅のテーマにぴったり!」



映像作家の彼のホームページ。フランス語。
実は8月22日に登場してました。
http://www.florianbailly.com

日本で彼を迎えてくれる人を募集してみます。英語で意思疎通できます。
是非彼のビデオに納まって日本を紹介してあげてください。っても有名観光地を案内する必要はなく(英語のガイドがありますので)、おうちに靴を脱いで上がってもらって、畳の部屋で日本茶を出してあげたら大喜びすると思います。
私レベルのクソ英語でも何とかなります(実証済)
興味があったら親サイトから直メールください。


カシュガルサイクリングターミナルよりお届けしました
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