このいいことなんか何もない世の中で

生きていても何もいいことがない目的も何も分からないこの世界で、毎日なんとか楽しく生きていく。

トリハダ -劇場版-

2013年09月06日 | 映画・DVD
以前、フジテレビ系の深夜枠で放送されていた
 「トリハダ ~夜ふかしのあなたにゾクッとする話を~
というドラマ。これの劇場版。
劇場版ができるくらい人気があるのですね。
知らなかった。

「トリハダ」自体は平凡な日常生活の中で起き(う)る、
ちょっとした恐怖や狂気を題材にした、主に
ショートストーリー構成の作品。
たまに長い話があり、密室に何故か閉じ込められた複数人の
男女というシチュエーションスリラーのような話もあった

(これは、まぁ面白かった記憶がある)。

で、この劇場版。

6つのショートストーリーから成り、それを覆う形で谷村美月
さん演じる主人公のメインストーリー(コレが嫌になるくらい
暗い
)がある。

以下、各話について。

見えざるものの中にある真理
レンタル倉庫の話。
いつも思うのだけど、この手のって開けられちゃわないのかな。
私なら使うのはちょっと考えてしまう。
気合いゼロで見ていたら、この話の主人公が谷村さんではない
ことに気がつかず、「???」となってしまった(おいおい)。

異常な愛情と執念の6日間
配達業の若い兄さんがストーカー女性につきまとわれる話。
これは怖い
「指」の話の辺になると本当に常軌を逸している。ついて
いけない。
オチも怖過ぎ
って言うか、早く警察行けよ。

好奇心から生まれる想像と漆黒
バスで前の席に座った女子高生の携帯を覗き見るサラリーマン
の話。
まぁ、ちょっと展開に無理があるよね
覗き見はイカンということで。

理想と現実の相違から訪れる闇
一人暮らしの女性宅に、毎夜鍋を持って訪れる男。
作りすぎたシチュー。
どう考えても怪しい
なのに、イケメンというだけで心を許す女性。
まぁ、自業自得

自身に降り掛かった悪夢と結末の相違
女性の上着のポケットに、毎朝通勤時にいつの間にか謎のカウ
ントダウンメモが入れられる。

毎日1づつ減っていくこの数字の意味は果たして…。という話。
「やめろ」というメモを入れて通勤すると、犯人は律儀にその
メモは持って行き、カウントダウンメモを入れる(笑)。
この話が一番謎めいていて(オチ以外)面白かった。
ポケットの無い上着着ろよ、とお約束の突っ込みをしてしまう。
ま、確かに結末はタイトル通り「相違」。

誘惑と疑念の葛藤と脅迫
ここまで来ると、もう適当に、あるいはストーリーを意味する
二字熟語をただ繋げただけじゃない?ってタイトルだと思う。
メインストーリーの主人公がやっと絡む最終エピソード。
バレになるから書かないけど、人間こうも簡単に転ぶものかな。
人間不信になりそう。
谷村美月さん演じる主人公の職業がこの話の伏線にもなって
いる。

誰得と考えると、結構ブラックな終わり方。

気楽に見るにはいいかな。
時間返せとは思わなかった。


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