11日、民主党の動物愛護管理法改正ワーキングチームの骨子案がまとまりました。
1.動物取扱業の適正化関係
(1)動物販売時の対面説明や現物確認の義務化など
(2)8週齢という具体的数値に基づく、流通・販売させる幼齢個体を
親等から引き離す日齢制限の取組み強化
(3)動物取扱業への業種の追加
①動物の愛護を目的とする団体 ②教育・公益目的の団体
(4)動物の取り扱いに関連する法令違反を、動物取扱業に係る
登録等の拒否事由及び取消自由として追加すること
(5)許可制を導入し、動物取扱業を一律登録制から階層別規制にすること
2.虐待の防止関係
動物虐待罪の構成要件の明確化(動物の酷使を例示すること等)
3.多頭飼育の適正化関係
一定頭数以上の多頭飼育者に対する届出制を条例で導入することができるようにする、等
4.自治体等の収容関係
犬猫の引き取りについて、引き取りを求める特段の理由がないと
認められるなどの一定の場合には、引き取らないことができるようにすること。
(地域の実情に応じて、条例で定められるように)
5.実験動物の取扱い関係
①実験動物施設に対する届出制の導入
②実験動物生産業の動物取扱業への追加
③3Rのうち、現行の代替法の活用及び使用数の削減に関する配慮規定の義務化
※別法で対応、という議論も
6.産業動物の取扱い関係
産業動物に限定せずに、動物全体に対する理念として、
「5つの自由」の概念を基本原則として明記すること。
7.罰則の強化関係
8.災害対応策
①災害時に自治体などが行うべき動物愛護に係る措置に関する
基本的事項についての規定を設けること。
②災害対応の際の行政と民間との連携の円滑化を図る観点から、
災害対応の際の動物愛護推進員や動物愛護推進協議会の活用に関する規定を設けること。
(以上、 高邑勉 議員のブログより)
この民主党・高邑議員は、動物愛護には非常に前向きな方ですが、
一方、圏内の牛の問題では、一部で敵対視された面もある方です。
ブログでは、さらに殺処分ゼロに向けて、
シェルター建設、ペット税、災害対応についても議論されている、と書かれていました。
与党の案がこのように見えてきましたので、
他党がどんなものを示すのか、非常に気になりますね。
8週齢規制を具体的に盛り込んでくれたことは嬉しいです。
今月下旬に非営利一般社団法人化され、新たなスタートを切ることになりました!
エム牧場浪江農場の牛と、
これまで警戒区域内で保護した家畜を合わせた約300頭の家畜の
飼育・管理活動を長期的に継続するための体制づくりを強化です。