ごめんね、ホリー

　　　　　　　　　　　　　　　　　　もう、びょういんヤダ。


昨晩、我が家で一大事が起こりました。

男組3人は出掛けていました。
夕方、ホリーは眠いようなので、お留守番を兼ねて私は1時間ほど外出。
帰ってきてゴハンを遅めに、7時にあげました。
食べても3分の1くらい。

我々の遅い夕食の間、ハウスに入れていましたが、
たまに何だかキュンキュン言っています。
早く出たいんだろうと思って、出してやると
キャンキャン泣きながら、頭を脇の間に入れてきます。

いつものご挨拶と違う。　様子がおかしい。


その日の１日を必死で思い出します。

不燃ごみをいたずらしてた。
散歩の時、水溜りをなめたらしい。
ちょっと何かを拾い食いした。
発砲スチロールの飛行機をかんでた。
ゴハンの煮方がたりなかったのか。

それとも風邪ひいた？

後ろ足がしっかり立たない。
猫背気味で耳はペッタン。
つらそうに横になっている。
ダッコしてお腹に触れると痛がった。

熱っぽいが39度。
しばらく様子を見ていたが、やっぱり変だ。

ラッキーな事に今日は夫が代休。夜間専門の病院へ電話してみる。
あわてて、ホリーが電話の場所についてくる。
状況を説明したら、「心配なら連れてきてください」との返事。

11時半、車で到着。
「採血とレントゲンを撮って、
脱水症状もあるみたいなので点滴もします。4時半頃お迎えに来てください。」

夫、見積書を見て、目玉がひんむける。


しおしおと帰宅して、ガラーンとした部屋。
いつものホリーの気配がない。
口々に、「つまらん」「寂しいねえ」
「チビにいのため息、ホリーにそっくりだからやってよ」
「っふ～ぅ(ため息のまね)」…
ご丁寧にケージに入ってまねてます。そっくり！

気がつくと１時半。寝ると起きれそうにないので、
私は風呂に入って、4時まで起きていることにしました。
子供たちも寝ないので、一緒にバカ殿のビデオで
気を紛らわせます。息子たちはついにダウン。

夫を起こして、お迎えに行きました。
奥からホリーの元気な鳴き声がします。やっと安心。


なんと原因は、ゴハンでした。
先日お話しした、おじやが消化されず、胃で停滞していたのです。

「犬にとって白米は消化されにくいんです。
今、手作食のレシピがたくさん出ていますが
獣医師の間では疑問視する声が出ています。
全てフードに戻して下さい。トッピングもダメ。」

「消化器官が弱い子かもしれません。レントゲン、食道がもやもやしているのが気になります。」

「それから1本犬歯の先が欠けています。わずかですが激痛だと思います。」


母、大ショックです。
胃に残っているのに、次のゴハンが食べられるはずはありません。
かじっていて出血したのも見て、欠けた歯まで確認していなかった。

「血液検査はほとんど正常値でした。
バランスのいい育ち方をしていますよ。」

「親犬はハスキーですか？
そうでなければ、目が青い子は耳が聞こえない事が多いので、
医師は重要視します。この子は聞こえていますが。」

頭の片隅にあったことを突かれた。

兄弟で雰囲気も見た目も違う。青い目なのはホリーだけだ。
父犬は本当にマラミュート君なのか。もしかして特異体質？
でも、どう見ても目の周りの模様はハスキーだ。
第一、4ヶ月でこの大きさは。
・・・・・

連れてこられて、私たちを見つけ大喜びのホリー。
痛かったねー。ごめんねー。

帰りの車の中で、早速ゲロロ～。
家に帰ってう○ちをして、
もう、胃も腸も空っぽ。やっと楽になったね。

体を拭いていて、やっと気がついた。
点滴用に、前足の毛が一部ぐるりと剃られてる！プードル君だ。
へえ、毛って結構厚いんだ。
わ、地肌がお腹の模様そっくり！


早速朝ごはんは、フードだけ。
え、これだけ？という顔をする。
「もうオイシイのはかけられないんだよ。」といって
残ったフードをふやかすと、完食した。あきらめたのかな。

明日、いつものお医者で歯の相談をしなければ。


でも、犬って、犬って、丈夫じゃなかったっけ？
室内飼いだから気づくことが多いだけ？

なんでこんなに獣医師の言うことが違うんだろう。
違うことは、選べること。でも、何を基準にすればいいのか…。
自分の意見と同じ医師を選ぶ？　獣医学的にそれでいいんだろうか。

ああ、やっぱり獣医になって
アフリカに行く夢は捨てるべきではなかったか～。
でもオツムが完璧に理数はダメでした。笑