脳腫瘍に負けない!!闇を抜けて君に幸あれ 

48歳で脳腫瘍を発病したパパを応援する妻、ちぇぶの日記です。

新年早々

2006-05-14 00:28:36 | 今までのこと
この頃ちょうど年の瀬で、年末年始は病院も手薄になるし、年末年始は家族で過ごして年が明けて病院が正常に動き出す頃入院しようということに決まりました。
家族でのんびり過ごした大晦日、元日、それぞれの実家にも遊びに行きました。年が明けたら大手術ってわかっていながら年賀状を書くのはとても難しくて困りました。
パパは初発の痙攣発作以外何の自覚症状もありませんでした。
頭痛なんて一回もないし、体中何処にも違和感はありませんでした。
恐ろしい病名と、目の前にいる以前となんら変わりの無いパパを結びつけることができなくて、どこかから誰か「ドッキリカメラでした~~」なんて出てくるんじゃないかと思うほどでした。
それでもMRIを見れば白く写るものがあり、このまま放置すれば命にかかわる。
まあ私もパパも腫瘍を取れば治ると思っていたのでこの頃の我が家はいつも通りだったんですけどね。

さあ入院です。
今度入院したら、家から遠いので子供達はパパとなかなか会えなくなります。
3年生の息子が聞きました。
「パパは何日で帰って来るの?」
この質問には困りました。
「パパの頭の中に出来たおできをキレイに取ってもらったらね。」
そう答えるのが精一杯でした。
中1の娘は、私達夫婦の会話や私と実家の母の電話での会話などを
耳を澄まして聞き、ただ何も言わずにわたし達を見つめている。
という感じでした。病気の事を聞いてくることはありませんでした。
恐らく何が起こっているかわからないけど、良くないことがおこっていることは
感じ、知りたいけど知るのが怖いそんな感じだったんだと思います。
当時反抗期に差し掛かり、目つきもきつくなっていた娘が、
パタリと反抗するのをやめました。

子供達にどう伝えればいいのか、それも私たちにとっては大きな課題でした。
私たちもこの頃はまだ事態を把握しきれていなかったのです。
子供達にいらない不安を与えてはいけない。不安を与えずに現実を理解してもらうにはどうすればいいのか、年齢にあわせて納得できるよう話し、
「パパを応援するために私達家族は普段どおりの生活をいつもと変わらず続けよう」と決めました。




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