私のブログランキングの前後にいつもいた、『日教組の何が悪いのよ』のおばちゃんのブログが、一気にブレイクしました。
誰しもが気づくことですが、辞任した中山国土交通大臣(罷免すべき)の発言の反響によるものであろうと、私は思いました。
久々に、この方のブログを開くと、何ともいたたまれない後味の悪い思いに駆られながら、そのブログとその反響を読み、閉じました。
このおばちゃんを非難する側も擁護する側も、極めて感情的な主張が並んでいました。
私は、いずれの主張についても、私の意見を述べる気にはなれませんし、他人のブログを評価する事もしたくはありませんが、この現象をもっと違った観点で考えさせられました。
そのことを、今日の私のブログで、述べたいと思います。
個人の言葉が、瞬く間に世界に向けて発信される凄さ。
どんなに、声高に自分の考えを叫んでも、周辺の人にしか届かなかったほんのちょっと昔。
薄暗い部屋で一人わびしく暮らす孤独な青年の思いが、ネットを通して瞬く間に広い世間に伝わっていく。
連帯を求めて、日々ネットに向かう孤独な者たち。
ネットを使った体制批判を恐れる、共産主義国家の指導者たち。
あるいは、若年者の不満・鬱憤のガス抜きとしてのネットの機能を、上手く使いこなす自由主義国家の権力者たち。
匿名の名の下に、言葉の殴り合いにヒートし傷つけ合う弱者たち。
ネット上で、炎上する感情と感情の争いを、火事場見物する日和見主義者たち。
現実の世界に目を向ければ、財界の提言という欺瞞に満ちた横やりに、言いなりの政治家たち。
経済在っての暮らしと言いつつ、国民の血税で飯の種をまいてもらった企業経営者たちよ…若年派遣労働者の希望を奪ってまでして得た、その利益はどこに消えたのか。
不正があれば、現場の職員が処分され、本来その責任を負うべき立場の者たちよ…厚顔無恥も度を超してはいないか。
政治のコントロールを失い、己らの使命と国民に対する忠誠を忘却した官僚たちよ…自己増殖する組織という魔物に寄生し、その代償としてなぜ自らの魂を売り渡してしまったのか。
不況でも強いと人気の公務員よ…公僕という責務を、どこに置き忘れてしまったのか。
不満は連帯できず、地の底で蠢き鬱積し、出口を求めて徘徊する。
権力によって虐げられた者は、より絶対的な権力を無意識のうちに希求する。
一瞬、私には聞こえたような気がする。
かつて老人が聞いた、封印されたはずの、あの忌まわしい靴音を。
歴史は、繰り返す。
そう、忘れてはならない。
いつか来た道を。
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誰しもが気づくことですが、辞任した中山国土交通大臣(罷免すべき)の発言の反響によるものであろうと、私は思いました。
久々に、この方のブログを開くと、何ともいたたまれない後味の悪い思いに駆られながら、そのブログとその反響を読み、閉じました。
このおばちゃんを非難する側も擁護する側も、極めて感情的な主張が並んでいました。
私は、いずれの主張についても、私の意見を述べる気にはなれませんし、他人のブログを評価する事もしたくはありませんが、この現象をもっと違った観点で考えさせられました。
そのことを、今日の私のブログで、述べたいと思います。
個人の言葉が、瞬く間に世界に向けて発信される凄さ。
どんなに、声高に自分の考えを叫んでも、周辺の人にしか届かなかったほんのちょっと昔。
薄暗い部屋で一人わびしく暮らす孤独な青年の思いが、ネットを通して瞬く間に広い世間に伝わっていく。
連帯を求めて、日々ネットに向かう孤独な者たち。
ネットを使った体制批判を恐れる、共産主義国家の指導者たち。
あるいは、若年者の不満・鬱憤のガス抜きとしてのネットの機能を、上手く使いこなす自由主義国家の権力者たち。
匿名の名の下に、言葉の殴り合いにヒートし傷つけ合う弱者たち。
ネット上で、炎上する感情と感情の争いを、火事場見物する日和見主義者たち。
現実の世界に目を向ければ、財界の提言という欺瞞に満ちた横やりに、言いなりの政治家たち。
経済在っての暮らしと言いつつ、国民の血税で飯の種をまいてもらった企業経営者たちよ…若年派遣労働者の希望を奪ってまでして得た、その利益はどこに消えたのか。
不正があれば、現場の職員が処分され、本来その責任を負うべき立場の者たちよ…厚顔無恥も度を超してはいないか。
政治のコントロールを失い、己らの使命と国民に対する忠誠を忘却した官僚たちよ…自己増殖する組織という魔物に寄生し、その代償としてなぜ自らの魂を売り渡してしまったのか。
不況でも強いと人気の公務員よ…公僕という責務を、どこに置き忘れてしまったのか。
不満は連帯できず、地の底で蠢き鬱積し、出口を求めて徘徊する。
権力によって虐げられた者は、より絶対的な権力を無意識のうちに希求する。
一瞬、私には聞こえたような気がする。
かつて老人が聞いた、封印されたはずの、あの忌まわしい靴音を。
歴史は、繰り返す。
そう、忘れてはならない。
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