このいいことなんか何もない世の中で

生きていても何もいいことがない目的も何も分からないこの世界で、毎日なんとか楽しく生きていく。

ラビット・ホラー

2012年06月29日 | 映画・DVD
2011年。
「呪怨」の清水崇監督。邦画ホラー。

兎を殺めてしまった弟と、もう少しの所でそれを止められ
なかった声を持たない姉 (主人公)。
兎の件で学校に行かなくなりがちな弟が、ある時から毎夜
兎に襲われ始める
。次第に姉にもその悪夢が伝染していき
、、、。

兎に別世界に連れて行かれる辺りは「アリス」テイスト。
が、兎、ホラー、遊園地と来ると、私にはアリスより
サイレントヒル3の方が先に思い浮かぶ。

主人公は何故声を失ったのか、その辺をストーリーでは
「人魚姫」に準えて進めている。
この兄弟は母親が異なり、弟の母親は弟を産んですぐ亡く
なっているらしい。
どうやらこの辺にこの映画の肝があるんだろうな、と観て
いる人には伝わっていくが…。

率直な感想として、圧倒的に怖くない。これに尽きる。
が、しかしもうすっかりお腹いっぱいでお約束の安直
邦画ホラー (黒い長髪、白いワンピース、見えない顔)
ではなかっただけ良かったと考えることもできるか。

しかし、根本的に兎は怖くないからな…。

例えば…。
タイガー・ホラー。怖いがなんかベクトルが違う。
ドラゴン・ホラー。中国拳法が出てきそう。
モンキー・ホラー。モンキーシャインがあるからぎりぎり
         ホラーに踏みとどまるかな。
ヒッポ・ホラー。 もはやホラー映画として人を襲っている
         シーンが想像できない


。。。本題に戻ります。兎。
兎は怖くないが、逆に冒頭の兎惨殺シーンは、直接映されて
いないとは言え凄惨で直視できない。

冒頭の螺旋階段。
主人公は何故声を失ったのか。
途中の筋が通らない所の意味は。
父親が絵本作家である設定上の都合は何か。
この辺が最後まで観れば明らかになるのだが…

うぅむ。感想としては、まぁまぁ…かな
どちらかと言うと今一。

人魚姫は最後に王子を刺したらどうなっていたか、、、
声を取り戻してもどっちにせよ不幸だったと言いたいのかな。

やはりこれは3Dで観ないとダメか。

ところで…劇中にも少し出てくるが。。。
もしかしてこれは「戦慄迷宮」に繋がっているのかな…。
うぅん。






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