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「千葉ロッテばんざい」

新しい「野球論」を、みんなでつくろう。

2試合連続のサヨナラ    

2006-08-07 17:36:29 | M野球

2試合連続のサヨナラ    8.7.サンケイスポーツ(概略)

8.6.千葉ロッテ1x-0ソフトバンク、16回戦、ソフトバンク11勝5敗・・・・・2試合連続のサヨナラ勝ち。

0-0で迎えた九回一死満塁で、サブローに対する馬原の4球目が暴投となった。5月14日の広島戦(千葉マリン)でもサヨナラの押し出し四球を選んでいるサブローは「こういう場面でのツキがあるんですかね」と照れ笑い。

一方、バレンタイン監督は「いいスイングをしていたから、投手が力んだのだろう」と感心していた。

劇的な勝利を運んだのは20歳、成瀬善久の左腕だった。「0点に抑えていれば負けない」の言葉通り7回まで5安打無失点。

6回には松中に2―3から6球ファウルで粘られたが、最後はスライダーで右飛に打ち取った。味方の援護がないまま降板し4勝目こそならなかったが「ここ何試合かではよかった。逆球も少なかった」と胸を張った。

この日は母校・横浜高が甲子園の初戦で大阪桐蔭に敗退。自身も03年センバツで準優勝したとあって、スポーツドリンクを差し入れた。

味方の攻撃中にロッカー室に入るとちょうどゲームセットの瞬間。涙に暮れる後輩たちの姿に動揺しかけたが「集中していたので」と気持ちを切らさなかった。

後輩たちの夏は終わったが、成瀬は千葉マリンのマウンドで横浜魂を見せつけた。

<感想>

成瀬善久の好投を、藤田宗一・薮田安彦でささえソフトバンクを完封。
ようやく千葉ロッテらしい戦いが始まった。

後は打線だ。タイムリー欠乏症をなおして欲しい。

8月は、1位・2位の西武・ソフトバンクとの対戦を。3勝3敗。
期待できるぞ・・・・。

パスクチがサヨナラ本塁打

2006-08-06 02:15:24 | M野球

パスクチがサヨナラ本塁打 8.5.サンケイスポーツ(概略)

8.5.千葉ロッテ3x-2ソフトバンク=延長十回、15回戦、ソフトバンク11勝4敗

198センチ、113キロの巨体が、ナインの歓喜の渦にのみ込まれた。延長十回に飛び出した代打サヨナラ本塁打。パスクチは「最高にうれしい。最高のスイングができた」と声を上ずらせた。

一死走者なし。ベニーの右ひざ痛に伴い7月16日から1軍に昇格したが、出場6試合で16打数2安打の11三振。打率は身長と同じ数字(1割9分8厘)に落ち込んだ。

だが、打席に入る時には「自分の打撃だけを心掛けた。」カウント2-2からの5球目。狙い球に絞った直球を右翼席へ押し込み、バレンタイン監督は「1発で試合を決める潜在能力を発揮した」

負けていれば、最大13あった貯金が消えてしまうところだった。「まだまだプレーオフに進出できる。決してあきらめない。」パスクチの一声が、観客のさらなる絶叫を呼んだ。

千葉ロッテが今季7度目のサヨナラ勝ち、このカードの連敗を5で止めた。神田義英は3年ぶりの勝利。

 ソフトバンクの連勝は3で止まり、首位の座を西武に明け渡した。

<感想>

応援に行った。
感じたことは、もちろん、パスクチのサヨナラも印象的であった。しかし明日からの試合に大きな意味を持ったことは、

①予想通りであった、久保康友が2点に、強力ソフトバンク打線を抑えたこと。
②薮田安彦が帰ってきた。今日はしっかりと抑えてくれた。
③薮田安彦が後ろに控えていると言うことか、藤田宗一も好投してくれた。
④地味だが、ここ数試合中継ぎとして、成績を上げてきた神田義英の好投も光っていた。今日は、3年ぶりの勝利らしい。

⑤と言うことは、投手陣がほぼ整備されたと言うことか。・・・8月反攻のはじまりの予感。

打線について、相変わらず三振が多い。11三振。
何とかならないの・・・?


