浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
永代供養墓10万より受付中です。

法話会のお知らせ

2023-02-28 20:19:19 | お知らせ

皆様、こんばんわ。

3月2日 午後1時半~約1時間の予定で、法話会が開催されます。

是非、お参りください。どなたさまもお参りが出来ます。参加費等は、ございません。

法徳寺の前を通るバスは、本厚木駅と平塚駅を結ぶ路線。平塚53系統です。

この路線は、利用者数が、とても、多い路線なんだそうです。

しかも、本厚木駅から、平塚駅までの区間は、長距離です。

ですから、当然、なかなか時刻表通りには、バスは、来てくれません。

以前の私は、それが、嫌で、とにかく、待つことが苦手で、せっかちな性格なのです。

ところが、最近は、嫌でなくなりました。それは、

バスを利用する際、神奈中バスロケーションシステムがあるからなのです。

ご利用されている方も多いかと思いますが、今、バスがどのあたりを走っていて、

後、何分で、最寄りバス停 下岡田停留所に到着するか分かるからなのです。

お寺から、バス停までは、歩いてすぐですから、家をのんびりした気分で出発出来ます。

昔は、バス停で待っていて、「一体、後、何分で来るんだ!」とイライラさせられたものですが、

後、何分で到着すると事前にわかるのは、嬉しいことです。

また、今は、私も交通系ICシステムのスイカ、PASMOなどもスマホで入れてますので、更に、便利です。

最近、現金で払っている方もあまり見かけなくなりました。電車の切符も、現金で買ってないですね。

また、バス乗車中も、「停留所に止まってから、席をお立ち下さい」とアナウンスが流れます。

運転手さんも、発車時に、右良し、左良し、車内良しなど、毎回、声で出して安全に気を付けておられます。

停留所が近づいてきて、降りる準備のために、走行中に席を立つと注意されたりします。

つい、昔からの癖で、先に席を立ってしまうのです。

これから、自転車に乗る際は、ヘルメットをかぶらなないといけなくなるとか。

私も良く利用する、コンビニのレジも変わりました。支払い方法を選んで、現金なら、

自分で、現金を自動販売機のように、入れるようになりました。私も最近、やっと、慣れてきました。

一時期、神社のお賽銭もキャッシュレスとかニュースになってましたが、あれから、どうなったのか?

お寺のお布施は、今後も、現金でお願いします!

過去に、一回だけ、PayPay使えますか?とおたずねいただいたことがありました。

すいませんが、今、現在も、使えませんので、皆様、ご勘弁ください。でわ、またよろしくお願いします。

近所の早咲きの桜は、満開になりました。
今日も4月の陽気でしたね。
でも、まだ、油断は出来ません。
花粉も今年は、スゴイそうです。

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春は近いですね

2023-02-27 17:54:32 | 日記

みなさま、こんばんわ。2月も明日で終わりですね。

今朝から、我が家の外壁塗装工事の為の足場が組まれはじめました。



一日、かかるのかと思ったら、あっという間に組みあがりびっくりでした。

明日から、本格的に工事の予定のようです。法徳寺は、北側大駐車場と境内の間に、

道路が走っているので、道行くご近所の方が、今度は、何の工事がはじまるんだ?と

興味津々のご様子でした。私が、住職になって、10年が立ちますが、その間、ずっと、

境内を施設の何かしらの工事をしていたような気がします。お寺の貯金も少なくなってしまいました(泣)

