このいいことなんか何もない世の中で

生きていても何もいいことがない目的も何も分からないこの世界で、毎日なんとか楽しく生きていく。

30デイズ・ナイト

2012年09月03日 | 映画・DVD
2007年。バンパイア (ヴァンパイア) ホラー

アラスカ北部の町、バローでは30日間の極夜が始まろうと
していた。
そこに銃すら効かないバンパイアの集団が襲いかかる。。。
という話。

極夜というのは白夜の反対で、一日中陽の光が射さない、
ずっと夜の状態のこと。
30日間もの間、バンパイアにとっては自由に行動できる
絶好の狩場という訳。

まず犬たちを密かに殺したり、携帯電話をまとめて燃やし
たりして、周到に準備して極夜を迎えるバンパイアに対し、
主人公のシェリフは何が始まったのか分からない。
次第に全貌を現す怪異の正体が明らかになる頃には、住人
の大半は殺され
ここから残った僅かな住人の陽の光まで
の長い絶望的な戦いが始まる、、、


丁寧に (きっとお金をかけて) 作られているので、とっても
見易い。
元々バンパイアなどという無茶要素なのに、それ程映画特有
の「無茶展開」も無かった
(のも良かった)。

あぁ、こいつがきっと元凶 (足手纏い) になって、、、なん
だろうな、という予想した対象がお約束通りに、、、。

が、この映画は珍しく (?) 人のエゴや醜さが殆ど無い
いい人ばかりの内容だった。

歴史の狭間で存在を隠し、周到に行動するバンパイアは生態系
の中で明らかに人間よりも上位でしょう。
きっと製作側の思惑通り、そんなことを強く感じました (小学
生の作文かいな)。

主人公ハートネットが格好良いです。
この映画はこれに尽きるでしょう。

ま、面白いです。


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