渡辺俊介2カ月以上白星なし   

2006-08-05 01:39:44 | M野球

渡辺俊介2カ月以上白星なし   サンケイスポーツ(概略)

8.4.千葉ロッテ0-1ソフトバンク、14回戦、ソフトバンク11勝3敗・・・九回一死二、三塁から連続三振の幕切れに「無得点では勝つことはできない」とバレンタイン監督。

相手の3安打を上回る8安打も実らず、「渡辺俊介に勝利をつけたかった」と顔をしかめた。

5月28日を最後に白星から遠ざかる渡辺俊は味方打線のことには触れず、「先に点を与えたのがミス」と自分を責めた。

しかし、六回以降はリズムを取り戻して無安打で切り抜けており、サブマリンは「緩急も含めて投球に幅ができてきた」と次回登板での雪辱を期していた。

◆ロッテ・井上投手コーチ(渡辺俊に)
「よくなってきている。投手陣が、貧打で波に乗れない? それは関係ない」

<感想>
今日の渡辺俊介の復活で、先発投手陣はすべて、好投できるようになった。
攻撃陣の奮起を期待したい。

数字のことは分からないが、空振り三振が多い感じがする。
よく言えば、思いっきりが良い。しかし応援している方からすると・・・・少し空しい。

西岡剛のバントの構えも、相手投手に影響力が弱くなった。
バントしないからだと思う。

タイムリー欠乏症は、どうしたら良いの?
外野守備補強で、大塚明・サブロー先発していることはよいが・・・この2人は、今季三振が多い。

<資料>三振率

福浦和也・・・・・0.117
西岡剛・・・・・0.145
ベニー・・・・・0.174
今江敏晃・・・・・0.128
里崎智也・・・・・0.260
サブロー・・・・・0.262
大塚明・・・・・0.264
現在本塁打王・・小笠原(日本ハム)・・・・・0.175
現在・打点王・・ズレータ(ソフトバンク)・・・・・0.239
現在打率王・・松中(ソフトバンク)・・・・・0.088

千葉ロッテの三振率は、0.211・・・5人に1人が三振していることになる。
西武・・・・・0.196
ソフトバンク・・・・・0.198
日本ハム・・・・・0.192
中日・・・・・0.179
巨人・・・・・0.198
あの巨人より高い。

三振の多い試合は、相手投手を調子づけさせる→それで打てない。
雑な試合に見える。選手個人の工夫が足りないようにに見える。


ロッテ自力1位消えた   

2006-08-04 11:47:16 | M野球

ロッテ自力1位消えた   8.4.スポーツニッポン(概略)

拙守に拙攻で逆転負け。先発・小野が初回の1点を守ってきたが、同点とされた7回2死一塁で、右前への飛球をパスクチが後逸(記録は二塁打)。

これで勝ち越し点を許すと、打線も新人・松永を攻略し切れず11安打で2点しか奪えなかった。

バレンタイン監督は試合後、自力でのレギュラーシーズン1位通過が消えたことに「その考え方が現実的ではない」とイライラを隠せず「そんな質問ばかりするなら、どうぞ出ていってください」と今季初めて会見を途中で打ち切った。


●7回2失点ながらも6敗目の小野晋吾。

<感想>

がっかり・・・。

今季は中継ぎ・抑え陣の崩壊がチーム低迷の要因の一つに挙げられよう。

最近ようやく先発陣が充実し始めたが、タイムリー欠乏症の打線が、投手陣にプレーしゃーを与え、中継ぎ・抑え陣が打たれての敗戦が多い。

ポイントは、外野守備陣の立て直しが必要だと思う。

昨季は、サブロー・大塚明が固い外野守備を誇っていたが、今季目立つのは、パスクチ・ワトソンなどの守備が、投手陣の足を引っ張っているようだ。

長距離砲不足のため起用するのであろうが・・・・打率は低い上に、タイムリーエラーが多い。

球場で見ていると、エラーにならない守備も見られる。

しかしあせってはならない、自力首位不可能?こんな報道は、データ主義者の発想だ。

戦う千葉ロッテとそのファンは、まだまだこれからと思っている。
接戦における好守は、ホームランに値する。

小林雅最速30セーブ 

2006-08-03 10:14:51 | M野球

小林雅最速30セーブ  8.3.サンケイスポーツ(概略)

8.2.千葉ロッテ3-1西武、12回戦、西武8勝4敗・・・・・苦しみ抜いての記録達成だ。小林雅英が2点リードの九回に登板し、3人でピシャリ。シーズン30セーブを達成した。

