【翻訳会社】インターブックスの翻訳外注ノウハウ

外国語の対応にお困りの方のために、「翻訳を外注する」上で役立つことを語っています。

グローバルとインターナショナル

2020-05-18 08:49:13 | 日記
こんにちは
【翻訳商社】マンです

"グローバル"
って何なんだろう…

最近よく思うんです

"グローバル"
よく使われてますよね

グローバルビジネスとか
グローバル人材とか
グローバル時代とか
グローバル競争力とか…

私【翻訳商社】マンが営業する際も
"海外"
に次いで自然とよく口にする
パワーワードです

不肖私【翻訳商社】マン
恥ずかしながら不惑をとうに過ぎ
天命を知る年齢ですが
私のこれまで人生の前半戦
つまり幼いころから青年期まで
"世界"を想起させるのは
"インターナショナル"
という言葉だったように思います

"インターナショナル"
というその響きが
世界に羽ばたくとか
海外事情に精通しているとか
世界規模とか
とにかく知的でカッコよい
というイメージがありました
(あくまでも個人の感想です)

"グローバル"と"インターナショナル"
もちろん辞書を引けば
それぞれの意味はすぐにわかります

"グローバル"はGlobalであり
"地球規模の" "全世界的な"
という意味で
"インターナショナル"はInternationalであり
"国際的な" "国家間の"
という意味です

どちらも今では
"世界的"
という意味で用いられていること
ビジネスに於いては特に多いように思いますが
語源を辿ってみると
この二つは明らかに異なります

ご存知のとおり
"グローバル"はGlobeの形容詞であり
Globeは"地球"と訳されることが多いですが
本来は"球"という意味です
地球を球に見立てているから
Globe→球→地球
からの
"グローバル"→"地球規模の" "全世界的な"
というわけですね

一方"インターナショナル"は
NationにInterという接頭語がついたもので
Interは"間(あいだ) "Nation"は国
つまり国と国のあいだを示す形容詞だから
"インターナショナル"→"国際的な" "国家間の"
というわけです

「そんな細かいことはどうでもいいじゃないか」
「地球規模も全世界も国際も国家間も」
「要は"世界全体"じゃないか」
「だから"世界的"でいいじゃないか」
「まったく」
「器の小さい男だお前は」

いや
そうなんです
そうなんですけど

でもこの二つには
虫の目と鳥の目という
大きな違いがあると思うんですよね…

言うまでもなく
"インターナショナル"は虫の目で
"グローバル"は鳥の目です

わかりにくいですかね

"インターナショナル"は"国と国と"
から始まっているので近視眼的であり
"グローバル"は地球という"球"を
その外側から俯瞰している

ということです

つまり

"インターナショナル"は国と国の関わりが
徐々に増えていって蜘蛛の巣のように
張り巡らされた様子の"世界的"であり

(つまりそこには含まれていない国もあるという…)

"グローバル"は地球という球全体をざっくり
覆った感じの"世界的"なんですよね
(すべての国や人の居ないところも含まれているという…)

だから本当は
"インターナショナル"は"国家間の"
"グローバル"は"地球規模の"
と明確に分けて使うようにすれば
正しい使い分けができるのになぁ
なんて思うことから

"グローバル"
って何なんだろう…

最近ふと思うことが
よくあるんです
という話でした

職業病ですかね…

この記事
面白いです



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