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「千葉ロッテばんざい」

新しい「野球論」を、みんなでつくろう。

パリーグのちから

2005-11-01 00:16:01 | 野球活性案
パリーグのちから

1993年にFA制度とドラフト逆指名制度が同時に導入された時、人気リーグに有力新人が集中し、セ・パの戦力不均衡化が危惧された。

またFAで他リーグへ移籍した選手は、セからパは、2人。パからセは、10人。
さらに野茂英雄・伊良部秀輝・イチロー・松井稼頭央・井口資仁ら、パを代表するスター選手がメジャーに渡った。

パリーグは、それらの穴を埋めるスカウティングと育成。

豊富な資金力で有力新人を獲得した1時期のダイエーを除き、地道なチーム作りがパリーグで行われ、各球団のチーム力を向上させた。

パリーグ代表は、日本シリーズに3連勝した。

日本シリーズ3連覇以上は、過去6度あるが、3球団による3連覇は、初の快挙だ。
今季のロッテ・阪神の日本シリーズは、ロッテの大差勝利となり、スケジュール不均衡が原因だという評論家もいる。

レギュラーシーズンのデータを中心に考えれば、阪神有利と考えられるが、その考え方は、一面的だと思う。

リーグ戦であるから、チームや選手の記録は、相手チームの実力によって決まる。

パリーグには、私が思う日本一のソフトバンクがある。千葉ロッテは、ソフトバンクや実績のある西武に鍛えられ実力をアップしてきた。

10-0.10-1.10-1と大差の3連勝しているが、阪神タイガースの強力打線を考えれば、チーム全体が全力でプレーしなければ、逆転される可能性があった。

バレンタイン監督が言っているように、それぞれの試合が苦しかった試合だったと思う。

選手がたちが最後まで集中力を持って試合を作った結果だと思う。

スケジュールの不利は、はじめから分かっていたわけだし、野球のプロであれば、不利な条件を克服する工夫ができなければならない。

阪神タイガースは余裕を持ちすぎたのではないか。

ナイター試合の練習をしてきたのか?昨年の中日はどうだったのか検証したのか?勝つための努力が新聞報道からは、見えなかった。

スケジュールの調整する必要はあると思いますが、それだけで今季の日本シリーズを考えないでほしい。