昨季(8月5日)の中日・岩瀬を上回る“史上最速”のペースで、チームを勝利に導いた。

「(30セーブに)届いたんだ。みんなのおかげですね。」節目の記録に自然と笑みがこぼれる。

チーム95試合目の到達も、83年の江夏(日本ハム)と98年の大塚(近鉄)の102試合目を上回る記録となった。

今季はシーズン当初から好調を維持した。交流戦ではMVPを受賞。前半戦終了時の防御率は、0・71と抜群の安定感を見せていた。

しかし、後半戦に入ってからはこの試合まで4戦連続で失点。3試合で救援失敗していた。

「どの選手にもスランプはある。それに陥っていたが、これで脱出してくれるだろう」とバレンタイン監督。打たれても使い続けてくれた監督の期待に応える“メモリアルセーブ”だった。


ウイニングボールは、先発の小林宏之に手渡した。まだ通過点だから-。200セーブまであと『4』。守護神の記録ラッシュが、4位に低迷する前年王者を救う。

■データBOX

小林雅英が今季30セーブ(S)目を挙げた。チーム95試合目での到達は98年の横浜・佐々木の83試合目に次ぎ、97年の中日・宣と並ぶ2番目のスピード。

パ・リーグでは83年の日本ハム・江夏と98年の近鉄・大塚(現レンジャーズ)の102試合目を更新。「到達日」では昨年の中日・岩瀬の8月5日を抜く“史上最速”となった。

また小林雅英は、2001-03年に次いで4度目のシーズン30S以上で、これはヤクルト・高津(99、01-03年)と並ぶ最多回数。

<感想>

この記録は素晴らしいことであるが、小林雅英1人のものではない、バレンタイン監督の監督術のすごさが表現されている。

前日の西武戦では、清水直行の好投を、ムダにしてしまった。
同点の9回の登板で、タイムリーと満塁ホームランの4点を与えてしまった。

普通の監督なら、避けるであろうが、バレンタイン監督は、その翌日も、9回には小林雅英を登板させている。

この作戦は、終盤戦を見越したさい配だと思う。

上位進出のためには、小林雅英が必要だからだ。
私ファンとしては、先頭打者にヒットや四球を与える癖は、なくして欲しい。
あれがある限り、我々ファンは、小林雅英を信頼できない。

しかし、こんな声を気にせずに毎試合登板して、セーブを稼いで欲しい。


投打かみ合うロッテ   

2006-08-03 07:21:30 | M野球

投打かみ合うロッテ   8.2.サンケイスポーツ(概略)

8.2.千葉ロッテ3-1西武、12回戦、西武8勝4敗・・・・千葉ロッテナインは誰もが必死だった。

0-1の四回に同点ソロを放った里崎智也は「きょうは絶対に負けられなかった。」

小林宏之は一回に先制を許したものの、降板した八回途中まで追加点を許さない粘りを見せた。

打線は松坂から3点をもぎ取って逆転。投打がかみ合って接戦を制した。
サブローは「このあとの4試合で今年の順位が決まってしまう。全部勝つつもりでやりたい」と必勝を誓った。

●サブロー弾で勝ち越し!
サブローが五回、左翼席最前列に8号勝ち越しソロ。値千金の一打に「理想のバッティングができました」と自画自賛した。

七回には中堅からのレーザービームで同点を阻止。攻守で球場を沸かせた。この日はサブローにとって結婚記念日。

「家族も来ていますから」と昨年に続き2年連続での記念日のお立ち台に満足げだった。

<感想>
8月1日西武戦は、負けたが、8月攻勢の始まりを予感させる試合だった。
西岡剛・今江敏晃・里崎智也・サブロー・・・ようやく昨季のヒーロー達が目覚めたようだ。

つなぎの野球で戦っているが、タイムリー欠乏症のところ、ホームランがでた。
ロッテばんざいが、心配していた外野守備を固めた結果だと思う。

今季の日ハムの好調さは、森本・新庄・稲葉の外野守備の充実だと言われている。
イチロー君のような、レーザービームは、走者に恐怖を与え、進塁を阻止し、味方投手には安心感を与えている。

