浄土真宗本願寺派 法徳寺ブログ

神奈川県厚木市にある浄土真宗本願寺派(西)のお寺です。
永代供養墓10万より受付中です。

今日いち-2024年8月30日

2024-08-30 22:01:37 | お知らせ
本日の法話に出てきた、9字名号の掛け軸

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不可思議

2024-08-30 21:58:00 | お知らせ
今日は朝から、滝のような雨が降り続き、誰1人お参りがいらっしゃいませんでした。駐車場も半分水につかりました。今日はさすがに、カッパを着ても、草むしりをする気にはなれませんでした。
今回の台風は、今までの常識とは違う台風だと専門家の方がコメントされていましたが、自然は、人間の常識をはるかに超えてくるんだなぁと思いました。南無阿弥陀仏を浄土真宗では6字名号といいます。また、南無不可思議光如来を9字名号と申します。どちらも同じ意味で、南無阿弥陀仏のはたらきを示したのが、9字名号であります。阿弥陀如来は、私たちの思いや常識を超えた仏様という意味です。仏様は、そもそも目には見えませんから、私たちの思いや常識は通用しないのであります。なぜ、南無阿弥陀仏を称えると、極楽浄土に生まれることができるのか、仏となれるのか、それを悟った方が、お釈迦さまです。人間で、ただお一人です。次にこの世に出現する仏は、56億7000万年後に誕生する弥勒菩薩であります。それまでは、偽物が出現するのであります。私たちの思いを超えているからこそ、仏様なのであります。それ以外の人間は誰もわからないのです。わかったふりをしてるだけであります。宗教の世界は、私たちの思いや常識など全く通用しない世界であります。だからこそ、私たちは救われるのです。私たちの考えや思いで理解できるんであれば、お釈迦様は誕生されなかったのです。お釈迦様がこの世に誕生した理由、ひとえに阿弥陀如来の救いを説くためであります。親鸞聖人はお釈迦様の教えをいただいて、南無阿弥陀仏のいわれ、本当の意味を、ただ聞きなさいとお示し下さるのです。南無阿弥陀仏は、私があなたを救うから、我に任せてよとのお呼び声であります。理解しなさいとか、考えなさいとか、もっと勉強しなさいとか、そのような条件は一切出されないのであります。出されても私たちには、通用しないのであります。ですから、阿弥陀如来の別名を、不可思議光如来と申し上げるのであります。光は、目には見えませんが、植物も人間も光によって育てられるのであります。阿弥陀如来のはたらきは、常に私たちに届いています。最初は、阿弥陀如来の教えなど聞かなかった方が、いつの間にか、お寺に参りし法話を聞くようになったり、お念仏を称えるようになるのはなぜでしょうか?それこそ、阿弥陀如来の光明のはたらきが私たちを、お浄土へと導いてくださるのです。今まで、仏様など信じてなかった人が、お墓参りもしなかった人が、お仏壇にお参りすることもなかった方が、いつの間にか、仏様の道へと育てられるのは、阿弥陀如来のはたらきと、亡き方が仏さまとなってはたらいてくださっているからであります。

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