さらさら

なーんにもない、平凡な日常です。

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過去の日記 ある年賀状

2008年09月26日 06時10分29秒 | 過去のお気楽日記&過去の日記
OLの時、可愛がっていた後輩が何人か毎年年賀状をくれる。
その中の一人。

結婚していたので毎年、宛名は連名で出していた。
相手も同じ会社の人だったから。

去年、毎年来ていたハガキが来なくておかしいなあと思っていた。
そういうの、きちんと出す子だと思ったから。
何かあったのかな・・・ なんて思っていた。

まあこれは私の思い過ごしで、ただ忙しかったのだと思うけれど。
だけどこれがずっとひっかかっていたのだ。

今年。
やっぱりハガキは来なくて、6日になってやっと来た。


あれー うちはリストから外れたかな?


なんて思いながら(笑) ハガキを見ると案の定、


年賀状をありがとうございました


と書いてある。
ところが。
旦那さんの名前で来たのだ。
おまけにコメントが、


一人の正月です


って・・・ アナタ・・・ まさか(笑)
笑っている場合じゃない。
離婚 の二文字が私の頭に浮かんだ。

でも・・・ この書き方。
奥さんが今年は実家に帰って一人のお正月です、ともとれる。
聞く訳にも行かないし、でも気になるし・・・ ちょっとパニくった私。

そしてその翌日。
奥さんから別にハガキが来たのをポストから取って発見。
ああ、決まりだと・・・。

離婚だわね。

ハガキには、 


色々あって、自立の道を選びました


と書いてあった。
うーむ うーむ うーむ。

だけど、私の心の中では驚きよりも不謹慎ながら


やっぱり・・・ あああ


という思いがあった。
問題は旦那だった。
この旦那・・・ 独身の頃から色んな女性に手を出していた。
だから私の可愛がっていた後輩から、レストランで 結婚します とニコニコと
報告された時の私のもの凄い驚き、そして動揺は察していただけるでしょうか?(笑)


おぃ、ちょっと待て  私の可愛い後輩があの、あの男と!? 


うあー、どうしよう   彼女は知らないの?


こんな思いが私の頭の中で、何周もぐるぐるぐると回っていたのだった。

そして報告のあった翌日、いつも飲む仲間・・・ つまり同じ課や隣の課の男性達と
その話をした。
状況を知っている数人の女性もいた。

皆、結婚報告を聞いていてやはり、頭の中はぐるぐるだったらしい。
その男性が女性に だらしない 事、いい年なのに短気で子供っぽい事、
飽きっぽい事、色々と知っているし気付いているのだ。
どうしようか・・・。

結婚するのはとても人気者の、可愛い後輩だ。
真面目で、一途で、だからこそ言えない。
結婚するのだとウキウキのるんるんな彼女に、それをぶち壊す様な事を誰が言えようか。

結局、みんな黙っている事にした。


彼女の愛の力で、彼も落ち着くに違いない


と言う、強引な結論に持って行ったのだった。
いや、でもそれは兆しがあったので強引でもないかな。

今思えば結果論だけど。
あの時、一言言えば良かったのだろうか。

いやいや、これはどうすることも出来ない。
その一言は重すぎて、人の人生を変えてしまうものだし。


二枚の年賀状から、私はこんな記憶を蘇らせていた。


・・・時間が経ったら後輩に手紙を書いてみようっと。



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