大切な方を亡くされ、3回忌が過ぎるまでは、多くの方は、ご家族のことを考えない日は無いようであります。しかし、7回忌を過ぎた頃には、だんだんと考える時間は少なくなってきます。それは、大切な方の死を受け入れていけるからであります。
ちゃんと、頑張っている方に幸せはやってくると私は思います。そうでないと人生不公平です。努力すれば幸せになれる。皆さんの大切な方は今も見守ってくださっています、応援してくださっています。浄土真宗では、阿弥陀如来のご苦労によって、私たちは、仏とならせていただくのであります。私が努力すれば幸せになれると言う話ではなく、阿弥陀如来の努力によって、ご苦労によって仏様とならせていただくのであります。これが浄土真宗であります。亡き方も阿弥陀如来の救いの中にあります。そして皆さんの幸せを願い、健康を願い、前を向いて生きてほしいと願い続けてくれているのであります。さようならではなく、またいつかお浄土で会いましょうと、人生の目的地を定め、人生を大切に生きていける道が開けるのであります。