今季の千葉ロッテ・序盤戦から中盤中盤の外野は、好守サブロー・大塚明の絶不調のため、守備不安定なフランコ・ベニーであった。

ベニーの怪我・不出場とサブローの復調で、外野守備が充実した結果だと思う。
心配は、ライトワトソンだけとなった。

ワトソンは、長距離打者のため先発させているが、里崎智也・今江敏晃・サブローなどが調子を上げてくれば、大松尚逸など若手と変わってもらうことになるかな・・・。

ワトソン・・・がんばって欲しい。
今週は西武・ソフトバンク戦だ。ここで踏ん張れ千葉ロッテ。

好投黒木・最速144キロ 

2006-07-31 04:04:11 | M野球
好投黒木・最速144キロ   7.31.サンケイスポーツ(概略)

7.30.オリックス2-1千葉ロッテ、13回戦、オリックス8勝5敗・・・・千葉ロッテは敗れたものの、黒木知宏がプロ12年目で初セーブを挙げた28日に続いて好投。

黒木知宏、「後がないと思って腹をくくってやっている」との言葉通りに気迫を込めた。

1-2の七回無死一塁から登板。バントで走者を進められたが、谷を新球シュートで追い込んで中飛、下山は変化球3球で三振に。八回も併殺で無失点でしのいだ。

幾多の故障に泣いてきた右腕は「モデルチェンジした」と速球派から技巧派への転向に活路を探る。

それでも直球は144キロを記録。背水の32歳が中継ぎ陣を底上げしそうだ。

<感想>

黒木知宏の本格復帰だ。

昨季、序盤戦・千葉ロッテは、先発6人衆が絶好調でスタート。
ファーム調整の黒木知宏は、バレンタイン監督に、中継ぎ出場を直訴。

バレンタイン監督は、「君は先発投手だ。」といって拒否した。
黒木知宏は、ファームで黙々と調整・・・・。

我々ファンは、黒木知宏は、もう過去の人と思ってきたが、ひょっとすると、優勝決定後かに引退記念登板があるのかと考えていた。

しかしバレンタイン監督は、我々を裏切ってくれた。あのエースのジョーを、優勝決定の重要時期に、先発で使った。

黒木知宏は、バレンタイン監督の期待に応えた。成績は、2勝1敗。防御率4.58.成績以上のパワーをチームに与えた。

黒木知宏は、バレンタイン監督が、1995年千葉ロッテの監督をした年の新人選手だ。20試合登板・5勝7敗。防御率3.71であった。

しかし日本を去ったバレンタイン監督は、黒木の「ジョニー伝説」・・・活躍を知っていた。

我々ファンは、昨季の優勝もうれしかったが、黒木知宏登板は、同じように、心に残った。

黒木知宏は今季、昨年以上にがんばってくれると、思っていたら、再びファーム、今年こそ引退登板・・・?

バレンタイン監督は、低迷中の千葉ロッテに「喝」・・・黒木知宏をあの思い出のマウンドに登板させた。
・・・・・・・。

そして、成瀬善久は、7回1死までを2点に抑えた。
昨日の敗戦は、投手陣にとって大きな意味のある試合であったと思う。

成瀬善久・・・黒木知宏にに負けるな

千葉ロッテ打撃陣に新しい伝説が欲しい。
8月は、本拠地スタートだ。

ロッテ連勝、久保7勝

2006-07-29 22:23:18 | M野球
ロッテ連勝、久保7勝 7.29.スポーツ報知(概略)

7.29.オリックス3―5千葉ロッテ・・・ ロッテが連勝。

2―2の5回に代田建紀の適時打で勝ち越すと、7回に青野毅の犠飛とサブローの適時打で2点を奪い突き放した。

先発の久保康友は毎回安打を許したが、6回2失点にまとめて6月15日以来の7勝目。オリックスは3連敗。

<感想>

久保康友も復活・・・・。連勝はうれしいが、問題は小林雅英だ。
9回裏・・・・TOPバッター・大西・・・センター前ヒット。無死1塁。
村松・・・セカンドゴロ→2塁フォースアウト。1死1塁。
北川・・・タイムリー2塁打。5対3.1死2塁。
清原・・・三振。2死2塁。
中村・・・三振。

この試合も小林雅英は、1失点した。

今季の小林雅英は、TOPバッターをヒットか四球で出塁させている試合を見かける。3人で完封して欲しい。

1点取った相手チームに、明日もがんばろうと言うイメージを与えてしまった。
今季も千葉ロッテの連勝ができないのは、こんなところにあるのだと思う。

明日は、成瀬善久・・・。がんばってくれ・・・。

黒木復活12年目の初セーブ  

2006-07-29 10:23:16 | M野球
黒木復活12年目の初セーブ  7.29.スポーツニッポン(概略)

