私にとっても、久しぶりの京都でしたが、京都市内を歩く、たくさんの観光客の姿を見て、思わずビックリしてしまいました。
私、副住職は久しぶりに、京都の西本願寺へお参りいたしました。
私は今回、現在の京都や本山が、どんな様子かを下見するために、京都へ行って参りました。
今日の京都は、雪がチラつくほどの寒さで、あいにくの天気でしたが、本山の阿弥陀様に、手を合わさせて頂きました。
今年の3月29日より、西本願寺にて、親鸞聖人御生誕850年・立教開宗800年慶讃法要が始まります。
本山での大規模な法要である事から、境内ではテントなどが設置されており、法要の準備が着々と進んでいました。
また、普段は親鸞聖人の御影がご安置されている御影堂も、慶讃法要に向けた工事のために、閉鎖されていました。
私にとっても、久しぶりの京都でしたが、京都市内を歩く、たくさんの観光客の姿を見て、思わずビックリしてしまいました。
私にとっても、久しぶりの京都でしたが、京都市内を歩く、たくさんの観光客の姿を見て、思わずビックリしてしまいました。
京都駅を歩いていると、英語など、様々な地域の言葉が聞こえ、活気のある京都が戻ってきている感覚がありました。
本山も、各所に消毒液が置かれていました。お堂内には、間隔を開けて座る案内があるなど、感染対策が進められていました。
この数年だけでも、私たちの日常や、周りの状況も、本当に大きく変化いたしました。
そんな中、阿弥陀様は、親鸞聖人がいらっしゃった時代も、私たちが生きている今の時代も、変わることなく、すべての命を救おうとはたらきかけて下さっております。
親鸞聖人がお書き下さいました、教行信証といった多くのお書物が、数百年後の私たちにも伝わっている事は、改めて考えると、本当に有り難い事であります。
約1ヶ月後から本山で始まる、慶讃法要。
その準備は、着々と進められておりました。
私も時期を見て、改めて京都へお参りしたいと思える、今回の下見でありました。
副住職より
皆さん、こんばんわ。
今日の法徳寺、上空の空は、青空でした。昨日の夕方から、急激に寒くなり、
我が家から見る、大山は、薄く 雪化粧でした。
最近、100歳を超える方の葬儀は、珍しくなくなりました。
私が、副住職になった頃は、100歳以上の葬儀は、珍しかったのです。
100歳代の親のお子さん方は、既に、80代を超えている方が多く、おじいちゃん、おばあちゃん、
ひ孫までいらっしゃる方も珍しくありません。
それでも、100歳を超える親からしてみたら、子供です。
100歳代の親をお持ちの方と、お話をすると、「自分の方が先に行きそうです」とか
「自分も負けちゃいられません」などとおっしゃいます。
産まれた順番に、死んでいけるのが、一番、幸せなことです。
「親が死に 子が死に 孫が死に」一休さんの言葉を、昔、法話で聞いたとがあります。
確か、一休さんが、どなたかに、おめでたい言葉を教えて下さいと問われた時の答えだったように記憶しています。
長生きは、有難いことです。誰にでも出来ることではありません。
これから、更に、超 高齢化社会になります。
私は、先日、知り合いのお医者様と話をしておりました、
「これから、みんな、長生きになり、人が亡くならない時代が来ると、お寺はつぶれちゃいますね」と話しをしましたら、
先生は、「私は、逆に、お寺が必要とされる時代がくると思います。高齢化になって、心悩む方が多くなり、安らげる場所、
法話を聞きたいという方が増えると思います。」とおっしゃって下さり、励まされました。
ああ、自分は、なんて、情けないことを言ってしまったのかと思いました。
住職として、お寺の施設が、宝の持ち腐れにならないよう、より、一層、精進していかなくてはと思った次第です。