「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの、親友と恒例のゴールデンウイーク山登り…『新潟・五頭山』

2009年05月09日 | 日帰りの山登り
私が、連休を使って故郷新潟に帰省するのは、このゴールデンウイークとお盆です。

年末年始は、元旦を除き受験生指導がありますので、家族で帰省するのは年2回ということになります。

ゴールデンウイークで新潟に帰省したときの私の楽しみの一つが、中学校時代以来の親友と、周辺の山へ日帰り登山をすることです。


私の住んでいた新津からちょっと内陸の方に目を向けると、天候が悪くなければいつも見えている五頭山に、今年は登りました。

五頭山という名の由来は、五ノ峰・四ノ峰・三ノ峰・二ノ峰・一ノ峰と呼ばれる峰が、五つあることから来ています。

この山は、809年に弘法大師によって開山されたと言われ、奇しくも今年開山1200年の節目の年でした。

また、この山は私にとって、高校1年の春、ワンゲル部の新人ボッカで登った思い出深い山でもあります。

キスリングに、基準となる重さまで、重い石を詰め込んで登りましたが、そのせいで背中に、大きなたんこぶができているのが、帰宅後に分かりました。

それ以来、およそ40年ぶりの五頭山登山です。

今回は、旧村杉のスキー場手前の駐車場に車を止め、そこからまず菱ヶ岳に登り、稜線歩きをして五頭山一ノ峰に至り、一ノ峰から順に五ノ峰まで歩き、駐車場まで下山する、周回コースをとりました。



5月2日(土曜日)、親友のN氏の車で出発し、旧スキー場近くの駐車場に、9時前に到着。

天候は快晴で、早速、我々は支度をして出発しました。



親友が新緑の海を泳いでいるようだ



カタクリの花


歩き始めて間もなく、チゴユリ・イワウチワ・ショウジョバカマ・カタクリ・ヤマツバキ・ツツジ・スミレ・マンサクなどの草花が目を楽しませてくれます。



ショウジョバカマの花



春の陽光の中、稜線を歩くN氏


イワウチワの花は、ピンク色のものから、純白のものまで、場所によって個体差があるように思いました。



イワウチワの花



すべての木が、根元から谷川に向かって湾曲している
冬の間、積雪の重さに耐えた姿です


春山の新緑を楽しみながら、2時間ほどで菱ヶ岳山頂に到着。

そこからは、五頭連峰に続く稜線歩きとなります。

行く手の左側に、若干春霞の中で、飯豊連峰が手招きするように、まだ冠雪した姿を現していました。



飯豊をこよなく愛するN氏


稜線の至るところにまだ残雪があり、そうした所を通る時、私の歩く震動で、突然木の枝がムチのように雪の重みを跳ね返して、起きあがると言ったことが度々ありました。

10cm以上の木の幹が、私を乗せたまま20cmほど雪面からリフティングすることもありました。

もしも、雪に埋もれた木の枝を跨いでいる時に、突然ムチのように跳ね返ってきたら、大変だあ~…などと、変なことも考えながら、足から伝わってくる雪の感触を楽しみつつ歩きました。

雪国の春山登りの楽しさは、五月ともなれば、気候は関東地方とさほど変わらないのに、豊富な雪が残っていて、春いや時として初夏の山登りと、積雪期の山登りを二つ味わえることでしょう。


12時40分、五頭山のピークを過ぎ、そこから少し離れた一ノ峰に到着。



一ノ峰頂上


一ノ峰は、三角点のあるピーク(912m)よりも、若干低い地点にあるものの、展望が開けていることから、五頭山頂上の扱いをされているようです。

五頭山の各峰には、地蔵が奉られていて、この山は、地元の信仰の対象にもなっていたようです。



五頭山から菱ヶ岳を望む


また、新潟の山の山頂には、登山者が鳴らす鐘が設置されていることが多く、面白いなと感じました。



五ノ峰の鐘


一ノ峰から五ノ峰まで距離はさほど無く、ちょっとしたアップダウンをくり返しながらの稜線歩きとなります。

展望は、一ノ峰と五ノ峰を除いてあまり無く、休憩地点とするならこの2ヶ所が良いと思います。

我々にとって最後の五ノ峰(こちらから登ってこられる登山者も多く、その人達にとっては、最初のピークとなりますが)からは、越後平野を一望することができます。

昨年登った白山からは、水田に水が引かれ新潟全体が水没したように見えましたが、今年はさほどではありませんでした。

五ノ峰で小休止をとり、小鳥のさえずりと、足下の草花を楽しみながら下山開始。



下山路で見た、かなり大型のスミレ






ツツジ


下山から1時間ほどで、かつてスキー場があった場所を通過し林道に下り、そこからしばらく歩いて、午後3時に今朝車を止めた駐車場に到着。

帰路の途中、そこから間近にある、ラジウム含有量が多いことで有名な村杉温泉の共同浴場・薬師の湯(入浴料:250円)に立ち寄り汗を流し、寄り道して、麓のこれまた有名な豆腐屋「川上とうふ」で、お土産の豆腐を調達し帰路につきました。

私とN氏は、山道具と車を各家に置き、新津駅間近の焼鳥屋さんで、一年ぶりの再開と今年もできた山登りに生ビールで乾杯しました。



私は、新潟に帰ると、東京では感じない、空気の透明感や爽快感を感じます。

山で出会った山野草から、そして実家の庭に咲く草花から、故郷新潟の清々しい空気の中で、新鮮な美しさを感じ、そして何よりも生きる元気をもらったように、私は思います。




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