7.28.千葉ロッテ4-3オリックス・・・涙の神戸で、ジョニーが笑った。ロッテ・黒木知宏が、1点リードの延長12回に登板し、プロ12年目で初セーブを挙げた。

スカイマークスタジアムは98年7月7日(当時グリーンスタジアム神戸)の9回、チームの連敗を16でストップする目前で同点2ランを浴び号泣した因縁の球場。チームの連敗を5で止めたジョニーが自らの復活も同時に告げた。

勝利の瞬間をマウンドで立ち会えた。延長12回2死一塁。黒木は一塁送球のアウトを見届けると、少しだけ天を仰いだ。

 「僕には結果がすべてなんですよ。だから、結果が出て良かった。」プロ12年目の初セーブ。ただ黒木がいう“結果”とは単にセーブを指すのではなかろう。

「何しろ僕には後がありませんから。何でもいい。結果が欲しいんです。」右肩痛をはじめ度重なる故障との闘い。野球生命に魂を懸けてきた。

出番は最後の最後。1点勝ち越した延長12回裏1死から8番目の投手として呼ばれた。ブルペンではエースと呼ばれた昔を知る小宮山悟から背中を押された。

左翼席を埋めたファンの歓声も後押ししてくれた。「ファームでもリリーフとして調整していた。でも実際、投げるところなんてどこでもいいんです。」

今季は開幕1軍ながら、1試合の敗戦処理で2軍降格。6月の1軍再昇格も4日間だけだった。

まず塩崎をシュートで遊ゴロ。下山にはスライダーを連投して中前に運ばれた。代打・的山への初球。初めて直球を投げた。ファウル。

球速表示は139キロ。また直球。またファウル。昔の剛球は姿を消しても、141キロの表示に左翼席がわいた。

追い込んでからスライダーで勝負し遊ゴロにとった。投球術である。

勝利の瞬間、見上げた神戸の夜空にあの悪夢が映っていただろうか。98年七夕の夜。勝利目前の9回2死からプリアムに同点2ランを浴び、マウンドにうずくまり号泣した。

プロ野球ワーストの17連敗。日本最弱と呼ばれた千葉ロッテで孤高に闘った黒木知宏は、強くなったチームでよみがえった。因縁の神戸で見せた復活劇だった。

 引退や解雇と背中合わせの日々にはもう慣れた。静かに言った「覚悟してやります」に凄みがあった。

●青野 また劇弾・・・・激闘にケリをつけたのは青野毅だった。延長12回2死から大久保の外角寄り速球を左翼席に決勝の3号ソロ。

凡退なら勝ちがなくなる崖っ縁での一撃に「カウントが良かった(1―3)ので、真っすぐに絞って思い切って振った。」過去2本塁打はともに満塁弾。

まさに劇的弾の男は「チャンスだと集中力が高まるし、きょうは9回のチャンスで凡退していたので、絶対打ちたかった」と胸を張った。

<感想>

ジョニーが帰ってきた。うれしいーーー。
ここから終盤リーグが開幕だ。
黒木知宏は、今でもミスターロッテ。

寂しいのは、小林雅英。昨季からあの剛速球は打たれている。
今季も負け投手にはなっていなかったが、3者凡退は比較的少ない。

先頭打者をヒットや四球で出す場面をよく見かける。結果オーライの野球は止めて欲しい。

昨季の救援ミスを球団から指摘されたが、大幅年俸アップを主張し、時間切れで球団が主張を認めた。

その責任は、果たせているのか・・・・?
昨季はファンは小林雅英に期待していたが、今季序盤は8回好投中の薮田安彦の続投の声がスタンドでささやかれた。

しかしバレンタイン監督は、小林雅英を使っている。これからも使っていくであろう。

今季は、打線の爆発が見られない・・・・1~2点差の登板は、小林雅英にとって苦しいと思うが、それなりにがんばって欲しい。

低迷千葉ロッテにあって、闘志ををむき出しで戦っていた黒木知宏が、悔し涙をながしたあの時の苦しさを知っている小宮山悟の一言も、千葉ロッテ野球の一面を表現している。

あの時を知っている選手は、初芝清は引退したが、黒木知宏・小宮山悟・藤田宗一・堀幸一・福浦和也・諸積兼司・大塚明・サブローくらいであろう。

黒木知宏の復活で、彼らも燃えるであろう。

エース・ジョニー・黒木知宏は、千葉ロッテの中心に存在する。
あの神戸グリーンスタジアムで黒木知宏が泣いた後の18連敗と連敗ストップの現場体験は、これからも忘れられない。

