「マッキーのつれづれ日記」

進学教室の主宰が、豊富な経験を基に、教育や受験必勝法を伝授。また、時事問題・趣味の山登り・美術鑑賞などについて綴る。

マッキーの山登り:橋場バス停~大霧山・広町・美の山~和銅黒谷駅

2015年03月03日 | 日帰りの山登り



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 先月2月15日(日)、東秩父地方の低山を歩いてきました。2月中旬といえば、2月4日の立春も過ぎて、日差しは少しずつ春めきつつありますが、気温の方はまだまだ冬といえるでしょう。

 今回のコースは、ちょっと変則的なコースです。そのコース選定は、国土地理院の地図にびっしりと描かれた赤線のせいです。地図上に、登山路あるいは非登山路を歩いた足跡をトレースする趣味が、私の山菜師匠Y氏にあります。

 今回の大霧山美の山(蓑山)は、登ったことがあるそうですが、その山をつなぐ赤線を引きたいといった至極単純な理由で、今回のコースは決まったようです。

 池袋から東武東上線の電車に乗り、小川町で下車。小川町駅は、外秩父七峰縦走ハイキングに参加した時以来です。小川町から白石車庫行のバスに乗りました。大きな2つの団体登山客があり、バスは超満員。臨時バスも出ました。

 橋場バス停で下車。9時40分、まずは粥仁田峠を目指し歩き始めました。途中近道の山道を除けば、舗装された林道歩きになります。天気予報よりも天候は悪く、午前中は時々ちらちらと雪が舞いましたが、午後からは青空も覗く日和となりました。この時期は、風が吹けば真冬の寒さ、無風の陽だまりでは春の陽気を感じます。



 大霧山手前は、雪が若干凍結した場所もありましたが、アイゼンを付けるような状態ではありません。冷たい北風が吹く大霧山に11時15分到着。展望が開けていましたが、天候が悪く視界がいまいち。

 昼食をとるには寒い場所ということで、短時間で再び同じ道を下り、粥仁田峠にある東屋まで戻りました。この峠は、かつて荷駄を運ぶ街道の要衝であったそうです。粥新田峠とも書くようです。






 粥仁田峠で昼食をとった後、一旦山里に下り、再度登って次の目的地美の山を目指し出発しました。峠から広町への下りを、一般林道を避けて行く予定でした。けれども、結局は放牧場や広大なポピー畑の中を通る車道を歩き、一般路と高原牧場入口で合流。

 清水が湧いている稲荷神社を経て、郵便局横を左折して美の山への登りを歩き続けました。美の山と表記されていますが、かつては蓑山と書かれていたようです。無論、蓑山よりも美の山の方が遥かに印象としては良いのですが、「みのやま」と呼ばれた歴史は失われてしまいます。






 美の山周辺は公園として整備され、植えられたソシンロウバイの花が満開でした。14時33分に山頂に到着。展望が開けた山頂からは、大霧山・愛宕山・皇鈴山稜線が一望できます。しばし休憩した後、和銅黒谷駅へ向けて下り始めました。夕方の霞の中に、一際綺麗な山容の武甲山が望まれました。シルエットだけですと、石灰岩採掘で痛々しい山肌は見えず、武甲山は立派に見えました。






 駅へ向かう途中にある、和銅露天掘り跡に立ち寄りました。とても大きい和同開珎のモニュメントがありました。しかし、露天掘り跡は意外と小規模で、ちょと見では、がけ崩れかとも見えるほどでした。






 聖神社は、和銅関連の由緒ある寺で、金運アップにご利益ありそうです。和銅露天掘り跡を見た後は、この神社に立ち寄ったら良いでしょう。私が小学生の時は和同開珎を、「わどうかいほう」と習いましたが、最近では「わどうかいちん」と読むのが普通です。また、我が国初の通貨は、近年の研究により富本銭であることに、現在はなっています。



 和銅露天掘り跡・聖神社を経由して、午後4時に和銅黒谷駅に着きました。お花茶屋駅で下車し、西武秩父駅で乗り継ぎ、池袋で一杯やって帰路につきました。

 ハードな上り下りはないルートでしたが、6時間弱の山歩きとなりました。冬の陽だまりハイクに適したルートと言えます。



【標準歩程】
橋場バス停~1.00~粥仁田峠~0.40~大霧山~0.30~粥仁田峠~1.20~上の平郵便局~1.00~美の山~0.50和銅露天掘り跡~0.15~聖神社~0.10~黒谷駅(計5時間45分)


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