しかし、昨年は、何もなく、約一年ぶりの工事です。

これから、晴れが続けば、お彼岸前には、足場がとれる予定です。

しかし、他のお寺さんに聞くと、1月、2月は、ほんと、忙しくて大変でしたとおっしゃるのですが、

法徳寺は、特に忙しくもなく、暇でもなく、ちょうどよく、過ごさせて頂きました。

そういえば、昔、1月だけで、26件の葬儀を勤めたことがありましたが、あの時は、本当に、大変でした。

もう、そういう時代は、法徳寺には、こないでしょうが、よく、勤められたものだと今でも不思議です。

今朝、本堂に、冬場は寒さを避けるため置いてある、君子蘭が咲き始めていました。


お彼岸頃には、満開になります。もうすぐ、外に出しても寒さは大丈夫そうです。

妻は、午後から、用事があるというので、私は、昼から、一人、近場の宮ケ瀬湖周辺の山に行きました。




もう、アセビが咲いてました。山にも少しずつ春が訪れていました。

法話で、阿部信幾先生が、阿弥陀如来様のはたらきは、私たちには見えません。

「春が来た」とどうして分かるのか、それは、花が咲くからです、春は、見えないけど、花をさかせるはたらきが春にはあるのです。

花が、私たちに春を伝えている。阿弥陀様のおはたらきも目には見えません。本当は、見えているのだけれども、

今は、私たちの煩悩によって、さえぎられている。しかし、臨終の時、煩悩が消滅する瞬間、阿弥陀如来様が見える、

仏様と対面する。今は、目に見えなくとも、声となってはたらいている、私の口に、南無阿弥陀仏と出て下さる。

それが、阿弥陀如来様が、今、私の元にはたらいている証拠です。


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慶讃法要の準備が進む本山へ

2023-02-26 18:13:00 | お知らせ
私、副住職は久しぶりに、京都の西本願寺へお参りいたしました。
私は今回、現在の京都や本山が、どんな様子かを下見するために、京都へ行って参りました。






今日の京都は、雪がチラつくほどの寒さで、あいにくの天気でしたが、本山の阿弥陀様に、手を合わさせて頂きました。





今年の3月29日より、西本願寺にて、親鸞聖人御生誕850年・立教開宗800年慶讃法要が始まります。

本山での大規模な法要である事から、境内ではテントなどが設置されており、法要の準備が着々と進んでいました。
また、普段は親鸞聖人の御影がご安置されている御影堂も、慶讃法要に向けた工事のために、閉鎖されていました。

私にとっても、久しぶりの京都でしたが、京都市内を歩く、たくさんの観光客の姿を見て、思わずビックリしてしまいました。

京都駅を歩いていると、英語など、様々な地域の言葉が聞こえ、活気のある京都が戻ってきている感覚がありました。



本山も、各所に消毒液が置かれていました。お堂内には、間隔を開けて座る案内があるなど、感染対策が進められていました。

この数年だけでも、私たちの日常や、周りの状況も、本当に大きく変化いたしました。

そんな中、阿弥陀様は、親鸞聖人がいらっしゃった時代も、私たちが生きている今の時代も、変わることなく、すべての命を救おうとはたらきかけて下さっております。

親鸞聖人がお書き下さいました、教行信証といった多くのお書物が、数百年後の私たちにも伝わっている事は、改めて考えると、本当に有り難い事であります。

約1ヶ月後から本山で始まる、慶讃法要。
その準備は、着々と進められておりました。
私も時期を見て、改めて京都へお参りしたいと思える、今回の下見でありました。

副住職より


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親が死に 子が死に 孫が死に

2023-02-26 18:02:51 | 法話

皆さん、こんばんわ。

今日の法徳寺、上空の空は、青空でした。昨日の夕方から、急激に寒くなり、

我が家から見る、大山は、薄く 雪化粧でした。

最近、100歳を超える方の葬儀は、珍しくなくなりました。

私が、副住職になった頃は、100歳以上の葬儀は、珍しかったのです。

100歳代の親のお子さん方は、既に、80代を超えている方が多く、おじいちゃん、おばあちゃん、

ひ孫までいらっしゃる方も珍しくありません。

それでも、100歳を超える親からしてみたら、子供です。

100歳代の親をお持ちの方と、お話をすると、「自分の方が先に行きそうです」とか

「自分も負けちゃいられません」などとおっしゃいます。

産まれた順番に、死んでいけるのが、一番、幸せなことです。

「親が死に 子が死に 孫が死に」一休さんの言葉を、昔、法話で聞いたとがあります。

確か、一休さんが、どなたかに、おめでたい言葉を教えて下さいと問われた時の答えだったように記憶しています。

長生きは、有難いことです。誰にでも出来ることではありません。

これから、更に、超 高齢化社会になります。

私は、先日、知り合いのお医者様と話をしておりました、

「これから、みんな、長生きになり、人が亡くならない時代が来ると、お寺はつぶれちゃいますね」と話しをしましたら、

先生は、「私は、逆に、お寺が必要とされる時代がくると思います。高齢化になって、心悩む方が多くなり、安らげる場所、

法話を聞きたいという方が増えると思います。」とおっしゃって下さり、励まされました。

ああ、自分は、なんて、情けないことを言ってしまったのかと思いました。

住職として、お寺の施設が、宝の持ち腐れにならないよう、より、一層、精進していかなくてはと思った次第です。










 


