集計作業が難航中と思われていた、環境省の
「動物取扱業の適正化」に関するパブコメ総数が
26日、12万1828件に上ったことが判明しました。
今回一番の争点になっていた「8週齢規制」については、
・「56日」が4万3295件と最多。
理由は「欧米で主流だから」「8週未満で親から引き離すのは虐待」など。
・「45日」を支持する意見は、3万1408件。
理由は「ワクチンや餌などの経費が増える」。
・「現行のまま」は、1万2500件。
(以上、毎日jpより)
業界が組織票を入れてまで死守したかった「45日」より
1万件以上「56日」票が上回っています。
(もしかしたら「現行のまま」「業界の自主規制にまかせる」票へ分かれたのかもしれません。)
全体内容を見ていくと、全てにおいて
まんざら真っ向から対抗しているのでもないのが見て取れますが、
的を絞って票を入れたようですね。
許可制の導入については、もっと強く出ると思っていたので拍子抜けです。笑
正直この数に驚いています。
多数決ではないので、数で喜んでいられないのですが、うれしいの一言ですね!
一部、コピペで提出、が問題視されましたが、何よりパブコメで意思表示できる、
今までなんとかしたいと思っておられた皆さんの思いが
(現段階は)数として表れたのですから。
内容によっては無効とされる恐れもありましたが、
この結果を見るとカウントされているようです。
が、これからの委員会を見守っていかなくてはいけませんね。
皆さんの意見を参考にしてもらって、業界を変えていって欲しいと
切に願います・・・。
結果については、以下の通りです。
(集計数=「動物愛護管理のあり方検討小委員会」の委員である、渡辺眞子さんのブログより)
●深夜の生体展示規制及び展示時間制限に賛成 54,939
深夜の生体展示規制に反対 119
●移動販売の規制強化に賛成(移動販売禁止すべきとの意見を含む) 43,992
現行基準のままとすべき(基準強化に反対) 105
●対面販売・対面説明・現物確認の義務化に賛成 59,786
対面販売・対面説明・現物確認の義務化に反対 136
●犬猫オークション市場の動物取扱業への追加に賛成
(「犬猫オークションの禁止」を含む) 58,101
犬猫オークション市場の動物取扱業への追加に反対 15,124
●8週齢未満の犬猫の販売(親等からの引き離し)は禁止すべき 43,295
幼齢の犬猫の販売等について何らかの規制措置を講じるべき 19,099
45日齢未満の犬猫を規制対象とすべき 31,408
業界の自主規制に任せるべき 2,464
現行基準のままとすべき 12,500
●犬猫の繁殖制限措置に賛成 57,474
犬猫の繁殖制限措置に反対 34,753
●飼養施設等の数値規制に賛成 39,983
飼養施設等の数値規制に反対 34,100
●動物の死体火葬・埋葬業者動物取扱業とすべき
(「登録業者と別の扱いで規制すべき」を含む。) 37,983
動物取扱業に加えるべきではない 81
●両生類・魚類販売業者を動物取扱業とすべき
(両生類・魚類どちらかの場合も含む) 36,519
動物取扱業とすべきでない(どちらか一方の反対意見を含む) 27,134
●老犬・老猫ホームを動物取扱業とすべき
(「登録業者と別の扱いで規制すべき」を含む。) 36,082
動物取扱業とすべでない 22
●動物の愛護を目的とする団体を動物取扱業とすべき
(「登録業者と別の扱いで規制すべき」を含む。) 31,393
動物取扱業とすべきでない 446
●教育・公益目的の団体を動物取扱業とすべき
(「登録業者と別の扱いで規制すべき」を含む。) 21,273
動物取扱業とすべきでない 65
●関連法令違反時に登録拒否・取消を行えるよう法規制すべき 41,872
関連時違反時の登録拒否・取消に反対 12
●登録取消の運用を強化すべき 45,493
現行のままとすべき 8,200
●動物園・水族館の業種適用除外に賛成 9,748
適用除外に反対 25,689
●動物園水族館・動物病院の動物取扱責任者研修の緩和に賛成 2,458
動物取扱責任者研修の緩和に反対 28,403
●犬猫以外の小動物等での説明義務項の緩和に賛成 6,642
販売時説明義務の緩和に反対 27,949
●許可制を導入すべき 37,062
現行のままとすべき 16