今回は、青野毅のホームランと黒木知宏の雄叫びと涙は、これからの千葉ロッテの快進撃を予感させる。


マウンドで涙する悔しさ・・・それは我々ファンの気持ちを代弁している。
千葉ロッテの守護神・小林雅英にも黒木知宏の涙を理解して欲しい。




ズレータ逆転サヨナラ3連勝

2006-07-28 00:16:03 | M野球

ズレータ逆転サヨナラ3連勝  7.27.サンケイスポーツ(概略)

7.27.ソフトバンク2x-1千葉ロッテ、13回戦、ソフトバンク10勝3敗・・・・ズレータは今季無敗の守護神、小林雅英の速球に狙いを定めた。

「彼のベストピッチだし、余計なことを考えずに打つ」。初球。狙い通りの球を打ち返す。力強いライナーが左翼席に伸び、千葉ロッテ3連戦3連勝とする逆転サヨナラ2ランとなった。ヘルメットを放り投げた背番号42は、本塁で待つ仲間の歓喜の輪に包まれた。

「最後まであきらめない試合をできたのがうれしい。それぞれの選手が責任を果たし、とてもいい野球をしている」。後半戦最初のカードを最高の形で終えた。ズレータはファンの大声援に興奮が収まらなかった。

5日に休養を打ち明けるまで、手術が控えているそぶりすら見せなかった王監督に心を打たれた。

「66歳の監督があそこまで頑張ったのだから、31歳の僕が頑張らないでどうする、という気持ちだった」。リーグトップの65打点、同2位の20本塁打。

ただ、暴行による10試合の出場停止もあった。今季の成績には納得していなかった。

思い通りの打撃ができない中で放った会心の一発。「監督もベッドで勝利を喜んでくれたと思う」と大男は微笑を浮かべた。

<感想>

小林雅英・・・またか。

昨季から、小林雅英は、よく打たれている。今季は、打たれても負けない。
しかし、今日も打たれて敗戦投手になってしまった。・・・残念。

それより、8回1死まで完封の小野晋吾の好投を評価したい。

勝利できていないが、これからの活躍を期待できる投手は、小林宏之・小野晋吾・成瀬善久・久保康友。

清水直行と渡辺俊介は今季、集中力が欠けているように見える。
先発投手が6人と言うことは、登板間隔が長すぎるのか?

WBCの疲労感がとれないのか?などいろいろ考えられるが、バレンタイン監督は、先発ローテーションは、守っている。今回渡辺俊介を、ソフトバンク戦を外した。

これからは、対戦相手を考慮して先発させるのだろう。

打線はまた、タイムリー欠乏症にかかっているようだ。

結果論で言うのではないが、昨季の終盤にあったチーム打撃術が見られない。
1人1人でがんばっているのは分かるが、選手同士のコミュニケーションが、欠けているような気がする。

思い出せ・・・チーム打撃を。
昨季の日本シリーズ・・・阪神井川投手から、先頭打者・西岡剛は、「簡単には打てない、球数を投げさせよう。」と、ボールに食らいついた。

7球をファールして、井川投手に11球投げさせた。
2番今江敏晃は、井川のストライクを取りに来たチェンジアップを振り切る。
打球は左中間スタンドに飛び込む先制ホームラン。

今江敏晃は振り返る・「あれだけ西岡剛が粘ってくれると、相手がいらいらしているのが伝わってくるし、考える<間>ができてずいぶん助かりました。」

我々ファンは、選手同士がコミュニケートしているプレーを待っている。
最近の千葉ロッテのプレーに、それが見られない。

気になる場面①西岡剛の盗塁失敗。
②里崎智也の三振。多すぎると思いませんか?
今季の西岡剛や里崎智也は、レギュラーで毎試合出ている。

昨季のように、休んで野球を考える時が必要なのではないのか。
この2人のプレーは、慎重さに欠けているようだ。

昨季のように休み明けの「気迫」見えない・・・。お願いします。