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不安の経済効果

2023-02-24 18:44:54 | 日記




皆様、こんにちわ。今日の境内の空は、どんよりした雲に覆われ、時より、薄日が差す感じでした。

私たちは、人生の最後に、一番、嫌な死が待っています。幼い、子供でも知っていることです。

少し前まで、4という数字は、4=死を連想するというので、縁起が悪いなどと言われたことがございました。

病院では、4という数字が付く、病室は、嫌がられたとか。

テレビでは、なぜ、芸能人が亡くなったとか、病気になったとかを、よく報道するのだろうか?と思います。

その番組の途中のCMには、すかさず、保険やら健康食品が宣伝されます。

私たちは、不安になると、財布のひもが緩んでしまうからなのではないかと最近思うようになりました。

私も、芸能人の死因が報道するたびに、不安になり、つい、どんな病気なのか、自分は大丈夫なのか?

とインターネットで検索してしまったりします。

私と同じことをする方が多いようで、検索ランキングの上位にその病名が出ます。すると、検索サイトの

広告欄には、またまた、人間ドックの案内、脳ドックの案内などが表示されます。

私としては、不安をあおる、報道はやめてほしいと思っていますが、それで、経済はまわっているのです。

景気が良くなるには、気分を高めるよりも、不安の方が、経済効果をもたらすのではないかと思っています。

しかし、人生の最後に、極上の楽しみが待っているとしたら、「死」が楽しみで待ち遠しくなるはずです。

極上の楽しみとは、極楽浄土に生まれ、仏様の悟りをひらくことです。

この世に生きる者、いまだ、誰も経験したことがないことです。

私は、いまだに、お浄土に行って、帰ってきたという方に会ったことはありません。

私は、一度、お参りに行ったお宅のご主人から、自分が、臨死体験を話を聞いたことがあります。

本当に、お花畑があったとおっしゃっていました。

その方は、とても、誠実な方で、嘘を言うような方ではありませんでしたから、本当の体験だったと思います。

私も、今まで、生死を繰り返してきました。今、一体、何度目の生なのか分かりませんが、前世を忘れてしまっているだけです。

親鸞聖人は、阿弥陀如来様の救いに出会い、仏様の世界に生まれることが、生きている間に決定したことを、

知り、楽しみで仕方がなかったと思います。

大正時代頃まで、親鸞聖人は、架空の人物説があったそうです。

平安末期から、鎌倉時代にかけての平均寿命は、24歳だったそうですから、その時代に、90歳まで生きたというのは、

絶対、おかしい、親鸞聖人を、超人化しているのではないかというのが理由だったのか?

親鸞聖人が、長生きされたのは、阿弥陀如来様の化身だったからです。

出来るだけ、長生きをして、迷い苦しむ者を、お浄土に導くためです。

しかし、親鸞聖人の妻 恵信尼さまの書かれた御真筆の文章が、西本願寺の蔵から発見されて、歴史上の人物であったことが

証明されたそうです。

私は、今まで、いろいろな方とお寺を通じて、出会いましたが、過去に、お一人だけ。

「私は、死ぬのが楽しみだ、早く、お浄土に参り、阿弥陀如来様と出会いたいとおっしゃった方がいました。」

当時、20代だった私には、理解出来ませんでした。

「お釈迦様が説かれたあらゆる教えを知ったとしても、み仏のはたらきにより今を生きぬき、永遠の命をいただき

浄土に往生するという、人生のもっとも大切なことを知らない人を愚者という。たとえ文字も知らない無学な者でも、浄土往生

という、人生の最も大切なことについて知っている者は智者である」蓮如上人 御文章 八万の法蔵章


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