春一番も吹き、明日は早くも春分の日です。今日は、少し前に作った料理について綴ります。
栽培している蕗は、とても早く成長するようです。近くのスーパーに長く大きく成長した葉もついた蕗が売っていました。そこで、その蕗を使い伽羅蕗と蕗の葉の佃煮を例年のように作りたくなり、さっそく購入しました。タイトルに、2014が入っているのも、毎年この料理を作るからです。
この蕗の産地は、愛知県知多半島で、「春ふき」と記されています。この名称からして、いかにも柔らかそうで、美味しそうではないですか。東京近郊では、やがてフキノトウが出てくる季節ですが、一足早く蕗を料理して味わいました。
下の画像のように、売っていた蕗は、とても長く成長していましたので、店員に適当な長さに切ってもらって、持ち帰りました。この蕗は、知多半島が黒潮(日本海流)の影響で温かいといえども、この時期にこんなに大きく育つとは思えないので、露地物というよりも、ハウス物ではないかと思われます。
料理名 『伽羅蕗』and『蕗の葉の佃煮』
(伽羅蕗)
(蕗の葉の佃煮)
【材料】・・・量はすべて適宜
醤油
味醂
酒
出汁醤油少々
砂糖
ハチミツ
蕗の葉の佃煮には、一味の粉末を入れ、ピリ辛にしました。
【作り方】
蕗の茎と葉を分けて、茎は一口大の大きさに切ります。たっぷりの湯で、10分ほど煮て、冷水に取り、1時間ほどアク抜きをします。私の伽羅蕗は、茎の皮を剥かずにそのまま使用します。この皮付きのまま使用する作り方は、私の山菜師匠Y氏のアドバイスで得た知識です。手間も省けますし、食感も悪くないどころか、その美味しさが引き立つように感じます。
私の伽羅蕗は、1時間ほど煮つめて作りますので、蕗の佃煮風になります。しっかりと煮詰めるので、生の時の蕗の量が、1/10ほどに少なくなります。ちょっと計算しますと、茎の直径が1/3ほどになると、その断面積は、1/3×1/3=1/9となりますので、それは大げさな表現ではありません。
砂糖は、焦げ付きやすいので、二回に分けて入れたほうが良いでしょう。砂糖の他に、ハチミツを使用すると、マイルドな甘味になりツヤも出ます。伽羅蕗は、蕗の風味を味わう料理ですので、調味料についても、雑多なものは入れずに、シンプルに作ることを心掛けたほうが、美味しい伽羅蕗ができます。
蕗の葉の佃煮は、まず茹でた葉の葉脈に対して、垂直に細かく千切りにします。かつお節などを入れるレシピもありますが、この蕗の葉の佃煮も、シンプルな佃煮風の味付けにします。ただし、今回はピリ辛に仕上げたかったので、唐辛子の粉末を入れました。私が作ったそれらの料理は、昼のお弁当のおかずに、しばらくなりました。
季節を味わう料理、特に山菜系の料理は、その食材が持つ風味を味わうために、「Simple is best !」の方針で料理すると、成功の確率が高くなります。今回使用した蕗は、スーパーで売っていたハウス物でしたが、もう少し季節はズレますが、山菜の山蕗を使用したら、もっと季節感を堪能できるでしょう。
関東周辺では、フキノトウの季節ですが、最近はスーパーでフキノトウが出回りますので、今年も蕗味噌を作ろうかと思っています。蕗味噌は、フキノトウの苦味と香りを味わう料理です。熱いご飯にのせて食べるのも良いですが、抹茶茶碗を使ったお茶漬けに使用すると、また格別な味わいがあります。作ったら、また報告しましょう。
私もトラックで家の近くに来てくれる八百屋さんから愛知県産のフキを買っていたんですが自分だけのためだと下ごしらえがめんどう・・・・・
マッキーさんの料理法だったら大丈夫そうです。
大根葉でこのフキの葉の佃煮のようなものをよくつくるんですが、このごろナバナでつくっています。
柔らかいので高齢の方にはナバナがお勧めです。
ところで、ナバナとは、「菜の花」の葉の部分を言うのでしょうか。菜の花は、春先に出回る、咲く前の花と茎と葉が一緒になった部分を、からし和えなどで食べますが、その部分全体を佃煮風に作るのでしょうか?それとも、通年で葉の部分がナバナとして売っているのでしょうか。
いずれにしろ、藤村さんのような食べ方も美味しそうですね。今度チャレンジしてみます。 私の料理は、時々思い立ったら作る程度ですので、いつまでたっても初心者並です。
コメント、ありがとうございました。
らしいんです。
菜の花同様に花と茎と葉が一緒になった部分で15センチぐらいのものが今ごろよく出ています。
これを茎に垂直になるように大きなみじん切りのように刻んでゴマ油でいためます。おしょうゆや市販のめんつゆで味をつけます。お砂糖は使いません。
ちりめんじゃこやサクラエビと合わせても。
早くできて後片付けが楽なものがいいですよね。
主人には時々文句をいわれていましたけど。
藤村さんに聞いた後、スーパーで気をつけて見ると、例のギュッと四角柱に絞った「菜の花」以外に、「ナバナ」という名称で、もう少し葉が多くて柔らかそうなものが、たしかに売っていました。
「佃煮」に興味がありましたが、今度は「ふりかけ」について、知識を深めてみようかなと思っています。
自治会総会で防災活動の一つとして、すいとんをつくって
食べてもらったことがありました。
うるさい主人がけっこう好んだものでご紹介したいと思います。
1人分の目安(丼一杯分)
(汁)
材料
水300cc しょうゆ15cc ほんだし1グラム弱(6人で4グラム程度) 酒、油少量
豚肉25グラム ひとくち大に切る
サトイモ 中1個(3つぐらいに切り分け)
ごぼう 1/10本 (笹がき、水で洗う)
にんじん、大根 5~7ミリ程度にイチョウぎりしたものを3枚ずつ程度
白菜 小さ目ざく切り1枚
ネギ 1/8本 (薄めの斜め切り)
油揚げ1/10枚 2つに拍子切り
作り方
野菜、肉をさっと油で炒めてから水、酒、だしを加えて煮る
煮えたら、しょうゆで味付けをする
(すいとん)
材料
小麦粉25グラム 片栗粉10グラム
玉子 1/5 から 1/6 個
牛乳 約15cc
作り方
粉に玉子を加え、牛乳を分けて加え、混ぜ合わせる
お湯を沸かして、濡らした大スプーンで落とすと柔らかめのスイトン2,3個ができる
アミ杓子であげて汁に加える
汁にスイトンを合わせて出来上がりです。
団塊世代からほんの数年後の生まれですが、物心付いた頃には、そうしたことは感じない時代になっていました。
藤村さんから頂いたレシピを拝見すると、比較的入手しやすい食材で作られていますね。それでも、炭水化物・タンパク質・その他野菜から摂取できる各種ビタミンなどが含まれるので、災害時の手っ取り早い料理として、推奨されるのでしょう。
今度、チャレンジしてみようかと思います。
お味噌の味でもおいしいと思います。